ギュテ（GYUTAE）さんの愛用コスメは？ ファンデーションからシェーディング、キープミストまで神技メイクテクまとめ

彫刻やCGを思わせるレベルの美貌の持ち主、ギュテさん。そのパーフェクトとも言える、一分の隙もない美肌作りの秘訣とは？

まずは日焼け止めで肌トーンの土台を整える
スキンケア後、Aを5点置きしてから内側から外側へと塗り広げていく。「保湿力とトーンアップ力、UV防御力を備えているのでリニューアル前から30本以上はリピ」

崩れやすい部分は下地で先回りの鉄壁ガード
Bのプライマーを米粒大取ったら、額→鼻→小鼻横→顎→口角横→目頭の順で、すり込むようになじませる。「混合肌なので、ここでヨレやヒビ割れを食い止めます」

肌の赤みトラブルはくすみグリーンで隠蔽
突発的なニキビには、グリーンのコンシーラーCを。境目をぼかすようになじませたら、指に余ったコンシーラーを小鼻の赤みへ。「このくすみ加減が肌なじみ抜群！」

クッションファンデで白美肌へと畳み掛ける
明るめトーンのDを、両頬、額、鼻、顎先といった立体的に見せたい部分にオン。周囲を叩き込んでなじませる。「ザセムのファンデは信じられないほどのカバー力！」

明るめコンシーラーをハイライト的に重ねる
肌より明るいEを額、目の下、鼻筋、小鼻横、口角、顎にオン。Dのパフで軽くなじませる。「アプリでこの部分にハイライトを入れたら盛れたので、メイクにも応用」

元の肌の色が見えなくなるまでパウダーで“満月フェイス”に
ラベンダーカラーのFを限界まで取って、顔全体に塗布。「ここで顔を真っ白に。フラットな状態にすることで、造形をコントロールできるように」

不要な余白を削り取り顔立ちに立体感をプラス
Gの右と中央のカラーをブレンドしながらブラシに取り、目尻〜眉尻に小刻みにON。さらに頬骨下、顎下にもシェーディングを。「最終的に払うので、ここは濃いめに色をオン」

美しい鼻作りのためにより繊細に影を足していく
Hの右2色を細ブラシに取り、眉頭下からノーズシャドウを入れる。鼻下1cmの人中、唇下にも影を足す。「僕の人中は推定2cmあるので、ここで少しだけカット」

フィックスミストで崩れ予防にダメ押し
何もついていない綺麗なブラシで顔全体の余計な粉を払ったら、他メイクを仕上げる。最後にIのフィックスミストを約30プッシュ。「微動だにしない鉄壁ベースが完成！」

「鼻筋の幅が広く、鼻先が下がっているのが悩み。シェーディングやノーズシャドウを入れたりもするけど、少しでもやりすぎると仰々しくなってしまい、結局手をつけないことも。鼻筋が少し歪んでいるのも気になっています。存在感のないシュッとした鼻が憧れ！」（マキアインフルエンサー 長澤ゆりえさん）

ギュテさんのテクにかかると、不思議と顔全体が優しげな雰囲気に。「ワシ鼻補正はハイライトもシェーディングももちろん使うのですが、実はチーク使いが決め手。下がった鼻先の下側にチークを忍ばせることでアップノーズぎみのツンとした鼻に見違えます。同じ色を頬にも使うことで、横顔が美しく見える相乗効果も。太いのが悩みという鼻筋は、コンシーラーとシェーディングの合わせ技で、細く通った鼻筋に。さらに、ハイライトを鼻筋に仕込む際、一筋に入れず途中で一度断絶させることで、シュッとした鼻先が強調されますよ」（ギュテさん）

明るめのAコンシーラーを目の高さから鼻先まですーっと細くのせて鼻筋を際立たせ、その脇にCシェーディングを入れ、幅のある鼻筋を細く高く見せる。Bハイライトを鼻筋の上の方に縦長にのせ、鼻先にはちょんと小さく。光を集めてよりシャープな鼻筋に見せる効果あり。長澤さんのお悩みの鼻筋の歪みもこれで解消できます。鼻先の下側・ワシ鼻の下がっている部分には、DチークをVの字に仕込んで肌と同化させ、なかったことに。同じ色のチークを頬の高い位置にのせれば、鼻と顔全体をうまく調和させることができます。

「チークを鼻に入れるなんて目からうろこでした！ 鼻筋をハイライトでしっかり目立たせたあと、その両脇に影を仕込むテクにもびっくり。前からも横からもきれいな印象のぐっとやわらかな鼻になれてすごく嬉しかったです」（長澤さん）

「鼻チークは僕もいつも入れています。顔の周辺にも同じ色のチークをなじませているから、鼻だけにぱっと目が行かず、圧倒的にバランスの良い顔になれるし、横顔も盛れるお気に入りのテク。今回使ったM・A・Cのハイライトはふんわりつやつや系ではなく、狙った場所の光がしっかり際立つタイプ。こういうハイライトが鼻補正にはすごく役立つので、ひとつ持っておくと重宝しますよ。鼻メイクを成功させるコツは欲張らないこと（笑）。ありもしないところに影ができたり、濃くなったりして違和感が生まれてしまいます。違和感のある顔ってきれいに見えないんです」（ギュテさん）

鼻先のハイライトを入れる位置をぐっと下げて「超鼻先」に変えただけですっと鼻筋が通って見えるから不思議。「ハイライトもシェーディングも、まずは自分の顔をよく観察してどこに影があってどこに光が宿るのかきちんと見極めたあと、なりたい骨格を見据えたうえで狙い通り入れるのがすごく大切。鼻の周りの影はパウダーで消し飛ばしてソフトな印象に。鼻筋がしっかり際立つように、シェーディングで鼻筋の「骨」を強調。さらにハイライトで光をしっかり集めて陰影を際立てました。まゆみさんは眉もきちんとあるし、頬骨も高め。どちらかというとしっかりした顔立ちなので、鼻以外のハイライトの入れ方にも気をつけて。Cゾーンに入れるのは絶対にNGです。元々しっかりしている頬骨をメイクで強調することになり、目立たせたい部分に目が行きにくくなります。頬中心からこめかみまでなら、ソフトな顔立ちに見せつつ削った鼻のメイクがうまく引き立ちます」（ギュテさん）

鼻筋にはBコンシーラーをのせてしっかり縦のラインを強調。Cハイライトは鼻根と、鼻の先の先にちょんと点置きし、少し上向きの鼻先をぐっと下に下げます。その後、鼻先をぐるっと囲うようにUの字型にDシェーディングを入れることで、さらに鼻筋が通って見える。広がった小鼻にはAフェイスパウダーをしっかりとのせて5分放置し、ブラシでささっと払う。パウダーの白さが定着し、小鼻まわりの影を飛ばしてうまくカモフラージュし、なかったことに。

「団子鼻に悩んでいたので正直整形したいと思ったこともありますが、メイクでここまで変われるなんて驚いたし、感動しました！」（まゆみさん）

「鼻だけなら5分あればメイクで十分変身できます。鼻を小さくというと、シェーディングで削ることに注力してしまうけど、実はハイライト使いのほうがずっと大切。さらに、団子鼻さんは、鼻筋を通すということに尽力してみてくださいね。メイクの力を駆使すればなりたい自分に変身できるけれど、メイクって魔法ではないから、何もない場所には光も影も作れない。だからこそ、自分の顔を観察して、光も影も誇張してメリハリをつけるイメージが大切。そうしつつ、メイク全体も整えていくことでバランスを損なわずにきれいな顔立ちになれると思うんです」（ギュテさん）

「男性だからと言って、“凛々しい”や“カッコいい”という意識にとらわれる必要はなく、なりたい印象や使ってみたいコスメ、その日のファッションに合わせてメイクすればいいと思うんです。池田さんの場合はどのパーツも主張させすぎず、色を肌に溶け込むようになじませて、ご本人から醸し出される可愛らしさとたまにのぞかせる色気を最大限に引き出してみました。

男性、女性に限らず、メイク初心者からすると、高発色のシャドウやリップはハードルが高いもの。メイクの面白さに目覚める前に諦めてしまう人が多いので、まずはなじみカラーから取り入れてみるのがオススメです」（ギュテさん）

ベースメイクで凹凸のない陶器肌に。眉は髪色に合ったアイブロウペンシルで眉尻を三角形に整えます。目もとは赤みを帯びたブラウン系シャドウをなじませるようにレイヤード。ダークブラウンのシャドウで上まぶたのキワを埋め、ラメライナーで涙袋にうるっと感を。ノービューラー、ノーマスカラの“ひさしまつ毛”を合わせることで、妖艶な色気を纏った眼差しに。チークはチーク感がバレてはダメ！ 肌に溶け込むように広範囲に塗って血色感を仕込み、シェーディングとハイライトで艶と立体感を与えて、あたかもはじめからメリハリ顔かのように演出。ベージュブラウンのリップを上下唇に直塗りして、下唇の中央のみ、艶リップで輝きを足して、ふっくらと柔らかい印象に。

Aの下地を顔全体と首に塗布。その上からBのリキッドファンデーションをON。クマやニキビ跡はCのコンシーラーで隠して、Dのパウダリーファンデーションを重ねて、圧倒的に崩れないベースに仕上げる。

E-aのピンクベージュをアイホールに、E-bのモーヴピンクを二重幅に、E-cのダークブラウンで上まぶたのキワを埋めて、シンプルなグラデEYEに。下まぶた全体にE-dのマットベージュを塗り、F-eのシアーブラウンで涙袋をなぞって影を仕込み、涙袋を強調させ、黒目下にGのグリッターアイライナーで光を集める。

Hのスクリューブラシで眉流れを整える。Hのアイブロウペンシルで眉毛を1本1本描き足し、眉尻は三角形に形どりシャープに。

Iのチークを大きめブラシに含ませて、頬骨を始点として広範囲に塗布。肌とチークの境界線はしっかりなじませる。Jのシェーディングの左と真ん中をブレンドして、フェイスラインをぐるっと囲む。おでことチークの下側、顎先にも影を仕込んで陰影をつける。おでこ、Cゾーン、目頭下、笑ったときに一番高くなる頬骨の上、顎先にKのハイライトを入れて、自然な立体感を演出。

Lのリキッドリップを唇全体に塗り、その上からMの艶リップをプラス。肌になじむ洒落色リップに艶を足して、柔らかそうな唇に仕立てる。

メイクが完成したら、Ｎのフィニッシュミストを顔全体に吹きかける。