あと一歩、踏み出せないでいるあなたのために神崎さんから届いた特別なエールを「MAQUIA」5月号からお届けします。変わるって楽しい。そう思えたら女の子は無敵!
作:神崎恵 主演:小嶋陽菜
「私が変わりたい、と思った日」
キレイなひとを見た。
まわりのみんながキラキラして見えた。
どうしても着てみたい服と出会った。
なりたい自分を見つけた。
恋をした。
「変わりたい」。
そう思った。
欲しいものと出会うたび、
大切なものとさよならするたび、
自分以外の幸せに心がちょっぴり
チクンとするたびに
何度もくりかえしてきたこの思い。
変わるって難しそう。
変わるってちょっと怖い。
今のままの自分から
もうすこしだけ進んでみたい。
いつだって「変化」するときには
迷いや不安がついてくる。
でもこれが、今よりちょっと幸せに
そして新しい自分になれる合図。
今まで慣れてきた自分を変えるってどうしたらいいんだろう?
気持ちだけが膨らむばかりでその方法が掴めない。
でも、思い出してみてほしい。
「ママの着せ替え人形」をやめた日から、
女のコはみんな自分で自分を変え続けてきていること。
初めて自分で服を選んだ日、
初めてリップを塗った日、
初めてひとりで出かけた日、
初めてのどきどきが
今までたくさんの
嬉しいことや新しいことを
集めてきてくれたこと。
もう一度、「初めて」を楽しもう。
いつもはうっとり眺めるだけで終わらせてしまう服を着てみよう。
わたしには似合わないと決めてしまっている色のリップをつけてみよう。
ずっと変えられずにいた髪の長さを変えてみよう。
わたしを変えてくれるのは、
そんなちょっぴりの初めてと思い切り。
変わらずにいたい自分と変わりたい自分。そのバランスの悩ましさ。
でも変わることは新しい可能性や世界を自分に贈るということ。
たったひとりの大切な自分をもっと楽しませてあげたい。
そのために欲しいのは、ぶれない芯を持ち続ける強さと、
変化しつづけるやわらかさ。
自分で自分に引いてしまった線を消しちゃおう。
「わたしなんて」の思いを飛ばしちゃおう。
「いいな」の思いをどんどん自分に取り込もう。
「変わりたい」と思ったときから、もう新しい自分が始まる。
怖いから、面倒だから、不安だからこそ
その一歩が新しい景色を見せてくれるから。
自分を変えられるのは自分。
まわりのキラキラに負けないくらい
「わたし」をキラキラにしてあげよう。
MAQUIA5月号
撮影/金谷章平 ヘア&メイク/中村未幸〈ロライマ〉 スタイリスト/高垣鮎美〈LOVABLE〉 モデル/小嶋陽菜(マキアモデル) 撮影協力/アワビーズ
【MAQUIA5月号★好評発売中】