日焼けをしてしまった際に出来ること・アフターケアを美容マニアが解説します!

こんにちは😊
MAQUIA公式インフルエンサーのAYAMI(真山綾美)です。

本日は「日焼け止めきちんと塗ったのに日焼けをしてしまった」や「予想外に日光を浴びてしまった」など思いがけず日焼けをしてしまった際に何から始めよう?となってしまいがちだと思うので出来ることを説明していきます!

そもそも日焼けって.....

火傷(やけど)なんです!
通常の火傷は直火の火傷ですが、日焼けの火傷はじっくりジリジリ焼かれているような状態です。
そのため赤みや痛みが日焼けの反応として出てきてしまった場合の応急処置は、とにかく氷で冷やすことが大切です。
普段の火傷と同じ処置をすることが大切になります。

今からするスキンケアのお話は赤みや痛みが引いた後にできるスキンケアのお話になります。

◯トラネキサム酸
◯ビタミンC
◯グリチルリチン酸ジカリウム
この3つの成分が日焼けのアフターケアのスキンケアに入っているとお肌を元の状態に近づけてくれたり、その成分には入っている美容効果がお肌を良い状態に導いてくれると思います!

〈トラネキサム酸〉
○シミの予防やシミの治療
紫外線を浴びると、シミの原因であるメラニン色素を作らせる指令が「メラノサイト」という細胞に出されます。トラネキサム酸は、メラノサイト活性化因子の一つと考えられている「プラスミン」「プロスタグランジン」といった物質の働きを抑え、シミを予防します。つまり、紫外線ダメージによるシミを抑制してくれます。
血液が固まるのを防ぐ「プラスミン」という物質がありますが、トラネキサム酸はこの働きを抑えます。これを「抗プラスミン作用」といい、止血剤に利用されています。
メラニン色素が生成される前にメラノサイトの活性化を予防する働きがあるので、皮膚科ではシミの治療にも応用されています。

○肝斑の治療
肝斑の治療法には、特にトラネキサム酸の服用が効果的と言われています。トラネキサム酸は、色素細胞であるメラノサイトの活性化を促すメラニン色素生成に関わる「プラスミン」「プロスタグランジン」の働きを抑制するため、シミはもちろん、肝斑の原因も防ぐことができます。
肝斑は老人性色素班(一般的なシミ)と併発している場合も多いのですが、シミ治療のための強いレーザーなどが肝斑を悪化させてしまうケースがあります。その点、トラネキサム酸は老人性色素班(一般的なシミ)と肝斑の両方に効果があるので、安心です。
内服薬やサプリメントで口から摂取し体内に取り込む方法もありますが、外用剤として化粧水やクリームとして塗ることでも効果が見込めると言われています。
トラネキサム酸は、厚生省から医薬部外品として美白有効成分として認められていますので、予防効果は期待できます。


臨床的に効果があるという研究のほとんどが、2%以上のトラネキサム酸を配合した外用剤を用いているものです。
市販の薬用化粧品で濃度が開示されているものは無いため消費者には分かりにくいですよね💦
日々のスキンケアにトラネキサム酸を取り入れてあげて少しずつ改善していったり、上記の内服やサプリメントを摂ったり、美容医療だとイオン導入などもありますね✨

〈ビタミンC〉
ビタミンCには、シミやくすみの原因となるメラニン色素を還元するほか、抗酸化作用によって活性酸素を除去する働きがあると言われています。活性酸素はシミやくすみ、たるみなどの年齢サインの原因なため、ビタミンCを継続的にとることで過剰な活性酸素を取り除けるため、美白に繋がっていきます。

○ニキビやニキビ跡の改善
ニキビの原因となる過剰な皮脂の分泌を抑制してくれたり、ニキビ跡や色素沈着の元となるメラニンが黒くなるのを防いでくれます。ニキビの悪化の原因といわれる活性酸素を取り除いてくれるため予防をしてくれ、ニキビ跡や色素沈着を防いでくれます。

○毛穴の悩みへの改善
毛穴の黒ずみの原因となる過剰な皮脂の分泌を抑制し、皮脂分泌のコントロールにより毛穴を引き締めキメを整えてくれます。毛穴を引き締めて滑らかな肌にビタミンCが開いていた毛穴を引き締めています。また、肌の毛細血管を安定に保って、正常な新陳代謝に導きます。
たるみ毛穴にコラーゲンを合成促進し、たるんだ毛穴を肌内部から持ち上げてくれます!

○シミへの改善
優れた酸化防止作用で、メラニン色素が黒くなるのを防いでくれて、黒くなったメラニンを還元してくれます。ビタミンCの抗酸化作用がシミの元になるメラニン色素に働き、”メラニン色素を出来にくくする” ”出来てしまったメラニン色素を薄くするのはという2つのことのアプローチでシミに働きかけます。

○シワやたるみの改善
真皮を衰えさせる活性酸素を抑制し、肌の弾力を高めるコラーゲンの産生を促す作用があります。
肌の弾力にコラーゲンは欠かせません!このコラーゲンの皮膚内生成に不可欠なのがビタミンCです。あわせて、コラーゲンを変性させる原因となる活性酸素を取り除きます。
これ以外にも日焼けしたお肌や、ストレスによる肌荒れ、肌トラブルの回復を効果的に促進してくれます!


ビタミンCを摂取するにも食べ物では限界があるためサプリメント併用もオススメです!

〈グリチルリチン酸ジカリウム〉
グリチルリチン酸ジカリウムはマメ科植物「甘草」の根や茎から抽出したグリチルリチン酸に、水に溶けやすくするためにカリウムを結合させた成分です。美容やスキンケアの分野では優れた抗炎症作用を示してくれています。

肌のバリア機能を高めるためには角質層が成熟した状態にあることが大切です。角質細胞はCE(コーニファイドエンベロープ)という膜で覆われており、肌の水分量やバリア機能を維持する役割を果たしています。CEは、肌の表面でインボルクリンとインボルクリン同士を繋ぎ合わせる酵素トランスグルタミナーゼ1によって生成されます。


グリチルリチン酸ジカリウムはこのインボルクリンとトランスグルタミナーゼ1の両方の産生を促進させる働きがあると報告されており、敏感肌のバリア機能を改善する効果が期待できます。実際にグリチルリチン酸ジカリウムを肌に塗布することで、ピリピリやチクチク等の皮膚の刺激や違和感を緩和させる作用があることも研究で報告されています。

グリチルリチン酸ジカリウムはCE(コーニファイドエンベロープ)の成熟を促すことで、セラミドの働きを助けて肌のバリア機能を高め、水分量を保持しやすくする効果があります。ただし、直接的に肌に水分を与える効果は期待ができないため、グリセリンやヒアルロン酸、ヘパリン類似物質などの保湿成分と一緒に使うことが推奨されます。
特に敏感肌の方や大人ニキビに悩んでいる方の肌は炎症だけではなく乾燥も引き起こしている場合が多いため保湿することが大切になります。

効果をまとめると、


○抗炎症作用により赤みやニキビの改善
グリチルリチン酸ジカリウムは、組織がダメージを受けた時に体内で生成される「プロスタグランジンE2」という物質を強力に抑えてくれます。それによって、過剰な炎症や赤みをともなう肌荒れやニキビの悪化を抑えることができます!炎症を抑えることで、アトピー肌のお悩みである色素沈着を防ぐことに繋がります。

○抗アレルギー作用
真皮には、肌の潤いを保つヒアルロン酸があり、その量は「ヒアルロニダーゼ」という分解酵素によって適正に保たれています。しかし肌にはアレルゲンなどによる刺激が加わると、ヒアルロニダーゼが活性化します。ヒアルロン酸のバランスが崩れて、肌は乾燥し、痒みを引き起こすヒスタミンが放出されてしまいます。グリチルリチン酸ジカリウムにはヒアルロニダーゼを抑制する働きがあるので、アレルギーの発生を防ぐことができます。

○バリア機能改善
肌の表面には角質細胞がきれいに並んでいて、その間をセラミドなどの細胞間脂質が満たすことで、乾燥や外的刺激を防ぐことができています。これを「バリア機能」といいます。
アトピー肌や敏感肌、トラブル肌は、このバリア機能が弱っている状態。グリチルリチン酸ジカリウムは角質細胞の外側の膜(CE=コーニファインドエンベロープ)を丈夫にする働きがあるので、バリア機能の改善やバリア機能の質の向上も期待できます。

○線維芽細胞増殖作用
肌のハリや弾力を生み出しているのが、真皮にあるコラーゲン、エラスチンらヒアルロン酸です。これらを作り出す細胞を、線維芽細胞といいます。グリチルリチン酸ジカリウムには線維芽細胞を増やす作用があるため肌にハリと弾力をもたらしてくれます。

○刺激緩和作用
グリチルリチン酸ジカリウムは安全性が高く刺激が少ないだけでなく、ほかの成分による皮膚一時刺激を和らげてくれる働きがあります。


ここまでご覧いただきありがとうございました😊
日焼けって夏の大敵でうっかりなんてこともあるので日々出来ることコツコツやっていきましょう💪
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うっかり日焼けへのアフターケアを紹介します!_1

AYAMI

インフルエンサー/スキンケア

AYAMI

4年目/乾燥肌

美容医療業界で働くアラフォー美容マニア

今年で美容医療業界15年目の美容マニア。美容医療、スキンケア、インナービューティとアラフォーに必要な美容情報をお届けします。

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