リンダー スターリング氏の回顧展となる「Linder: Goddess of the Mind」が開催中。京都での展示を経て、2026年6月25日より東京のシャネル・ネクサス・ホールへ巡回します。50年以上にわたる創作の軌跡をたどる貴重な展覧会をお見逃しなく。
イギリスを代表する現代アーティスト

What I Do To Please You I Do, 1981-2008
Photograph: birrer
Digital print from original negative on photographic paper
Courtesy of the artist and Modern Art © Linder
リンダー スターリング氏はイギリスで最も影響力がある、型破りな現代アーティストの一人。1970年代の英国パンクシーンから登場したリンダー氏は、写真やフォトモンタージュを大胆に用いた表現で注目されてきました。欲望や女性の身体に関する概念に挑戦し、アートや文化における女性像を今なお再定義し続けています。
50年以上にわたり制作されてきたフォトモンタージュは、発表当時と変わらず、切実で挑発的な力を放っています。
革新的な創作の軌跡をたどりながら代表作を紹介
本展は、シャネル・ネクサス・ホールがアーティスト本人と密接に協力しながら企画したもの。
ロンドンのヘイワード ギャラリーで開催された回顧展の流れを受け、英国アートシーンにおいて、フェミニズムの先駆者として独自の地位を築いてきたリンダー氏の軌跡を、代表作の数々とともに体感できます。
なかでも、1977年に発表されたシリーズ「Pretty Girls」では、成人向けグラビア誌の女性イメージを再文脈化。2012年の「The Principle of Totality」では、45点のモノクロのポートレートに口紅を引いた口元を重ねることで、“視線”の支配的な力と、女性像が構築され消費される様を浮かび上がらせています。
既存の枠組みにとらわれない、独創的なビジュアル表現
ハンナ ヘッヒ、マン レイといったダダイストの写真やフォトモンタージュ、さらにはシュルレアリストの夢幻的な世界観から影響を受けた、リンダー氏の独創的なビジュアル表現にも注目。
イメージを自由に組み替えながら、美しさや軽やかさ、ユーモアを交えて既存の枠組みに挑戦する姿勢は、時代を超えて多くの人々を惹きつけています。
【開催概要】
展覧会名:LINDER: GODDESS OF THE MIND
会期:2026年6月25日〜8月16日
開館時間:11:00〜19:00 (最終入場18:30)※イベント開催時は変更あり。詳細はシャネル・ネクサス・ホール公式サイトをご確認ください
入場無料・予約不要
会場:シャネル・ネクサス・ホール(中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング 4F)
主催:シャネル・ネクサス・ホール
●お問い合わせ
nexus.ginza@chanel.com
企画・構成・文/足立舞香(MAQUIA)
公開日:












































































