気になる肌悩み、美容医療ではどうやって治療する? 世代別の王道とおすすめの方法を、ドクターに聞きました。施術選びの参考にして!
0からわかる美容医療BOOK
私のモヤモヤに最適解
お悩み別・おすすめ美容医療
【顔】編
シロノクリニック恵比寿院、表参道スキンクリニック勤務。豊富な知識を垣間見れるYouTubeも大人気。
日本形成外科学会認定専門医。照射機器の保有数は国内トップレベルで、その人にベストな機器を提案。
日本形成外科学会認定専門医。ごく少量で、人に気づかれず効果を出す注入技術には特に多くのファンが。
ニキビ
→薬剤やマシンで老化角質を一掃
20代には「ケミカルピーリング」がおすすめ
酸の力で溶かして剥がす
[ミルクピール]
「皮脂分泌が活発な20代は、ピーリングが効果的です。不要な角質の剥離を無理なく促し、毛穴に詰まった角栓も排出。どの年代でも、ひどい炎症ニキビの跡がクレーター状に残ってしまうと治療が難しいので、たかがニキビと侮らず早めの治療を」(寺島先生)
グリコール酸やサリチル酸などを含んだ薬剤を塗布して、肌表面の老化角質を除去。毛穴の詰まりやアクネ菌の増殖も抑制される。
20〜30代には「ハイドラフェイシャル」がおすすめ
角質除去&導入を同時に
[ハイドラフェイシャル]
「大人のニキビ対策には『ハイドラフェイシャル』を。肌表面の老化角質を除去できるのはピーリングも同じですが、こちらは美容成分の導入もできるのが利点。定期的に繰り返しつつ、毛とともに毛穴も退化させる顔脱毛をプラスするのもおすすめです」(友利先生)
水流を吹き付けて、古い角質を軟化しながら吸引&除去。同時に抗酸化成分やペプチドなどの美容成分を導入することができる。
毛穴
→大人毛穴には“ドット治療”が有効
20代には「ケミカルピーリング」がおすすめ
30代には「eマトリックス」がおすすめ
初期は角層、凹凸は真皮にアタック
[eマトリックス]
「20代の皮脂毛穴には、ニキビと同じくピーリングを。30代以降で皮脂分泌は減ってきたものの、毛穴が開きっぱなしになってしまった肌は『eマトリックス』を。高周波を細かいドット状に照射し、肌深部の広い範囲でコラーゲン産生を促します」(寺島先生)
30〜40代には「ダーマペン」がおすすめ
針の刺し傷効果で肌を再生
[ダーマペン4]
「ダーマペンは超極細針で肌にくまなく穴をあけることで創傷治癒力を劇的に高め、なめらかな肌を叶えます。人気の施術ですが針の深さの判断ミスなどによるトラブルも多いので、熟達した医師のもとで行って」(銀座ケイスキンクリニック 院長・慶田朋子先生)
40代には「マドンナリフト」がおすすめ
たるみ毛穴に攻めの治療!
[マドンナリフト]
「大きく目立つたるみ毛穴治療の最終手段は『マドンナリフト』。ほくろやイボを削り取る際に用いられる炭酸ガスレーザーと引き締め効果の高い高周波を、ドット状に照射するフラクショナルレーザーの一種。クレーター状のくぼみにも照射可能」(石川先生)
MAQUIA 5月号
撮影/三宮幹史〈TRIVAL〉 イラスト/熊野友紀子 構成・文/高見沢里子 摩文仁こずえ 企画/萩原有紀(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
※同じ治療でもクリニックによって呼び名や金額は異なる場合があるので、きちんと診断を受け、相談して選んでください。また施術の効果や痛みの感じ方、ダウンタイムには個人差があります。