いい女感を醸し出すヘアには共通のルールが!? 今回は「MAQUIA」3月号から、人気ヘア&メイクアップアーティスト河北裕介が、いい女をつくるヘアスタイルのポイントをお届けします。記事後半には、河北アニキとこじはるのスペシャル対談も!!
河北流いい女をつくるヘアの法則
“顔のサイドはピタッ、トップに
ボリューム”が、いい女ヘアの鉄板!
「面積を占める割合が多い分、印象の7割はヘアにかかっている。だから気を抜かないで。いい女ヘアづくりのポイントは、前髪の根元をつぶして顔の輪郭に髪を沿わせつつ、トップに立体感と高さを出すこと。特に、こめかみ部分はアイロンを縦にして毛先からリバース巻きにすると、顔のサイドがくっと締まるんだよ。そうすると顔のサイドに影ができて、小顔かつ立体的な顔立ちに見える。あとは、全体をアイロンで巻いて空気を含ませるように崩し、ボリューム感を出せばOK ! やわらかな曲線を描いた色っぽさのあるスタイルだから、誰でもいい女風に。」
タイプの違う3人も、ヘアでほら、いい女
面長フェイスだから、トップのボリュームはしっかり出しつつ、顔周りはアイロンのリバース巻きで、ひし形フォルムに。
ペシャンとしやすい日本人に多い頭の形は、トップとハチ部分にボリュームを出しつつ、Aラインシルエットに。
丸顔なので、前髪を横から流すように。もともとトップに高さがあるので立体感は出さず、ハチ部分のみボリュームアップ。
-SPECIAL TALK-
Kawakita × Kojiharu
河北メイクでいろんな自分を知るチャンスに出会える
河北アニキの著書『河北メイク論』の中で、「河北さんは私の見せ方をトータルで考えてくれる、名プロデューサー!」と話す、こじはる。一方、「はるちゃんは、僕を信じてくれて、新たな女性像を一緒に探っていける、たくさんの顔を持つアイドル」と語る、河北さん。そんな信頼しあう二人が、いい女像について語りあった。
河北
誘っている甘い感じや媚びた感じだけじゃなくて、奥に意志や強い芯が覗くのって、やっぱりいい女。
陽菜
なんか知的さが潜む感じだよね。あ、私は河北さんにメイクしてもらうと、そういう人になった気分になれる! メイクで変われる!
河北
おっ、嬉しいね~。日本って可愛いことが良しとされていたけど、ここ最近は奥行きを感じさせるカッコいい色気も重要視されるようになってきたと思うんだよね。ヨーロッパの映画で、濡れ場のシーンがあっても軽く見えないじゃない? そんなイメージ。だから、僕もメイクする時にそこを配慮するようにしてる。
陽菜
メイクがすっごい早くて、どこいじったんだろうって感じなのにね~。魔法使いのおじさん!?
河北
オイ!(笑)。でも、フェイクなものがいっぱいだと、あざとく見えちゃうから、必要な箇所以外はいじらない。とってもシンプルメイク。
陽菜
私も同じアイテムを買って、頑張ってる。でも、テクの違いかな。
河北
いや、かなり上手くなっているな~って、気づいていたよ。物事の変化を受け入れられる柔軟な女性ってすごく素敵だと思う。はるちゃんは、アイドルとしての地位をしっかり築いているのに、新たな魅力を自分の中にすっと受け入れて、表現しようとする柔軟性がある!
陽菜
年齢が上がるにつれて、いろんな面を持った女性に憧れるし、自分もなりたいなって。でも、いきなり中身を変えるのは難しいから、まずメイクを変えることで、なりたい自分に少しずつ近づいていきたい♪
河北
せっかく女子に生まれたんだから、メイクでいろんな自分に出会ってほしい。今回の撮影でも、いろんないい女を体験できたでしょ?
陽菜
うん! どのメイクも、背伸び感がなくリアルなの。自分らしさは消えてないのに、全然印象が違ってスゴイ。ふふ、褒めすぎかも(笑)。
河北アニキが初めて手がけたメイク本、『河北メイク論』¥1400(ワニブックス)は、旬な女優やモデルが出演し、話題沸騰。
「MAQUIA」3月号
撮影/彦坂栄治〈まきうらオフィス〉(モデル) 冨樫実和(物) ヘア&メイク/河北裕介 スタイリスト/SHOCO(モデル) モデル/小嶋陽菜(マキアモデル) 林田岬優 里海 三枝こころ 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 構成・文/吉田百合(MAQUIA)
【MAQUIA3月号☆好評発売中】
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