緻密なメイクで現実離れした美しさを繰り出すのも大得意のギュテさん。そんな彼がY3K(3000年代)と聞いて思い浮かべるメイクとは? チャイボーグを目指すマキアエディター奈良が、究極のワンホンメイクに挑戦!


【Y3Kメイク】のやり方をGYUTAE(ギュテ)さんが解説。「攻め」だけで終わらない究極テクニック_1

衣装すべてスタイリスト私物

ワンホンメイクを教えてくれたのは
GYUTAEさん

美容クリエイター、メイクアップアーティスト

GYUTAEさん

SNSを中心に活動し、性別や国籍、ジャンルを超えた変身メイクで話題を集めているメイクアップアーティスト。広島県出身で韓国人の両親を持つ。10代から全身脱毛症を患い、髪やまつ毛、眉毛など全身の毛が生えないというハンデを負いながら、前向きな考えや生き方が同世代を中心に共感を呼び、メイクを通じてコンプレックスと共に生きる方法を発信している。 

メイクに挑戦するのは
奈良彩花

マキアエディター

奈良彩花

入社4年目を迎えた若手エディター。生粋のメイク好きで、アーティストへの取材やSNSからニッチな情報をキャッチアップするのが得意。最近はワンホンメイクに夢中で、中国コスメをネットで探してはポチっている。ギュテさんの投稿や配信も欠かさずチェックしているため、今回の企画はかなり前のめりに参加。

Y3Kメイクとは?

昨年大ブームを巻き起こしたY2Kに続き、今シーズンはY3Kという新たなワードが誕生。3000年代のメイクとは?「正直未知です(笑)。でも近未来ということで、少しギャラクシーな要素を入れたいなと思って、ラインストーンやラメを効果的に取り入れて僕の世界観全開でメイクを作ってみました。でも、せっかくマキアを通じて発信するなら日常メイクのヒントになる要素もいれたいなと思い、パープルの眉や目尻のライン使いなど、単体で取り入れれば垢抜け感が出るテクニックも盛り込みました」(ギュテさん)

未知なるY3Kメイクにチャレンジ!

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(ギュテさん)衣装全て本人私物 (奈良)衣装全てスタイリスト私物 

すっぴんからスタート!

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目元のラメとグリッターを引き立てるマットスキン

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A細かい霧が乾燥した肌に深い潤いを与える。ミニ モイストシャインミスト 50ml ¥4950/レカルカ B色ムラを整え、肌トーンを均一に。UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ SPF50+・PA++++ 30ml ¥3960/ラ ロッシュ ポゼ C薄づきながら強力なカバー色で人形のような肌に仕立てる。キルカバー ザ ニュー ファンウェア クッション SPF50+・PA+++ 全6色 各¥4180/クリオ Dきめ細かいパウダーが肌の凹凸を隠し、なめらかさを演出。スタジオ パーフェクト SPF 15 モイスチャー ファンデーション SPF15・PA+ 全8色 各¥5500/M・A・C E肌に透明感と血色をプラス。フェイスパウダー 80 ¥5500/コスメデコルテ F3色をブレンドすると自然な陰影に。バイロダンシェーディング #1 ¥1800(編集部調べ)/TOO COOL FOR SCHOOL Qoo10ショップ 

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Gマットなパープルで眉印象があか抜ける。スモール アイシャドウ パワー トゥ ザ パープル ¥3080/M・A・C H繊細なラメやパールが表情を幻想的に彩る。パーフェクトダイアリー 動物アイシャドウパレット 蝶 ¥3520/スターデザイン I瞳のきらめきを倍増させるフロスティなホワイトラメ。プロ シングル シャドウ G01 ¥1320/クリオ Jグレイッシュな黒なら太めに入れても古く見えない。ハイパーシャープ ライナー R BK-3 ¥1419/メイベリン ニューヨーク K大小のラメが光を受けて輝く。シピシピ グリッターイルミネーションライナー R 05 ¥1320/Clue Lにごりのない白がまぶたの上でクリアに発色。ニューアンビエンスカラーアイライナー 01 ¥1980/hince Mたっぷりのマスカラ液がまつ毛1本1本に絡みつく。オールデイロングアンドカールマスカラ ブラック ¥1628/Milk Touch N簡単に束感まつ毛が作れる部分用つけまつ毛。ディーアップ クイック エクステンション 03 ¥1540/ディー・アップ

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奈良「今回は肌作りのプロセスが多かった気がします」ギュテ「Y3Kというお題だったから、ちょっと無機質なマネキンっぽい肌にしたかったんです。目指したのはズバリ、マットだけどなめらかな肌。最初にAでしっかり保湿して、スキンケア効果の高い下地Bで顔全体をトーンアップ。マットなクッションファンデCで肌全体を均一に整えたら、マットなパウダーファンデーションDを薄くレイヤードし、高く見せたい額、頬、鼻先、顎にだけラメ入りのフェイスパウダーEをのせて立体感を出します。最後に顎先を尖らせるようにシェーディングFを入れて、強めのメイクに合うシャープな印象に」奈良「無機質な肌に反して、目元はすごく幻想的な色合わせですよね。眉もパープルGとラメIのレイヤードが可愛かった」ギュテ「目元には偏光ラメやグリッターをたくさん取り入れて、ギャラクシーな雰囲気にしたかったの。ミルキーウェイのような輝きを宿したくて、上まぶたの目尻側にHaで血色を与えつつ、目頭に偏光する青みラメHb、中央にはアイシーなホワイトラメIをのせ、見る角度によって違った印象に。Jで描いたインバクト大のキャットラインの下には、はグリッターKと白Lのラインを添わせて、目尻にもミルキーウェイの余韻を残すのがポイント」奈良「まつ毛のインパクトもすごかったです」ギュテ「上下のまつ毛にたっぷりMを塗ったら、下まつ毛にNをつけて束感を作ってみました。ラインストーンも映えてY3K感が増したよね」

リップは夜空と銀河を思わせるネイビーに

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0ギュテさん自身も愛用する偏愛リップ。ブラックがにじまず発色し、モードな雰囲気に。レトロ マット リキッド リップカラー キャビア ¥4400/M・A・C P唇をシールドし、発色とツヤをキープ。リップガラス クリア ¥3410/M・A・C

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奈良Oはブラックのリキッドリップなのに、ちょっとネイビーに見えるのはなぜ?」ギュテPを唇全体に塗ったあと、唇の中央にHcIを重ねて輝きをプラスしているんです。このラメが青く光るから、黒のリップがネイビーに見えるんです。カラーレスのグロスでコーティングすると銀河っぽくて素敵だよね」

チークは血色よりもシャープさを重視

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Q骨格を引き立てるオレンジベージュ。パウダー ブラッシュ メルバ ¥3850/M・A・C

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ギュテ「マネキン肌に仕上げたいから、チークの目的は血色というよりも骨格をシャープに見せること。頬骨下を削るように、ベージィなチークQを外側から内側へ向けて斜めに入れるのがコツです」奈良「毎日のメイクに、というわけにはいかないけど、パーツごとに見ると、パープルの眉やカラー×グリッターのアイラインなど、デイリーメイクのポイントに取り入れられそうなアイデアがたくさん詰まってますね!」

自分じゃないみたい! メイクで変わる楽しさを実感しました♡(エディター奈良)

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撮影/tAIki(モデル)
ヘア/神谷真帆 
メイク/ギュテ
スタイリスト/平田雅子 
モデル/奈良彩花(MAQUIAエディター)
取材・文/野崎千衣子  企画・構成/横山由佳〈MAQUIA〉

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最終更新日:

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