気温が徐々に上昇し、皮脂テカが心配なこれからの季節。でもその皮脂、実は肌にとってありがたい天然のエイジングケア成分だって知ってた? 専門家に皮脂のすごさを聞きました!

皮脂 エイジングケア

実は頼れる存在&老けにくさのカギ!
本当は大切な皮脂の話。

皮脂にこんなイメージありませんか?

実は皮脂のここがすごいんです!

教えていただいたのは…
井上玄志さん

MySkin

井上玄志さん

皮膚の常在菌のメタゲノム解析を行うMySkinの研究員。日本女性1100人の顔の皮膚常在菌を解析した知見を持つ。

友利 新先生

皮膚科医・内科医

友利 新先生

都内の美容クリニックに勤務しながら、YouTuberとしても活躍。皮膚の仕組みやコスメ選びのわかりやすい解説が評判。

(by 井上さん)
バリア機能を高める皮膚常在菌の「ごはん」となる!

肌表面に棲みバリアの役割を果たしている皮膚常在菌。その常在菌のメインの「食事」が皮脂。中でも善玉菌であるアクネ菌と表皮ブドウ球菌は皮脂が主食。皮脂を食べてグリセロールや短鎖脂肪酸といった天然のうるおい成分を作り出します。アクネ菌が善玉菌とは意外かもしれませんが、アクネ菌には大きく分けて6つのタイプがあり、ニキビの原因となるのはそのうち1タイプであると言われています。ほか大多数は善玉菌で、その割合が多いほど健康で老けにくい肌の証し。皮脂が潤沢な肌は善玉菌が暮らしやすい楽園。ハリとうるおいのある美肌になれる可能性が高いのです。

(by 友利先生)
炎症を防いで細胞の寿命を延ばす!

「皮脂の多い肌は老けない」は、イギリスの医学論文でも発表されている事実。肌表面に皮脂膜が張られることで肌内部に炎症が起きづらく、皮膚の細胞の寿命を決定づけるテロメアを長く保てることが老けない理由です。医師としての経験上も、若いときにニキビに悩んだような皮脂の多い人ほど、シミ、シワ、たるみが少ないことを目の当たりに。ただし、肌にとって皮脂は大切だけれど、放っておけば当然テカリ、ニキビ、毛穴目立ち、くすみの原因に。皮脂が多い人も少ない人も、「皮脂を上手に活かす」ことがエイジングケアのカギなんです。

ボクを嫌わないで! シミ、シワ、たるみから 守ってあげるよ

ボクを嫌わないで!
シミ、シワ、たるみから
守ってあげるよ
わかってもらえてよかった~。これまで迷惑かけちゃった人、ごめんね。ホントは力になりたいんだ。

MAQUIA6月号
イラスト/沼田光太郎 取材・文/小田ユイコ 構成/髙橋里佳(MAQUIA)

最終更新日:

MAQUIA書影

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