同じ悩みを抱える人たちのために、更年期の実体験を発信し続けている俳優・有森也実さん。その実体験と対策を教えていただきました。

更年期、どう過ごしてきた? どうすべきだった?
俳優・有森也実さんの場合
“体の変化は自然の摂理。無理せず、自分らしくがモットー”
「更年期を自覚した40代後半。症状が辛かった3〜4年間に私の体にはいろいろな変化が起こりました。婦人科の病院に行く元気すらなく、体調的には辛いこともありました。でも自分に向き合うきっかけなのかもしれないと思い、食事や運動など、生活習慣でできることから変えていき無理のない範囲で、模索を続けていた日々でした。そんな中、私を救ってくれたのは大好きな“ダンス”。5歳から続けているバレエ、更年期をきっかけに出合ったフラメンコなど新しく始めたことで、ゆっくりと、自分らしさを取り戻せたように感じています」(有森さん・以下同)

体の変調が更年期のサインかも?
フィジカル
更年期時代、いつもとは違う体の状態に振り回されつつ、自分なりの解決法を探った有森さん。その症状と対策を教えてもらった。
有森さんに起こったこと
ホットフラッシュ、むくみ、顔面神経痛
「最初に自分の体がと思ったのは、46歳くらい。急に首のリンパが腫れ、むくみが強くなったんです。耳鼻咽喉科にかかりましたが原因がわからず。その後もむくみのほかに気分の落ち込みや“なんとなく不調”が徐々に起こるようになって、48歳くらいにはホットフラッシュや顔面神経痛なども発症。これが更年期なのかと自覚しました」
バネ指の症状は今でも
「5歳から続けているバレエのおかげなのか、以前、テレビ番組で受けた健康診断で『骨は20代レベル』と診断されたことがあります。体を動かすことが好きで、今でも週2回はバレエに通い、その他のダンスの趣味も継続しているので、まだ大きな体力の低下は感じていません。ですが親指の付け根に痛みが出る“バネ指”だけは、更年期時代からずっと悩んでいます」
だるくて起き上がれない日も
「寝つけないなどの睡眠障害は、幸いなことに経験しませんでしたが、朝になってもだるくて起き上がれないなんて日もありました。仕事の日でなければ『これはホルモンのせいだもん』と思い、無理せずそのままベッドで横になっていることも。更年期を受け入れてからは『今度はこれ?』『こうきたか〜』など、次々にやってくる体の変化をたしなめながら過ごす感覚に」
対策としてやったこと
サプリを取り入れて穏やかに過ごす
「当初はあまり更年期の知識はありませんでしたし、病院に行くまでの元気もなくて。また、自然の摂理として症状と向き合ってみたかったという気持ちもあります。結局、更年期の症状が辛かった3年間くらいは、自分の“気持ちのお守り”的にサプリメントや漢方を取り入れていました。個人的には自分の体に合っていたと思います」

有森さんが頼りにした2つのアイテム。A ゆらぎ期®特有の変化をサポートするエクオールを含有。エクエル 112粒 ¥4320/大塚製薬 B 13種の生薬とビタミン類を配合。女性保健薬 命の母A 420錠 ¥3146/小林製薬(第2類医薬品)
やってみたかった新しいダンスで運動不足を解消
「メンタルの変調とも関わるのですが、大好きなバレエができなくなった更年期時代は、フラメンコやソーシャルダンス、アルゼンチンタンゴなど、以前から挑戦してみたかったダンスを始めました。“新しいことはできなくて当たり前”、という事実が逆に心と体をラクにしてくれたんです。バレエができなくなり、むくみや体重増加に悩んでいたことも、新しいダンスを始めたことで解消されました」
筋トレを習慣化&マクロビの食事に
「更年期をきっかけに始めて、今でも習慣化しているのが筋トレとマクロビオティック。筋肉運動のサポートになるクレアチンのサプリメントがとても良くて。疲れも残りにくいし、体にパワーが宿る感覚があります。マクロビの食事もストイックになりすぎず、体にいいもの、旬の野菜などを中心に摂取。間食も手作りのおやつに。とにかく、体が元気になることを心がけています」

筋トレのお供。高純度99.9%のクレアチン配合のアミノ酸パウダー。プロスペック クレアチン 260g ¥4104/江崎グリコ
MAQUIA 6月号
撮影/nara〈vale.〉 ヘア&メイク/福沢京子 取材・文/松井美千代 構成/山下弓子(MAQUIA)
衣装/本人私物
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