「MAQUIA」11月号では、みんなが安心して住める世界を築くためにできること、すべきことを徹底考察。今回は、エシカルライフスタイルSDGsアンバサダー冨永 愛さんが登場。ご自身が実践しているサスティナブルライフについて聞きました。
写真/下村一喜
独りよがりな美容は終わった。
私たちがキレイのために
できること、知るべきこと100
エシカルライフスタイル
SDGsアンバサダーとして活動する
冨永 愛さんに聞きました
PROFILE
17歳でNYコレクションにデビューして以来、世界の第一線でトップモデルとして活躍。モデルの仕事と並行して、社会貢献の活動にも取り組んでいる。
Q.エシカルライフスタイルSDGsアンバサダーとは?
消費者庁が主催する、
SDGs関連の広報大使です
「国際目標であるSDGsを達成するために、自分ができることとして消費者庁の『エシカルライフスタイルSDGsアンバサダー』を引き受けました。ファッション以外の分野でも、今、サスティナブルな活動が動き出しているのを実感しています」
Q.どんな活動をしているのですか?
シンポジウムでの
パネルディスカッションなど
「基本的には消費者庁が実施するシンポジウムやイベントに出席したり、講演をしたりしています。学生さんたちと一緒に地球の未来についてパネルディスカッションをしたり、企業の方や各自治体の代表と一緒にSDGsの周知を促す活動を行うことも」
Q.一番はじめに環境問題や社会問題に興味を持ったきっかけは?
12年前の
ファッションジャーナリストである
生駒芳子氏との出会い
「かつてマリ・クレール誌の編集長を務めていた生駒芳子氏が2008年頃、誌面でエシカルに関する特集記事を掲載したのがきっかけで興味を持つように。同時期に国際協力NGOジョイセフとも出会い、積極的に社会貢献に携わるようになりました」
Q.ファッション業界で
いち早く取り組んだ人は?
ステラ・マッカートニー
「今のファッション業界ではサスティナブルなことは常識ですが、いち早く『このままではいけない』と声を上げたステラ・マッカートニーの存在は大きいと思います」
©Alamy/amanaimages
リアルファーに代わる「ファー フリー ファー」の発表など、サスティナブルファッションの先駆者。
Q.ご自身が実践していることは?
ゴミ削減のためオーガニック
野菜を選んでいます
「以前は生ゴミから堆肥を作ったりもしていたのですが、どうやら私には家庭菜園の才能がないらしく……。最近では生ゴミの削減にもつながるので、皮まで食べられる国内産のオーガニック野菜を積極的に選んで食べるようにしています」
Q.誰でも簡単にできる
サスティナブルな活動は?
「断る」も大切なアクション
「マイバッグやマイボトルを持ち歩くほか、買い物をしたときの包装や読まないDMなど、後々ゴミとして処分するものは最初から断るのも大切。今できる、ちょっとしたことを積み重ねていくことが重要です」
MAQUIA 11月号
取材・文/和田美穂 関本陽子 構成/火箱奈央(MAQUIA)
最終更新日: