毛穴診断

「毛穴」とひと口に言っても、その悩みはさまざま。そこで、毛穴の種類をはじめ、原因やスキンケア法を皮膚科医の山﨑まいこ先生が指南。正しい毛穴ケアでつるんとなめらかな肌を手に入れよう!

教えてくれたのは…
山﨑まいこ院長

まいこホリスティックスキンクリニック

山﨑まいこ院長

美容皮膚科医。西洋医学と酵素栄養学を融合させ、肌だけでなく身体の内側からのトータルな美しさを提案。多くの著名人や美容賢者が頼りにする駆け込み寺的存在。様々なアイテムの揃うECサイト「まいこホリスティックオンライン」の監修も務める。

Q毛穴が目立つ肌と目立たない肌の違いは?

A「個人差で毛穴の数は多少変わりますが、皮脂分泌が多めの人、角質がたまりやすい人は毛穴が目立ちやすい傾向にあります。毛穴の数を減らすことはできませんが、お手入れ次第で目立たなくすることは可能。また、毛穴の目立ちは持って生まれた肌質が大きく影響しますが、大人になってから目立つようになった場合は、生活を見直すバロメーターに。ただ近年は、SNSや加工アプリの発達で、毛穴を気にしすぎる傾向があるのも事実です」(山﨑先生・以下同)

Qライフスタイルも毛穴目立ちに関係する?

A「大きく関係します。たとえば、不規則な生活や食事によって角質の代謝が悪くなりますし、揚げ物や糖質が多い食生活は皮脂分泌が増える原因に。また、暴飲暴食によって腸内環境が悪くなり、便秘になっても皮脂分泌量は増えます。つまり、毛穴を目立たなくするには、毎日のスキンケアに加え、生活習慣を見直し、整えることが大切です」

Q毛穴悩みのタイプって?

A「一般的に『黒ずみ毛穴』『つまり毛穴』『開き毛穴』『たるみ毛穴』が毛穴悩みの代表。純粋に皮脂だけであれば毛穴が目立つことはありませんが、代謝リズムが乱れることで毛穴内に剥がれるべき角質がたまると、皮脂と混ざり合って角栓になったり、ニキビになったりします。すると『つまり毛穴』から『黒ずみ毛穴』にもなることもありますし、放っておけば『開き毛穴』にもなります。また、乾燥肌でも角質の代謝リズムが悪いと『開き毛穴』から『たるみ毛穴』になることも。逆を言えば、毛穴ケアがきちんとできるとトータルで美肌になる、とも言えます」

取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/福島美歩(MAQUIA ONLINE)

       

share