気力もキレイもむしばむ脳疲労。デジタル漬けで「余白がないな」と感じている人は要注意! 脳疲労をケアするルーティンを身につけて。
\オフの時間も余白を作れないあなたへ/
脳疲労を癒やす方法
\オフでもマルチタスク/
エディターおはぎ
仕事でマルチタスクを求められるためかオフの時間も詰め込みがち。眉間のシワと歯ぎしりに悩まされている。
こんな毎日を
送っていませんか?
デジタルのマルチタスク
ドラマで息抜きのはずが、出演俳優やロケ地などをスマホで検索。LINEのメッセージに気づき対応して…とかえってぐったり。
トイレでもスマホ
スマホを片時も手放せず、一心同体。トイレやお風呂に入っているときも、ゲーム、ドラマ、仕事の連絡等、スマホを触り続ける。
寝るときも音声を流す
いざ寝ようとしても、ネットから離れるのがどうにも寂しく、せめてもとラジオなどの音声を流してしまう。
本が読めない
SNSやLINE、メールが気になって集中力が続かず、本の文字を追い続けられない。長い文章を理解するのが困難。
起きても頭がすっきりしない
睡眠時間はそれなりに取ったはずなのに、頭がぼんやり。やる気がわかず、仕事に取りかかるまでに時間がかかる。
自然の中でもスマホ
休日、せっかく山、海、川で過ごしているのに、平日と同様にSNSやYouTubeをチェック。大自然に浸れない。
仕事を夜までダラダラ
仕事の優先順位がつけられず作業効率がダウン。メールの返信もおっくうで、結果夜まで仕事を引きずるハメに。
脳科学者
西 剛志先生
東京工業大学大学院生命情報専攻修了。博士号を取得後、特許庁を経て、うまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。
依存性が高いネット。
「気持ちいい」から、
スマホを見ずにはいられない
脳疲労はまじめな人、孤独を感じやすい人が陥りがちだと西先生。
「脳疲労の最大の原因はネットです。まじめでスケジュールを詰め込んでいる人、孤独を感じやすい人は、実は快楽を求めている。ネットで膨大な情報の中からひとつの情報を選択してクリックする行為は、実はものすごい快楽。ドーパミンが出るんです。ホテルで3タイプの朝食から選ぶより、ずらっとならんだビュッフェのほうが『アガる』のと一緒。しかしこれを続けていると、脳のある部分が疲労して萎縮が始まり、上のエディターおはぎさんのような状態に。脳疲労ケアは、もはや現代人に必須の知恵。ルーティンにすることで、仕事もプライベートも快適になり、美しさもアップします」
人生で成功をおさめるのに大事なのは、頭の良さや才能より性格の良さ。おとなしい性格が成功しやすいことを説く書。
MAQUIA 1月号
イラスト/腹肉ツヤ子 取材・文/小田ユイコ 構成/萩原有紀(MAQUIA)