人気コスメやブランドのヒットの理由を編集長が根掘り葉掘りする連載、「最新美容の裏側『ここだけの話』」。今回は、アルソア本社(山梨県・小淵沢)に注目。

第5回
最新美容の裏側「ここだけの話」
non-no編集部、MORE編集部を経て、2009年よりMAQUIA編集部に。「美容=人生」をモットーに、日々おもしろネタを探索中!

アルソア 総合企画 マネージャー
山中 愛さん
2012年アルソア入社。2024年よりアルソアグループ全体の広告PRを担当する。
今月のPICKUP
アルソア本社
(山梨県・小淵沢)
体の内側が整ってこそ真の健康と美しさが生まれる。
ブランド理念を体現する小淵沢にあるアルソアの本社へ
創立時の1972年から50年以上愛されている“黒い石けん”でおなじみのアルソア。ブランドのこだわりと美容理念を知ることができる山梨県・小淵沢のアルソア本社へ行ってきました。ここはアルソアが創立時より提唱する「心・体・肌」の健康「三健の精神」のもと、「人と自然との調和の中に、真の健康と幸福を創る」という理念が体現された場所。まさに自然と共存した美容感度が上がる場所でした!

\ここがすごい1/
南アルプスを一望できる
ミュージアムのような社屋には研究所も完備
“自然との調和”を企業理念に掲げるアルソアは、1998年に東京の渋谷から本社を小淵沢へ移転。「自然が豊か、長野県の弊社工場が近いというのもありましたが、日本のほぼ真ん中に位置しているこの地から世界へ情報を発信していきたいという思いもありました。また本社社屋は、社員が本物に触れ、審美眼を磨けるようにと、イタリアの建築家マリオ・ベリーニ氏の手によってデザインされています」(山中さん)。社屋には、オフィスだけでなく、研修室やサロン、ホール、研究所も併設。南アルプスを一望できる中庭は、社員の憩いの場としてはもちろん、地域の方を招いてイベントなども開催されているそう。


\ここがすごい2/
発酵飲料「アルソア 酵素」の原料となる野菜は
国産・農薬不使用にとことんこだわる!
アルソアのもう1つの顔が、1981年から作り続けている「アルソア 酵素」。その材料となるのが国産・農薬不使用の野菜。「皮や根などを取り除かずにすべていただくことで、素材の持つ栄養を余すことなく摂り入れることができるという考えのもと、自社農園レインボーファームで農薬を使用せずに栽培をしています」(山中さん)。無農薬だから虫食いが当たり前と思いきや、こちらの野菜はとってもきれい! 虫が居ようが、菌が居ようが、自身の免疫力で身を守れる野菜だからだそう。目からウロコでした。


広大な自社農園も!
農薬を使用しないだけでなく、アルソアならではの栄養豊富な野菜を作るために試行錯誤を続けて栽培。その甲斐があり本当においしい。そんな新鮮な食材は、女神の森 シンフォニアガーデン内にある カフェ&ダイニング「奏樹」でいただけます!


約20種の野菜や野草、海藻など多様な成分をバランスよく配合。さらりとした飲み口で毎日続けやすい。腸活におすすめ!アルソア 酵素 500ml ¥10800/アルソア
\ここがすごい3/
スキンケアで大切なことは「洗う」こと。
肌本来の力を活かすために生まれたクイーンシルバーの先見性
肌本来の力を活かすために生まれた“黒い石けん”。「キメ細かく、弾力のある泡をつくりやすくする天然由来のミネラル(堆積岩・火成岩)に、メイクアップや皮脂などの汚れを吸着する炭、さらに保湿成分としてハチミツを配合しています」(山中さん)。保湿成分などを豊富に配合するために、熟練の職人技である“枠練り製法”で約70日間かけて作られているんですって。何より正しく泡立てたときのもっちりと弾力のある泡が本当に気持ちがいい。「肌が素に戻るってこういうことか」と納得しました。

キメ細かい弾力のある泡で、潤いを守りながら汚れを包み込むように落とす。アルソア クイーンシルバー 標準重量135g ¥4400/アルソア

正しい泡立て方
まずは手を洗ってから顔を素洗い。①石けんをぬるま湯にくぐらせ、手のひらで数回転がし、ぬるま湯を加えながら空気を含ませるように大きな泡を作る。②少し力を加え、キメ細かい泡に。③泡を手のひらに集めながらクリーム状になるまで泡立てを。ツノが立つまで泡立てて。
取材を終えて

自然と向き合い、真の健やかさを追求
今でこそ当たり前になった「心・体・肌」の健康を、50年以上前から提唱していた先見性に脱帽! 企業理念を実現するために野菜(原料)作りから研究、そしてライフスタイルまでを真摯に突き詰めている姿が印象的でした。
MAQUIA 2月号
撮影/土佐麻理子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/伊藤かおり(MAQUIA)
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公開日: