新星のごとく私たちの前に現れた美しい“王子様”、渡邊圭祐さんのインタビューをお届け。彼はどこからやってきたのか、そして、どんな人なのか……。“意外な素顔”にクローズアップ!

渡邊圭祐 インタビュー

Special Interview
今、いちばん興味深い彼と一日過ごしてみた
ギャップの王子様
渡邊圭祐

渡邊圭祐さん1

渡邊圭祐さん2

デビューから約3年。
環境は大きく変わったけれど
僕自身は何も変わらない

学時代、スーツを着て仕事をしている自分が想像できなくて。この先、何をしたいのか真剣に考えた。そこで辿り着いたのが「楽しめることをして生きていきたい」という答えでした。大学に入ってから始めたモデルの仕事を続けることも考えたけど、世界に挑むには身長が足りなくて断念。そんなとき、誘われた地元の劇団のワークショップ。芝居に出会い衝撃を受け興味を持ったのが僕の役者人生のスタートでした。
古着屋で働きながらレッスンを重ね、『仮面ライダージオウ』で初のドラマ出演をしたのが25歳。世間から見ると “遅いデビュー”だったかもしれない。あれから約3年、今の僕は想像もしていなかった場所に立っている。自分を取り巻く環境は急激に変わったけれど、僕自身は何も変わらないし、変わりたくないなと思っています。華やかな世界に飛び込み注目を浴びて急に変わってしまうのは「なんか違う」。周りからいろんな言葉をかけてもらうけど、一番嬉しいのは地元の友達からの「変わらなくて安心するわ」の一言。その言葉を聞くと僕自身もなんか安心するんですよ。


ろんな役柄を通して、他人の違う価値観を自分の中に落とし込んでいく。
新しい作品に出会うたびに自分の感覚がグンと広がる。“人”が好きだし自分も“人”として成長していきたい、今も昔も変わらない思いの延長線上に僕は役者の楽しみを感じているんだと思います。「まだまだ1年目」「まだ2年目」が通用しない「3年目」。それはやっとスタート地点に立てたような感覚でもあって。「ここからが勝負だ」と肌で感じる毎日。
でも、楽しみながら生きると決めて始めたこの仕事。楽しいことばかりじゃないけど、楽しまなければ意味がない。悩んだり落ち込むこともあるけれど、それすらも楽しみながら進んで行けたらと思っています。

渡邊圭祐さん3

Keisuke Watanabe

渡邊圭祐

1993年11月21日生まれ。2018年『仮面ライダージオウ』で役者デビュー。その後、話題作に次々出演。ドラマ『推しの王子様』で演じた五十嵐航役が大きな話題に。12月は初の舞台『彼女を笑う人がいても』に出演する。

MAQUIA1月号
撮影/中野敬久 ヘア&メイク/松岡奈央子 スタイリスト/黒崎 彩〈Linx〉 モデル/渡邊圭祐 取材・文/石井美輪 企画/萩原有紀(MAQUIA)

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