持田あきPresents #ワイはコスメが好き ～顔立ちを引き締める骨格造形コスメ【連載第12回】

「ワイは顔にも絵を描きたいんや～！」と語る人気漫画家・持田あき先生が、その深すぎるコスメ愛を絵と文字で綴るイラストエッセイ連載。

12回目となる今回は、肌と骨格をスマートに操作するシェーディングメイクのお話。ちょっとした陰影を足すだけで、膨張感のないすっきりとした顔印象が手に入るのだそう。

「以前はメイクといえば『カラフル・キラキラ・キレイな色』だったのですが、メイク愛が深くなるほど興味の対象が、キレイな素肌と、立体的な骨格へとシフトしていったんです」という持田先生。今探求しているのは？「顔に美しい影を宿すこと。大人ともなれば肌のコンディションのみならず、疲れやむくみで骨格印象まで変わってしまうんです。私はむくみが出やすいので、『今日は目が腫れぼったいから眉下に陰影をつけてみよう』と、毎日自分に話しかけるようにメイクしています。顔が膨張するとテンションがダダ下がりしてしまうので、毎朝の儀式的なプロセスですね」

3色のパウダーが混ざり合い、さりげない美影を演出。「漫画の作画でもそうですが、影をつけすぎるとゴツく見えたり浮いてしまったりして可愛くならないのですが、これはその悩みから解放させてくれた名品。とにかくつきすぎず、狙った通りにふんわりついてくれます。色味も顔色が悪くならず、優しい女性の雰囲気で素敵♡」

ツヤと血色をプラスして、生き生きとした表情を引き出してくれる。「ずっと愛用していますが本当に絶妙な触感…！ 私は肌の油分でメイクが崩れがちなのですが、これは肌に乗せた瞬間サラッと伸びてしっかりフィット。それでいてパリパリ乾燥したりしない、感動的なハイライト&シェーディング。ほんのり入ったラメもとても繊細で、顔をさりげなく立体的に見せてくれます。ヘルシーなメイクにしたい時に愛用」

ブラシにとって鼻筋にひとはけするだけで、鼻を高く見せてくれる魔法のようなパウダー。「一見難易度が高いかな？ と思ったのですが、使ってみたら簡単にスッと通った鼻筋が完成。メイクをする上で陰影がいかに大きく影響するかが如実に体感できるので、シェーディングをしたことがない方に是非試してほしい！」

「絵を塗る時って、よく考えたら色をつけるのはほぼ影の部分。ハイライトは仕上げにほんのりひとエッセンス、の気持ちで描いています。今回のハイライト＆シェーディングちゃんは、美影を生かした立体的な顔立ちで他のメイクはほとんどせず、アイライナーと赤リップだけで仕上げました」

取材・文／野崎千衣子