マキアの創刊当初からメイクトレンドを牽引してきたトップアーティストと、人気も実力も兼ね揃えた若手アーティストの競演が、創刊記念号で実現。美のヒントが詰まった対談は、永久保存決定です!

中野明海 林 由香里

メイク界のLEGEND×NEXT LEGENDが語り合う

私たちが大事にしている新・美人論

唯一無二の“可愛い”を世に送り出す

ヘア&メイクアップアーティスト

中野明海さん

結婚後の上京を機にヘア&メイクの道へ。アシスタント経験なくデビューし、その実力から即座に指名が絶えない人気アーティストに。

『MAQUIA』2021年12月号 撮影/三宮幹史〈TRIVAL〉

「飯豊さんの無邪気さと可憐さが見事に表現された1枚」(林さん)。実はこの写真、裏テーマは「可愛い肋骨」だったのだそう。

『妄想 JUICY FRUIT MAKE-UP SPECIAL』(宝島社)

中野さんの世界観がぎっしり詰まった1冊。『妄想 JUICY FRUIT MAKE-UP SPECIAL』(宝島社)

初対面の印象は?
Yukari←Akemi
今のメイク界に絶対必要な人
「その場の空気感からもメイクを生み出すことができる、研ぎ澄まされた感性をお持ちだなぁと感じました。メイクへの着眼点も独特で、今のメイク界にいなくてはならない人だと実感」

ギャルマインドに潜む大人可愛いが人気

ヘア&メイクアップアーティスト

林 由香里さん

美容師を経てヘア&メイクのアシスタントに。デビュー後はコンサバからストリート、モードまで幅広いメイク提案で活躍する。

『MAQUIA』2022年5月号 撮影/ISAC〈SIGNO〉

「林さんはリップの選び方が独特! 唇までイエロートーンに揃えるという、勇気ある選択に拍手」(中野さん)

初対面の印象は?
Yukari→Akemi
恐れ多くも共感点が多くて感激(涙)
「憧れの方だったので対談中はガチガチに(笑)。でも、お話を伺うと共感する点が多くて、これまで自分がやってきたことの答え合わせができた気がします。あぁ、幸せ……♡」

私たちが大事にしている新・美人論 PART1

TALK ABOUT
「人の本質」こそが可愛いの原点
メイクも個性も異なるふたりが対談を通して、多くの共通点を発見! お互いが考える「可愛い」とは?

可愛い=お花やピンクだけじゃない!

中野 今回「可愛い」担当として声をかけてもらったわけだけど、実は私、あまり「可愛い」を意識したことがないんです。
 私もです! 私のメイクってそう見えているのか、とちょっと新鮮な気分でした。
中野 日常で可愛いなと思う人、物はたくさんあるけれど、どれもがお花やピンクのようなわかりやすいものとは限らない。例えば、一緒にお仕事をした女優さんの華奢なあばら骨に、思わぬ可愛さを見たり、ちょこっと折れ曲がっちゃった企画書の端っこを愛しく思うことも
 私もよくメイクテーマで「可愛い」というお題をもらうのですが、よくよく考えてみると「可愛い」に一貫した定義は持っていないような。強いて言えば、メイクから透けるその人の無邪気さだったり、あざとさだったり、そんなところをフックにしてメイクを作り上げている気がします。メイク中に話して、「あ、この人は今こんなマインドなんだな」とか、モデルさんが着てきた洋服のイメージがそのままメイクに反映されることもあります(笑)。
中野 その感覚、すごくわかる! その人の内面にある潜在的な可愛さをメイクで表現できたらすごくいいよね。 

その人の個性こそが可愛いを表現する

 本当に。実はあまり他の方のメイクに興味がなかったのですが、昔から中野さんのメイクだけは別格でした。ヘア&メイクを志した頃、初めて手に取ったメイク本も中野さんの『大人の赤ちゃん肌メイク』だったんです。
中野 えー、それは光栄!
 私が安室奈美恵さん世代ということもあって、CDジャケットやCMを見ては、可愛い可愛い!と思っていたのですが、中野さんが手がけていると知ってさらに、興味がわいたんです。
「どんな方がこんなに可愛いメイクを作っているんだろう」って。
中野 嬉しいです(照)。
 それ以来、中野さんのメイクはひと目でわかるようになりました。メイクのどこかに必ずピュアな可愛さがあって、その表現が唯一無二で。
中野 私が思うのは、どんなに美しい女優さんでも、隙がないと可愛くないということかな。肌を完璧に塗り込まない、眉をきっちり描きすぎない、そうしてできた隙から、その人らしい可愛さやピュアさが生まれるんだと思います。林さんのメイクにも似た感覚がある気がする。
 えーっ! めちゃくちゃ恐縮です(涙)!!
中野 例えば、リップの選び方とか肌の作り方とか、その人の持つ素材を生かすような質感作りがうまいなと。
 ありがとうございます。私の場合、可愛いイメージの中にも絶対にヘルシーさは欲しいと思っていて、メイクでは出せない元々の素材感だったり、血色感を大事にしています。作り込んだ目元にカジュアルな肌を合わせたりするのも好きです。

アップデートは毎日の生活の中にあり

中野 やっぱりその人らしさこそが「可愛い」の基本だよね。メイクイメージのアップデートはどうしてるの?
 実はこれもあまり意識していなくて(笑)。根底にある自分の好きなものに、その日の気分やその場の雰囲気を加味して完成させるイメージです。
中野 私も全く同じ! 日々の生活で触れたものが自然とメイクのイメージと重なって、うまくアップデートできている気がする。無理にインプットすることがないから、アウトプットが枯渇することもないんだよね。
 発信する者として、「世間の空気に寄り添った提案をしなくては!」という気持ちはありますが、その中でも自分なりの「可愛い」を表現し続けたい。
中野 これからも概念に縛られない、私たちなりの「可愛い」を提案していこう!

Akemi's must

可愛いが透けるハイカバーベース3選
「トラブルや肌のくすみ、色ムラは一瞬で消えるのに、透け感のある肌を演出してくれるFDを厳選」(中野さん・以下同)

A「肌に薄く密着し、濃淡の調節がしやすい」。ダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ SPF10・PA++ 全10色 30ml 各¥7040/エスティ ローダー B「シアーに色づき、まるで素肌の延長のような自然な仕上がりに」。シアーグローファンデーション 全19色 30ml 各¥6270/NARS JAPAN C「しっかりカバーするのに生っぽいツヤ肌が完成」。フローレス フィット SPF35・PA+++ 全10色 各¥7700(セット価格)/カバーマーク

Yukari's must

ポイントを引き立てる定番ベースメイク
「使いやすい下地とFDをメインに、質感をコントロールできるパウダーとノイズ消しのコンシーラーを常備」(林さん・以下同)

A「きらめくツヤ肌に」。イルミネイティング セラムプライマー ミニ 01 SPF20・PA++ 15ml ¥1980/ジルスチュアート ビューティ(限定品) B「ナチュラルな美肌が手に入る」。ライトリフレクティング ファンデーション 全15色 30ml 各¥6600/NARS JAPAN C「ひとはけで整った肌印象に」。オリジナル ミネラルベール プレスト パウダー トランスルーセント ¥4400/ベアミネラル D「余計なノイズをピンポイントでカバー」。スキンリフレクト フレッシュ コンシーラー 全3種 各¥4950/アディクション ビューティ

MAQUIA 11月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉 岩城裕哉(物) 取材・文/野崎千衣子 構成/若菜遊子(MAQUIA)


※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

MAQUIA書影

MAQUIA2023年1月20日発売号

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