忙しくても食べたい！ 美に効く【冷凍食品】ダイエット・美肌・便秘＆冷え改善におすすめ商品12選

近年、おうちごはんの機会が増えたことから、大人気になっているのが冷凍食品。冷凍技術の進化や、商品がどんどん増えていることも、人気に拍車をかけている理由です。そんな中、美容にもよい冷凍食品が急増中。今回は、冷凍食品ジャーナリストの山本純子さんが、ダイエット、美肌、便秘や冷え改善の目的別に、おすすめの冷凍食品を厳選。忙しくても食べたい、キレイに導く冷凍食品12品をご紹介します。

「白米に比べて糖質量が少なく、血糖値も上がりにくい食品として、今、オートミール（オーツ麦加工品）が大ブームですが、そんなオートミールを初めて冷凍食品に活用した商品が、かねます食品のオートミールお好み焼。小麦粉の代わりにオートミールを使っているので、一般的なお好み焼よりも低カロリー。オートミールのトロッとした食感がお好み焼にマッチしています。食物繊維が多いオートミールは腹持ちもいいので、余計な間食も減らせます」（山本さん、以下同）小麦粉の代わりにオートミールを使用。1食233kcalと、小麦粉を使った他社や同社のお好み焼より低カロリー。

「『味の素冷凍食品 シャキシャキやさい餃子』は、肉より野菜の比率が高く、通常の餃子は1個が47kcalほど、高いものだと1個70kcalもしますが、この餃子は1個36kcalと低カロリー。野沢菜と大根のシャキシャキする食感で噛みごたえがあるうえ、豚肉は野菜と相性のいい南国麦豚を使っていて満足度が高めです。通常の濃いめの味の餃子はついごはんが進んでしまいますが、この商品は、昆布だしや生姜がきいた和風の味わいでヘルシーなんです。油なし、水なしで手間要らずで焼けるのもうれしい点」にんにくやニラなどの香りの強い素材は使わず、具の野菜や豚肉本来の甘み、うま味をしっかり味わえる餃子。野菜は同社の定番の「ギョーザ」約1.6倍。

「ダイエット中でも罪悪感なく食べられるパンが、『Pan＆ 【糖質オフ】至福のクロワッサン』。1個あたりの糖質量が、一般的なクロワッサンの約1/3ほどの6.6gとかなり低めでありながら、通常のパンよりも、血糖値が急上昇しにくいのが魅力です。焼きたての最高の状態で急速冷凍されているので、解凍したときも外はパリッとサクサク、中はしっとりした食感で、低糖質とは思えないような美味しさです」100%国産生乳使用のバターを贅沢に使った芳醇な風味。1個あたり131kcal。

「ブラックチェリー、フランボワーズ、ブラックベリーの3つのフルーツがとれる冷凍食品。3つとも、抗酸化作用が高く、シミやシワなどの予防をサポートしてくれるビタミンCや、ポリフェノールが多いフルーツ。急速凍結されているので、栄養がほぼそのまま保たれています。また、1日のフルーツ摂取量目標は200ｇ^※とされているところ、20代から40代では、50～60ｇ程度の摂取にとどまっており、ビタミン、ミネラル、食物繊維が不足しがち。そんなとき、冷凍食品を常備しておけば、いつでも手軽にフルーツをとることができて便利です。ヨーグルトなどに混ぜてとるのもおすすめ」ブラックチェリー、フランボワーズ、ブラックベリーをそのまま冷凍。自然な甘酸っぱさが楽しめる。
※厚生労働省『食事バランスガイド』

美肌作りに必要なビタミンやミネラルなどを補う手助けになる「野菜」ですが、「レトルトカレーやスープで人気の『明治のまるごと野菜シリーズ』に、冷凍食品が登場。『まるごと野菜 豆と野菜のキーマカレー』は、トマト、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、しょうがの5つの野菜を使っていて、1日の野菜摂取目標である350gのうちの1/3以上にあたる120gをとることができます。また、肉の代わりに大豆由来のたんぱく質を、お米は発芽玄米を20%使っているので食物繊維も豊富。豆の食感で食べ応えもあります」1食332kcal。着色料、香料不使用で、素材のよさをまるごと生かしたキーマカレー。

「抗酸化作用が高く、美肌作りによいβ-カロテンや、ビタミンC・Eなどが多いと言われているバターナッツかぼちゃ、にんじん、ブロッコリー、玉ねぎを使った温野菜サラダ。温野菜なので体を冷やさないですし、200gずつ小分けにした食べきりサイズの3袋セットなのも便利。野菜不足を手軽に解消できます」フランス産の4種類の野菜を使用した温野菜サラダ。

「ほうれん草、にんじん、もやしと、食物繊維が多い野菜を、1度にたくさん摂ることができる、ニップンのいまどきごはんシリーズ『具だくさんビビンバ』。ごはんには、食物繊維が多いもち麦を使っていて、1食で3.9gの食物繊維をとることができるので、便秘がちな方におすすめ。コチュジャンの風味がきいていて、味も美味しく、満足度が高い一品です」牛肉そぼろ、卵そぼろ、ほうれん草ナムル、人参もやしナムルの5種の具材を100g以上トッピングしたビビンバ。

「食物繊維が豊富なごぼうやしめじ、れんこん、にんじん、えのきたけなど13の具材を使った具だくさんスープ。水または牛乳、豆乳など好きな飲み物を入れて、電子レンジで5分温めるだけでOK。かつおと煮干しの出汁のきいた和風のスープです」小松菜、れんこん、長ねぎ、梅、ごぼう、大葉、かぶ、しめじ、さといも、にんじん、大根、えのきたけ、たくあんを使用。1食分の食物繊維量は2g。

「この『カルビクッパ』には、ほうれん草、にんじん、緑豆もやし、ニラ、しいたけと5種類もの野菜と、もち麦も使われていて、1食で3.6gの食物繊維を摂ることができます。唐辛子とにんにくが効いた辛みのあるスープは、やみつきになる味です」にんにくの風味と肉のうまみがしっかり効いた卵入りピリ辛濃厚スープのカルビクッパ。

「抗酸化作用や古くから滋養強壮に良いといわれるクコの実、からだを温めるショウガなど、体を温める食材を使ったサムゲタンは、食べると体がポカポカになり、体が冷えやすい方におすすめ。自分で作ると手間がかかるサムゲタンを、10〜12分ほど湯煎するだけで手軽に食べることができます。鶏肉が食べやすいサイズにカットされているのもうれしいですね」化学調味料を使わず、素材本来の色や味わいを生かして仕上げたサムゲタン。

「コチュジャンや豆板醤、唐辛子を使ったピリ辛のチゲ鍋。うどんと餃子、つくねも入っていてボリューム満点なのも魅力。夏に冷房冷えしたときにおすすめです」辛さの中にうまみが広がるスープのチゲ鍋。野菜ソテー、餃子、つくね、うどんなどの具入り。

「にんじん、セロリ、キヌサヤ、ポロネギ、玉ねぎの5つのBIO野菜のポタージュ。BIOの安心な野菜が使われているうえ、味が付いていないので自分好みの味付けに自由にアレンジできるのがいいところ。さらに体を温めたいなら、生姜を加えたり、オリーブオイルを加えたりするのもいいですね」5種類のBIO野菜を使った、調味料不使用のポタージュ。好みの量だけ温めながら味をつけて食べて。

山本純子さんからメッセージ
「いろいろな健康効果がうたわれている食材を使った、美味しく食べられる冷凍食品をご紹介しましたが、健康維持の基本は、栄養バランスの良い楽しい食事と休養です。さっと調理できる『手間抜き』食品である冷凍食品で、健康的な美しさを目指してくださいね」

取材・文／和田美穂　企画・構成／鈴木里緒（MAQUIA ONLINE）

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