世界中のランウェイを席捲。現在は女優としても精力的に活動している冨永愛さんが初となるビューティブック『冨永愛 美の法則』(ダイヤモンド社)を発売。世界を股にかけて活躍し続ける彼女だからこそ知り得る、トップモデルの美の奥義が余すことなく書かれています。その製作秘話や美にまつわるヒストリーを伺いました。

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冨永愛さん

17歳でNYコレクションにデビュー。以後、世界の第一線でトップモデルとして活躍。日本人として唯一無二のキャリアを持つスーパーモデルとして、チャリティ・社会貢献活動や日本の伝統文化を国内外に伝える活動など、その活躍の場を広げている。

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「冨永愛 美の法則」

ランウェイで学び得た「美しい人になる習慣」がぎっしり。スキンケアやボディメイクなどから美の哲学まで、リアルな「美のマイルール」を全公開。
(定価:本体¥1500+税)単行本・ソフトカバー・192ページ

冨永愛・著 ダイヤモンド社・刊


Q.ビューティにまつわる書籍を発売しようと思ったきっかけは?

「今の私はこれまで培ってきたスキンケア、トレーニング、マインド強化などなど、美にまつわるすべてのことの結果がきちんと出せているなと思ったんです。今後年齢を重ねていくことで肌も体調も刻々と変化していくと思いますが、まずは今の私のベストをここで出してみたいなと思ったのが、この本を製作したきっかけ。『こんな努力をしています』と言うのはもともと好きではないのですが、自分の美容法だけではなく、考えていることをまとめる意味でも、1年くらい前から執筆を始めました。言葉にするという作業は時として難しくもありましたが、書き進めることで納得する部分もあったし、楽しい時間でしたね」


Q.本の冒頭では美オーラ溢れる撮りおろし写真も収録!

これが最後の機会になるかもしれないという意味も込めて、今のベストと思える自分を表現しました。その中には一枚の布だけ纏うようなショットも含まれています。冨永愛として、というより、アートとしての作品を残しておきたかったんです。素晴らしいスタッフの方々と一切の妥協なく、それぞれが思う冨永愛のイメージを寄せ合いながら、この本のためだけにまる1日かけて撮影しました」


Q.体も肌も珠玉の美しさを放つ冨永さんですが、20代の頃からケアを怠っていなかったのですか?

「それが全然なんですよ。やったことといえば、絶対に乾燥させないこと。仕事柄、日々メイクをするのでそれをきちんと落とすこと。特別なことはほとんどしていないですね。私の肌はもともとキメが細かくて丈夫なほうではあるものの、潤いが足りないとニキビや肌荒れに悩まされる。といったこともありました」


Q.30代になって進化した美容は?

「個人差はあるものの、20代ってほぼなにもしなくてもきれいな肌でいられますよね。若さなりの輝きっていうものもあるし。ところが30代を迎えてみると、“アレ??”っていうことの連続で(笑)。まず、体力の衰えにショックを受けました。『前はこういう撮影をしてもこんなに疲れなかったはず』とか『飛行機に乗り続けても全然平気だったのに』とか。専門家に相談したら鉄分不足も原因と指摘され、それからは食生活もきちんと管理。トレーニングで体力をつけるようにもなりました。美容面に関してはシワや毛穴が気になりつつも、今は化粧品もめざましく進化しているじゃないですか。そういった面では心強いですよね」

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Q.本には事細かに実践されている肌のケアやトレーニングの方法、食生活のルーティンやメンタルのケアまで、美にまつわる様々なことが丁寧に書かれていますが、ストイックに美を進化していく原動力は?

「体のラインが出る仕事のときに、“いい体”じゃなかったということがあって。そのとき、ものすごく自分にがっかりしたんです。私はいつもベストでいたい。トレーニングやケアをするのが面倒だなと思うこともありますけど、それよりも目的に向かって突き進む気持ちのほうが圧倒的に大きいんです。それこそこの間、10年ぶりにパリコレに出ることができましたけれど、面倒くさいという気持ちのほうが勝っていたら、きっと叶わなかったと思う。うまく歩けなかったときにやらなかったことを後悔したくない。自分を嫌いになりたくないというか」


Q.そういったマインドはいつ育んだものですか?

「17歳くらいでコレクションサーキットを周っていた頃の思いがすごく強いと思う。『なにがダメでこのショーに出られなかったのか』っていうことは自分には分からないじゃない? かといって、ベストな肌状態じゃないモデルが勝ち取ってランウェイを歩くこともあるし。何度もめげそうになりました。本当の正解がわからないからこそ、矢印はいつも自分。後悔したくない。ベストを尽くしてもだめだったら諦めがつくんですよ」


Q.今後迎える大人世代(ミドル・エイジ)に目指す美はどんなものですか?

「今のところ未知の世界です。でもきっと、今やっていることが土台にはなると思うので、これまで通りにやり続けて備える感じかな? 普通に考えて受け入れざるを得ないこと、例えばシワとかたるみとかっていう問題もたくさん起きると思うし、ボディラインに関しても然り。体力もこれまで以上にしっかりつけておかなきゃいけないですよね。そのために睡眠をより大切にするとか、質の良い眠りにつくためにも夜避けるべき食材を知る。などなど、美をトータルで考えてブラッシュアップしていきたいです。そうしてエイジングにあらがい続けるつもり。“生涯モデル”でいたいから」


Q.エシカルライフスタイル SDGs アンバサダーでもある冨永さん。美容界でも「クリーンビューティ」に注目が集まっていますが、プロダクト選びで意識していることは?

「例えば成分がオーガニックなのか否か。リフィルがあるかどうか。使っているプロダクトの大元の会社はどんな活動に取り組んでいるのか。SDGsだからといって自分の肌に合わない製品を無理に使うことはないと思うし、本当は化粧品自体がすべてSDGsの理念に基づくものであれば、私たちがその観点で選ぶ必要はなくなりますよね。きっと今後はそうなっていくと思うんです。でも、今の時点ではそういう会社を応援するためにも、背景まで含めて共感できる、安心感のあるプロダクトを見極めるようにしています。それはファッションにおいても同じです」


Q.最後に美を追い求めるマキアオンライン読者に一言、お願い致します!

「この本は今の私のすべてが詰まっているともいうべき一冊に仕上がったと思います。皆さんにとってなにか少しでも引っかかるものがあったらいいなと思いながら、できる限りのことを詰め込んだつもりだし、こういった書籍ではなかなか記されていないことも書いています。ぜひ手にとって下さいね!」

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撮影/田形千紘 取材・文/通山奈津子 構成/織田真由(MAQUIA ONLINE)



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