マスク生活が長引き、ニキビや肌荒れに悩む人が急増中。肌のエネルギーがダウンしがちな今、必要なのは“自ら”肌の土台を立て直す力。「MAQUIA」2月号から、その理由をご紹介します。
\なりたい肌は土台づくりから/
肌エネルギーをアップして潤い続ける肌になる
美容ジャーナリスト
小田ユイコさん
『マキア』ほか多くの女性誌、WEBでスキンケア記事を執筆。美肌サイエンス、スキンケアコスメのテクノロジーに精通。
肌エネルギーが下がってしまうのはなぜ?
1 潤い不足でスカスカ肌に
保湿がしっかりできていないと、角層の潤いタンク、細胞間脂質がスカスカに。資料提供/コーセー
原因1
肌エネルギーの源、潤いが枯渇
空気の乾燥×寒風×暖房の真冬環境で潤い不足の肌は、ガス欠寸前でロングドライブしているような状態。水分と油分、両方の「満タンチャージ」が必要。
2 肌内部で炎症が勃発
紫外線を浴びると細部はダメージを受け、微弱な炎症が。バリア機能をダウンさせる。資料提供/ロート製薬
原因2
バリア機能が弱く、外敵にやられっぱなし
角層が乾燥して乱れているせいで、紫外線や大気汚染物質などの刺激が表皮の内部にまで到達。ボヤ火事のような炎症が起こり、表皮全体のバリア機能がダウン。
3 血流が滞りゴースト血管に
血流が悪いと、末端(皮膚)まで血液が行きわたらず、毛細血管がゴースト化。資料提供/あっと株式会社
原因3
血液やリンパが滞り、肌の巡りもダウン
潤いと栄養を届けるライフライン、血流が停滞。老廃物を回収する「下水」、リンパ管も滞って、肌の生まれ変わり=ターンオーバーがうまくいかない肌に。
肌エネルギーの高い肌とは?
1 自ら潤える肌
日々のスキンケアで水分と油分がバランスよく満タンチャージされた肌。肌が本来持っている「潤いをつくり出す力」が引き出される。
2 外敵をはねのけられる肌
バリア機能が整い、ボヤ火事のような炎症が起きていない肌。紫外線や大気汚染物質が肌を襲っても、すぐさま撃退できる。
3 血液やリンパの巡りのいい肌
内側からの水分と栄養が届き、老廃物の回収がスムーズに行われている肌。元気な細胞が生まれる環境がバッチリ整っている。
MAQUIA 2月号
撮影/柴田フミコ 藤澤由加(物) ヘア&メイク/高橋里帆〈Happy Star〉 榛沢麻衣 スタイリスト/黒崎 彩〈Linx〉 モデル/鈴木えみ(マキアミューズ) イラスト/本田佳世 取材・文/小田ユイコ 構成/髙橋美智子(MAQUIA)
最終更新日: