チャイボーグ、中華メイクとも呼ばれる「ワンホンメイク」が、SNS上で大きな話題に。中国人女性のような凜とした強さと美しさを兼ね備えたメイクが、インフルエンサーをはじめ美容感度の高い女性たちの間で新たなトレンドとなっている。今回は、「ワンホンメイク」の中でも特に人気の高い「白湯メイク」と「純欲メイク」、さらにアップカミングな「Y3Kメイク」を、人気アーティストのギュテさんが提案。マキアきってのチャイボーグ好きエディター・奈良が弟子入りし、ギュテワールド炸裂の“NEO”ワンホンメイクに挑戦します!


【白湯メイク】【純欲メイク】【Y3Kメイク】のやり方をGYUTAE(ギュテ)さんが解説。マキアエディター奈良がモデルに挑戦!_1

ワンホンメイクを教えてくれたのは
GYUTAEさん

美容クリエイター、メイクアップアーティスト

GYUTAEさん

SNSを中心に活動し、性別や国籍、ジャンルを超えた変身メイクで話題を集めているメイクアップアーティスト。広島出身で韓国人の両親を持つ。10代から全身脱毛症を患い、髪やまつ毛、眉毛など全身の毛が生えないというハンデを負いながら、前向きな考えや生き方が同世代を中心に共感を呼び、メイクを通じてコンプレックスと共に生きる方法を発信している。 

ギュテ流ワンホンメイクは美しいだけじゃない!

【白湯メイク】【純欲メイク】【Y3Kメイク】のやり方をGYUTAE(ギュテ)さんが解説。マキアエディター奈良がモデルに挑戦!_2

透き通るような白肌に赤や黒などの強い色を合わせるワンホンメイクですが、ギュテさんの手にかかると一味違う仕上がりに。「僕にとってメイクは、顔だけを完成させるのではなく、その場の空気まで変えてしまうようなムードを纏わせる行為なんです。『白湯』『純欲』『Y3K』というキーワードから、どんなキャラクターを作り上げるかを考えるのはとても楽しい作業でした。ただ綺麗な顔を作るのではなく、ヘアやアクセサリーにもとことんこだわって、その裏にストーリーを紡ぐのがメイクの醍醐味!」(ギュテさん)

仕込みハイライトがポイント【白湯メイク】

白湯メイク MAQUIAエディター奈良 ギュテメイク

カラーレスと受け取られがちな「白湯メイク」にもギュテさん流のこだわりが。「白湯メイクの裏テーマは、病弱な令嬢。ただ色素を抑えるだけだとメイク感がなくなってしまうので、ハイライトを仕込んで肌にハリ感を演出し、目周りだけを薄くくすませることで、品を保ちつつ儚げな印象に。血色がない分、まつ毛などのディテールを丁寧に仕上げることも重要です」(ギュテさん)
白湯メイクのhow toはこちら

清純+色気=【純欲メイク】

純欲メイク MAQUIAエディター奈良 ギュテメイク

純欲メイクの本来の定義は、純粋さやあどけなさを感じる少女性。「ピンクを重ねてピュアな血色感を仕込みつつ、切れ長なアイラインやメリハリのあるツヤで甘くなりすぎないようにハンドリングするのが僕流の純欲メイク。大人が取り入れてもギャップなく楽しめるはず」(ギュテさん)
純欲メイクのhow toはこちら

未来のメイクはこんな感じ!? 【Y3Kメイク】

Y3Kメイク MAQUIAエディター奈良 ギュテメイク

まだ見ぬY3K(3000年代)のメイクとは?「3000年代にどんなメイクが流行っているかなんて到底わからないけど、こんなふうにメイクを自由に楽しめているといいな、という願望を込めて作りました。色とりどりのアイメイクやラメをのせた眉、束感で魅せる下まつ毛や黒リップなど、今のトレンドとは逆をいく要素を盛り込み、ギャラクシーなメイクに」(ギュテさん)
Y3Kメイクのhow toはこちら

撮影/tAIki(モデル)
ヘア/神谷真帆 
メイク/ギュテ
スタイリスト/平田雅子 
モデル/奈良彩花(MAQUIAエディター)
取材・文/野崎千衣子  企画・構成/横山由佳〈MAQUIA〉

※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

横山由佳

マキアエディター

横山由佳

このひと手間で盛れる仕込みコスメにハマり中

share