首や肩がこると、顔や足、手指といった末端のむくみに直結。さらには眼精疲労や頭痛、腰痛、坐骨神経痛などの原因にも。姿勢が悪くなると筋肉の使い方が変わって代謝低下にもつながるので、まずは正しい姿勢を心がけて!

不慣れな在宅勤務で首・肩コリに悩む人が急増! 2分で血流改善ストレッチ_1

教えてくれたのは
山口絵里加さん

「美コア」トレーニングメソッド考案者/パーソナルトレーナー/フィットネスインストラクター

山口絵里加さん

運動・食事・睡眠の質や姿勢も含めた生活習慣を整え、酸素運動と筋トレで体幹(コア)を鍛えながら体温上昇と代謝アップを目指すオリジナルメソッド「美コア」を考案。東京・麻布十番で、美コア東京スタジオを主宰。筋肉を大きくせずに細く引き締まった身体を作る「セレブボディの仕掛け人」として注目される。登録者数14万人を超えるYouTuberでもある。

・「美コア」YouTubeチャンネル    ・公式インスタグラム@erika_yamaguchi   ・美コア東京スタジオHP

姿勢の歪みがコリと代謝低下の原因に!

デスクワークの座り方が乱れていると姿勢が変わり、歩き方まで変わります。本来使うべき筋肉が使われなくなるので代謝が落ち、腰上、二の腕のうしろ側、太ももまわりに肉がつきやすくなってしまいます。つまり、姿勢がすべての元凶。姿勢を正しく変えると必要な筋肉を日常的に鍛えられるので、すべてが変わります。まずは1週間続ければベストな姿勢に、2週間続けられたらパーフェクト! 習慣化することで、これまでの悪い癖をリセットできます。姿勢はフィットネスの前段階なので、3日続かなければフィットネスも続きません。まずは1週間、頑張ってみましょう!」(山口さん)

PCの高さがポイント。自分の姿勢をチェックしてみて!

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背筋を伸ばして座った時に、ひじの内側が直角になるのが正しい姿勢。テーブルが低いと、ひじが上がってあごが前に出てしまうので、胸や首の前側の血流が滞って肩コリや眼精疲労の原因に。PCの高さを上げて調節を。逆にテーブルが高く、ひじが下がってしまうと肩が内側に入って猫背になり、背中がガチガチに。お尻の下にバスタオルを敷いて高さを調整する工夫を。

PC用のデスクを持っていない場合は?

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急にリモートワークになって、PC用デスクを用意できていないという人も多いですよね。床座りで仕事をする場合は、骨盤が前や後ろに傾かないように注意。三つ折りにしたバスタオルをお尻の後ろ側に敷くと、坐骨が安定するので上半身の姿勢をキープしやすい。腰痛予防にも効果的。

まずは1週間で姿勢をリセット! 首・肩コリ&顔のむくみ解消ストレッチ

POINT


・所要時間2分
・1セットでOK
・首や肩の血流を改善
・顔や手指など末端のむくみを解消
・眼精疲労を改善

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1.椅子に座って両手でタオルの両端を握り、後頭部にかける。ひじを内側に入れたら、両手でタオルをゆっくり下へひっぱり、首の後ろ側が伸びるのを感じながら30秒キープ。

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2.右手をゆっくり下に引き、首の左側が伸びるのを感じながら30秒キープ。反対側も同様に行う。

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3.顔をあげ、手の甲が天井を向くようにタオルを握ったらタオルをおでこにあてる。ひじ先をできるだけ後ろへ向けながら、ゆっくりとタオルをひっぱる。首や胸の前側が伸びるのを感じながら30秒キープ。

取材・文/国分美由紀 イラスト/齋藤よしこ 監修/山口絵里加 企画/佐藤 陽(MAQUIA ONLINE)

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