10代の頃からモデルとして活躍。現在は女優として注目を集める広瀬アリスさんのインタビューをお届け。紆余曲折の芸能人生の中で培った、心地よさと楽しむことを軸とした美の磨き方とは?
悩みもあるけど、これが自分。
広瀬アリス「私のキレイ」を見つける旅路
アリスが見つけた「自分に合う美容」
いい状態の肌は
心と仕事のバロメーター
「20代前半までは肌トラブルとは一切無縁だったので、自分の肌の強さを信じ切っていました(笑)。年齢を重ねて仕事の忙しさが増すにつれ、カサつきや花粉による揺らぎ、ニキビなど肌悩みが続出。今はどんなときもできるだけ安定した肌でいられるように、デイリーなケアは保湿をメインにしています。その他には、食生活を整えたり、十分な睡眠をとることも大切。いい肌なら心も安定するし仕事も頑張れるから」
むくみも疲れも
その日中にリリース
「最近はEMS機能つきの足つぼマットにハマり中。足をのせるだけで反応してすごく気持ちいいんですよ。さらに、エアーマッサージャーも投入。今は役柄的にヒールを履くことも多いので、足のむくみに取り憑かれているんですけど、このコンビのおかげで助かっています。『太った』とか『むくんでいる』という言葉にかなり敏感なタイプなので、毎日必死ですよ! だからこそ、その日のむくみはその日のうちにケア」
時に自分を褒めちぎって
うぬぼれてみる
「10代の頃は何をしても痩せないことが最大の悩みでしたが、20歳をこえて規則正しい生活を心掛けるようになってから、少しずつ健康的な体になっていくと同時に、心も上向きになれたんです。『痩せてきたからヘルシーな野菜ランチにしよう』とか、それまで苦で仕方なかったことを積極的にできるようになったり。結局は全部自分のためなんだから、ちょっとの良い変化にうぬぼれて自分を褒めちぎってみる。そうすると体も心もキレイが加速する気がするんです」
我慢しすぎずたまには甘やかす
「体の変化が嬉しくて、当時は友達と旅行に行っても、朝サウナスーツを着てジョギングをしていました。ステイホーム中も体質改善を第一に。その一方で、我慢しすぎないのも大事で、半年に1回は普段なかなか手を伸ばせないピザなんかをお腹いっぱい食べるハイカロリーパーティをすることも(笑)。翌日のむくみに愕然とし、またすっきりした体に戻す生活を頑張れるんです」
心を高めて自信をくれるのが美容
「いい肌の状態をキープできたりしっくりくるメイクに出合えると、自分を好きになれる。もっと頑張ろうっていう前のめりな気持ちにもなれるし、日常の中のささいな出来事に喜びを感じられるような心の余裕にもつながると思う。もともと自己肯定感の低い私がそう思うのだから、これは間違いないと思う(笑)。美容はきれいになれるだけじゃなく、自信をくれて背中を押してくれるものなんじゃないかな」
昔の自分には戻りたくないから
人生を通して美を更新していきたい
1994年12月11日生まれ、静岡県出身。2009年より雑誌『Seventeen』専属モデルを務める。女優として多くのドラマや映画に出演。主演ドラマ『失恋めし』(Amazonプライム・ビデオ)が、22年1月14日より、一挙配信。バラエティでも持ち前の明るいキャラクターで愛されている。
MAQUIA 2月号
撮影/三宮幹史〈TRIVAL〉 ヘア&メイク/犬木 愛〈AGEE〉 スタイリスト/黒崎 彩〈Linx〉 モデル/広瀬アリス 取材・文/通山奈津子 構成/木下理恵(MAQUIA)
最終更新日: