「MAQUIA」9月号から、“捨てる美容”で肌人生に革命を起こした、石井美保さん&小田切ヒロさんの対談をお届け。自分史上最高の肌質に出会える“捨て”の真髄を語り合います。

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2大美容マニアが、マキアで初顔合わせ!

石井美保×小田切ヒロ

大人のキレイは“捨てる美容”から

“与えて重ねるケア”による肌スランプを乗り越え、“捨てる美容”で肌人生に革命を起こした美の二大巨頭が奇跡のファーストコンタクト。自分史上最高の肌質に出会える“捨て”の真髄を今語り合う。


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HIRO ODAGIRI

ヘア&メイクアップアーティスト。その人の魅力を引き出す骨格コンシャスなメイクの名手。著書に『大人のキレイの新ルール 捨てる美容』(世界文化社)。


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MIHO ISHII

美容家。トータルビューティーサロンRiche代表。パーフェクトレディなルックスと、サバサバとした潔いキャラクターのギャップが魅力的な、美の求道者。


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与え過ぎをやめれば
顔の大きさも変わる

石井 ずっとお目にかかりたかったので、緊張して手に汗かいてます。

小田切 そんな〜、ありがとうございます。石井さんが「捨てる美容」をされているって、意外でした。

石井 重ねてるイメージ、ありますよね(笑)。実際に、30代までは重ねれば重ねるほど、キレイになれるって信じてましたから。

小田切 美容好きが陥りやすい罠! そんな石井さんが、捨てる美容に目覚めたきっかけは?

石井 あれは、初詣も行かずにひたすら韓流ドラマを見たり、カメラの勉強をして過ごした40歳のお正月。どこにも行かない=メイクもしない。おこもりモードで朝晩顔を洗うだけで5日間過ごし、最終日に岩盤浴に行ったんです。汗を出し切って毛穴が開通したのもよかったのか、ここ一番の肌質になったんです。

小田切 なるほど〜。それで!?

石井 帰ってきて洗顔した後、「あれ? 塗らなくてもいいな」って。「乾燥肌代表」としてずっと保湿命だった私が、自ら潤う人になれた。

小田切 僕も高級アイクリームを全顔に塗るほど、与えるケア信奉者でした。でも、そんなケアを続けているうちに、写真で見て明らかに頭身が違うほど、顔が大きく膨張してしまったんです。

石井 顔の大きさまで!

小田切 そんな中、クレンジング専門のサロンに出会ったり、排出ケアの話を聞いたりして、捨てるのも大切なんだなと。極めつけは、捨てるケアと与えるケアが9:1という類い稀な美肌を持つ女優さんに出会い、影響を受けたことですね。

石井 9:1って勇気がいりますよね。私の場合は、与えるケアを120%から80%にしたくらいだけど、「これをやらなきゃダメ」というルーティンから自由になったおかげで、自信がついたし睡眠時間も増えましたね。

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油分過剰は
顔を重くたるませる

小田切 普通はそれぐらいから始めるといいかもしれませんね。僕の場合は、洗顔やピーリングで捨てながら、与えるのは水とオイルだけ。半年ぐらい経った頃に、肌が安定しただけじゃなく、顔のフォルムまで変わったんです。マッサージを本格的に取り入れ始めたのと同時なので、相乗効果もあると思いますが。

石井 確かに、油分を与え続けると、肌が重くなってたるむ気がしますね。私は、目元の薄い皮膚が重くなってたるむのが嫌で、アイクリームではなくアイセラムを使うようにしているんです。

小田切 わかります。アイクリーム全顔塗りをやめて本当によかった!

石井 使うものを減らすというと、一見コスメの存在価値が下がったように思われがちだけど、逆に上がってるんですよね。いらないかもと思う中で選び取るものには、手離せない理由がある。

小田切 まさにその通り。僕も、本当に必要なオイルと水しか与えない分、上質なものにこだわります。塗るだけでなく、インナーの淀みや脂肪を捨てるにも水とオイルは大切。僕は水は観音温泉水を箱で取り寄せていて。オイルは、オーガニックのオリーブオイルやMCTオイルスポーツが定番。

石井 観音温泉水は私も好き! 柔らかくて飲みやすいですよね。私は細胞レベルで潤いをサポートする、プラズマ解離水もよく飲みます。オイルは、搾りたてオイル専門店FRESCOのピスタチオとマカデミアナッツオイルが好きです。


水と油&食で
内側からも捨てる

小田切 食で何を捨てるかも大事。僕は、グルテンを捨ててからアレルギーが楽になりました。

石井 私も以前は、“甘いものがないと生きていけない”という呪いというか執着心があったのですが、今はなるべく砂糖絶ち。砂糖は、肌をくすませ、たるませるんです。

小田切 マカロンやケーキが似合いそうなイメージなのに、意外です。本当に糖化は怖いですよね。

石井 私は化粧品の取捨選択ができるようになってから、人間関係も楽になりました。見てもわからないようなSNSの連絡先は消してもいいし、数合わせの食事会には行かなくてもいいんだなと思えるようになりました。

小田切 アドレス帳やSNSのデータの見直しは、僕も定期的にやります。あと、定期的に泣くのも大事。

石井 大人になると、経験値も増えるし、いろんなことに予測がつくようになるから、そうそう泣かなくなりますよね。冷静に淡々としちゃう。でも、私もこう見えて夜たまに一人で泣いてるんですよ。

小田切 大人は泣き忘れしがちだけど、涙は最高のデトックス! 本でグッとくるフレーズや、映画のワンシーンや自己投影できる音楽の一節を見つけたときは、泣きのチャンス。「いける!」と思ったら泣けるチャンスに思いっきり乗ります。心の澱(おり)や力みが洗い流される。

石井 ところで私、小田切さんに会ったら、絶対訊きたいことがあったんです。

小田切 何々?

石井 どうしてそんなにシンメトリーなんですか? 美容界を見渡しても、ここまで左右対称なのは、小田切さんと君島十和子さんぐらい。

小田切 それは、いろいろ工夫しているからですよ。マッサージもそうだし、生え際やヒゲのラインで、シンメトリーに見せている。

石井 いいなぁ。私もヒゲつけようかな(笑)。

小田切 ぜひつけてみて(笑)。

石井 私は左右の顔が1㎝もちがって……。まつ毛屋さんなので、実は左右の目のちがいをエクステのカールや長さを変えて揃えているんです。

小田切 歪みや左右差を捨てる! 僕たちなんだか、似た者同士ですね。



MAQUIA9月号

撮影/当瀬真衣〈TRIVAL〉(モデル) ヘア&メイク/大野朋香〈air〉(石井さん分) 取材・文/長田杏奈 構成/芹澤美希(MAQUIA)


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