美容に関して圧倒的な知識と経験値を誇るビューティ賢者の3人が、悩める読者から寄せられた質問に寄り添いながらスパッと回答!

小嶋陽菜 石井美保 友利新

いつでも“好きに全力!”な3人の美の秘訣

美容誌初顔合わせ
小嶋陽菜×石井美保×友利 新

「美容こそ、前に進む原動力です」

教えていただいたのは…

“地道な作業すら
心から楽しめるのは、
美容が好きだからこそ”

友利 新先生

内科・皮膚科医

友利 新先生

“この3人が集まると
会話も食事も
美容目線が中心に”

小嶋陽菜

マキアモデル

小嶋陽菜

“美しく時を重ねている
お二人の存在が励みになってます”

緊急開催!
「こんなとき3人ならどうする?」に全力で答えます!

他では聞けないHAM(Haruna)(Arata)(Miho)誌上お悩み相談室

Q1:年齢を重ねても美しい3人。今までやっておけば良かった or やらなきゃ良かったと後悔しているケアはありますか?

美保(以下:M) 昔は粗塩で洗顔してみたり、鼻の角栓を安全ピンで掘ったりと、今考えると恐ろしいことを結構やってました(笑)。
新(以下:A) そんなことしてたの!? 私はニキビ肌だったから、乾燥させた方がいいと思って20代後半までピーリングとか剥ぎ取ることばかりしていたんだよね。のちに自分に合う保湿の仕方がわかってきて、もう少し早くからやっておけば良かったと反省。水分をたっぷり入れてからクリームを少しだけ重ねるとか、補い方にもいろいろあるから。
陽菜(以下:H) 私は逆に、この年になって落とすケアの大事さを学びました。いいクレンジングを使うと落とした後の肌が全然違うので、あれこれ試しています。ポイントリムーバーも20代の頃は使う理由がわからなかったけれど、最近やっと重要性を理解(笑)。
M 私も若い頃はマスカラ4〜5本で盛っていた上に雑に落としていたから、目元がシワシワだったの。こすらずに済むようにエクステを始めたけれど、油分がつくと取れちゃうからアイクリームは塗っていなくて。40代になった時に目元だけハリが不足していて、アイケアをしておくべきだったと実感。たるみやシワの対策は後からでもいいけれど、乾燥やむくみの定着を防ぐ予防観点のアイテムは20代から習慣化してほしいですね。

この年齢になってようや 落とすケアの意義に開眼

Q2:化粧品の種類が多すぎて何を使えば良いか迷います。「コレ!」と思うアイテムはどう見つける?

A 私は新しいテクノロジーに目がないからまずはそこで選んでいるけれど、自分に合うかどうかはやっぱり試してみないとわからない。恋人を探すのと一緒(笑)。陽菜ちゃんは海外コスメを買う時にどう選んでいるの?
H パッケージが可愛いものをチェックしておいて、読めないけれど英語のレビューも一応確認。それで良さそうだったら買います。TikTokやTwitterで見たものを買ったりもするんですが、微妙なことも多くて……。
M 流行っていても、自分には合わない場合もあるよね。私がよく皆さんにおすすめしているのは、自分の肌質に近い人が選ぶものを参考にすること。憧れの人を真似るよりも、悩みが似ている人をチェックした方が結果的に自分に合うアイテムが見つかると思う。
A たしかに。私は脂性肌だから、乾燥肌の美保さんが使っているものをそのまま真似したらニキビだらけになっちゃう。同じものを使うとしても、人によって適量は違うはず。
M 私は朝のお手入れで通常の1.5倍のクリームを使うけれど、新ちゃんは半量だしね。
A そう。自分に合った使い方や適量を含めて、試しながら探していく必要があるかも
H トライ&エラーあるのみですよね。私も今まで相当失敗もしてきているけれど、“趣味だからしょうがない”と思ってます(笑)。

自分と肌質やお悩みが近い人を参考にしてみて

Q3:仕事や家事に追われて正直ケアが面倒になる日も。多忙な皆さんにとっての美容のモチベーションは?

A 実は2人目を出産後、余裕がなくて美容から一旦離れた時期があったんです。でも久しぶりにデパートに行って新作コスメに触れた時に、“私はやっぱり美容が好きだし、どんなに忙しくてもそこに触れている方がハッピーでいられる”と気づいたんですよね。
M 私も子育て中は髪を乾かす時間すらなくて、ずっとショートだったな。美容に対する意識が明確になったのは、サロンを始めてから。せっかく来てくださるお客様が私を見た時に手を抜いている感じがしたら、ガッカリされてしまう。いつ来ても刺激を感じて頂けるように、常に整えておかねばと思ったの。
H わかります! 私も会社を作った当初はケアなんて二の次状態でした。でも、輝いていない人が作るものを買ってくれる人はいないと気づいて。それ以来、仕事を調整して自分のための時間を作るようになりました。
A 2人とも見られる仕事だものね。私の場合は、肌が荒れたりして不健康そうだと患者さんを診察しても信憑性がない。そういう意味で、健康的な見た目を維持することは心がけているかも。あとは表に出る仕事の時には医学的な説得力が求められていると思うから、それが新しい美容知識を増やすことのモチベーションになっている部分も。もちろん“好き、楽しい!”が一番の理由ですけどね。

一度美容を離れたことで大切さに改めて気づいた

Q4:シミやシワなどのエイジングサインが現れた時、どんな反応でしたか? 年齢を重ねることとどう向き合っているのか、心構えを教えて!

A 生きている以上、エイジングは当たり前のこと。だけど、予防法も治療法もいっぱいあるから心配しなくても大丈夫!
M 私の場合は、年齢を重ねたことで化粧品の手応えをより感じるように。ある意味“エイジングを楽しんでいる”と言えるのかも?
H お二人のようなお姉さま方が周りにいて、私は環境に恵まれていると思うんです。エイジングに関しても、“あの時に美保さんと新先生がこう言ってた!”っていう前知識があることがすごく支えになってます
A それは良かった(笑)。加齢による変化は喜ばしいものではないけれど、よく美保さんが言う“コスメの力を信じている人は強い”って言葉は真実だと思う。美容医療の治療の際も、日々のケアをきちんと積み重ねている患者さんの方が手応えを感じるし。
M 私はコスメに助けられた瞬間が何度もあるから、本当にそう感じるの。美容医療は失われた肌の力をガツンと底上げしてくれるけれど、毎日できるわけではないじゃない? だからこそ、普段のスキンケアもすごく大切。年齢と共に生じるサインを受け止めつつ、その時に必要な対処法を上手に取り入れていけばいいんだと思うな。

時は止められないけれど対処できるからご安心を

何度も助けられてきたコスメの力を信じてる!

Q5:「目を大きく見せたい」「肌を白く見せたい」など、自分にないものばかり追い求めてしまい苦しいです。コンプレックスを克服する方法は?

M 今の時代、美しさの基準は様々。自分が否定している部分も違う角度から見たら魅力に繋がるから、そこを研ぎ澄ますことが実はキレイへの近道だったりする場合も。
A ないものを欲しがるのではなく、自分の中でのベストを追求する。それって、外見に限らず大事なことだよね。陽菜ちゃんはグループ時代から独自の個性を確立していたけれど、どうやって自分の魅力を磨いたの?
H 苦手なことや、他の人に敵わないと感じることはやらないようにしていたかも。自分が得意なことをひたすら探した気がします。
M そうだよね。つい苦手を克服することにこだわりがちだけれど、強みを伸ばした方がずっといい。コンプレックスもそう。自分では気になっていても、人は案外見ていないもの。そこに固執するよりも、活かしたい部分をとことん磨く方が美しく見えるはず。
H なので、無理にコンプレックスを克服する必要もない気もして。2年ほど前に、“ボディニュートラリティ”という言葉を知ったんです。“自分の外見を好きでも嫌いでもどっちでもいい”という考え方で、私自身もしっくりきたんですよね。ありのままを受け入れることが難しい人も、そういったいろんな価値観に触れたら安心するんじゃないかな。

克服してもしなくてもOK。そんな考え方もあっていい

MAQUIA 1月号
撮影/中村和孝(モデル) ヘア&メイク/中村未幸(小嶋さん分) 榛沢麻衣(友利さん分) ヘア/中澤好夫〈vicca〉(石井さん分) スタイリスト/SHOCO(小嶋さん分) 青木宏予(石井さん分) 槇 佳菜絵(友利さん分) 取材・文/真島絵麻里 構成/火箱奈央(MAQUIA)

最終更新日:

MAQUIA書影

MAQUIA2024年10月22日発売号

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