「MAQUIA」11月号では、創刊14周年を記念して、いつもキレイを発信し続けているあの人にインタビュー! MAQUIAミューズを務める鈴木えみさんに、過去、転機、そして今を聞きました。

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鈴木えみ

モデル、クリエイター。'12年からMAQUIAミューズを務める。SNSなどで発信する情報が常に注目の的。「せっかく良質な情報や経験を得られる環境にいるのだから、感動したことを人に伝えるのは自然なこと。気に入ったものを人とシェアするのは好きだから苦にならない」


身を委ねる覚悟ができたのは
マキアの撮影がきっかけ

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 美容に目覚めた時 

大人はハイヒールに赤リップ。
母の記憶がつくった方程式

いちばん最初の美容的な記憶といえば、母。母は黒い服しか着なくて、ハイヒールに赤リップ、という人でした。子供心にその印象が強く残っていて、大人の女性といえばちゃんとメイクしてお洒落してヒール履いて、っていう方程式ができ上がり、いつかは自分も、と思っていましたね。メイクにはかなり興味があり、中学生の頃から校則ぎりぎりを狙って、とりあえず眉は整え、透明マスカラ、うっすらチーク、色つきリップ。でもそれが限界だったかな(笑)



 美容意識の転機 

薄いメイクでも自分の強さは出せる、
と知った20代

モデルを始めて高校生になってからは、フルメイク命。ファンデーションは厚いし、マスカラは5度塗り+つけまつ毛。濃いメイクが当たり前でしたね。そんな時代を経て、25歳のときにマキアの仕事を始めて、撮影用のメイクが薄いことにびっくり! 当時の私は、メイクが外面的にも内面的にも“鎧”みたいになっていただけに、薄いメイクに抵抗があった。でも「メイクが薄くても自分だけの強さは出せる」と、アーティストのUDAさんに言われて。それで身を委ねる覚悟を決め、撮影に挑み仕上がりを見たら、そのとおり! 意識が変わるきっかけになりました。



 そして今 

見た目はその人そのもの。
責任をもちたい

メイクは自分自身をより発揮できるようにしたり、自信をもたらしてくれるもの。見た目ってまるごとその人が表われるし、他人から見たときの判断材料にもなるから、ちゃんとしていたい。美容医療が性格を明るくした、なんて話も聞くし、そういう意味で、美容には生き方まで変える力が確かにあるのかも。美しい人は、内から出るその人の説得力、オーラが違うと思う。どんなに美人でも自信がないと美しく見えない。たとえば自分が美しいと思える写真を撮った瞬間、世の中が輝いていたことに気づくように、大事なのは「気づき」。美は向こうからはやって来ない、見ようとしないと見えないんです。


MAQUIA11月号

撮影/中村和孝〈まきうらオフィス〉 ヘア&メイク/KUBOKI〈Three PEACE〉 スタイリスト/SHOCO 取材・文/巽 香 構成/山下弓子(MAQUIA)


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