「MAQUIA」6月号では、工藤孝文先生考案の“行動療法ダイエット”を紹介。太る食行動を見直すことで、確実に痩せられる!
行列ができるダイエット外来
工藤孝文 先生式
ついついやっちゃう行動&思考を変えて痩せ体質に
行動療法ダイエット
ダイエットの失敗を繰り返している人にすすめたいのが、ダイエット外来・工藤孝文先生の行動療法ダイエット。食行動を正すことで効果的に痩せられるから、自分のタイプを見極めて実践!
工藤孝文先生
福岡・工藤内科にてダイエット外来を担当。肥満治療評論家。著書は『マンガでわかるダイエット外来の医者が教える成功率99%のやせ方』(池田書店)など多数。
早食いし過ぎタイプの太りグセとは?
・食べるのが早い
・よく噛まずに食べる
・食事中、次々と口に入れてしまう
工藤's 診断
早食いをするのが習慣になっていることが原因で太るタイプ。脳の満腹中枢が刺激されるのは食べ始めてから約20分かかるので、早食いすると脳が満腹と感じるまでに食べ過ぎてしまいます。よく噛むなど、早食いしないよう工夫するのが痩せるカギ。
対策1:美しい所作で食べる
ときどき箸を置くようにする
「食事中、背すじを伸ばし、美しい所作で食べるようにすると自然に早食いが防げます。また、食事中ときどき箸を置くのもよい方法。食事への衝動や執着が抑えられ、自然とゆっくり食べるようになります。食事に意識を集中させることで味覚も敏感になり、少量でも満足できるようにもなります」
対策2:ゆっくりよく噛んで食べると一石三鳥!
ヒスタミンが満腹中枢を刺激
「よく噛んで食べると、満腹中枢を刺激する神経伝達物質のヒスタミンが分泌され、食欲が抑えられます。理想はひと口に30回噛むことですが、いきなり増やすのが難しいなら徐々に増やしましょう」
セロトニンが満腹感を与える
「噛む動作のようなリズム運動をすると“幸せホルモン”と呼ばれる脳内物質のセロトニンの分泌が促され、少量で満足感が得られて食べ過ぎ防止に。食前にガムを20回噛むのも、どか食い予防に◎」
内臓脂肪が燃焼される
「よく噛むことで分泌が促される神経伝達物質のヒスタミンには、内臓脂肪の燃焼を促す作用もあります。よく噛むだけで内臓脂肪が落ちやすくなるので、お腹周りが気になる人はよく噛むクセをつけて」
マキア公式ブロガーHIROが4週間チャレンジ!
マキア公式ブロガー
HIRO(37歳)
普段から早食いで、ひと口が大きいほうかもとは思いつつ、あまり自覚がなく、それが太る原因だとも思ってませんでした。よく噛むクセに挑戦。
工藤's 診断
ガムを噛むのがいい効果になっていますね。ガムを噛むリズム運動は交感神経が刺激され、内臓脂肪が燃焼しやすくなります。ガムの代わりにビーフジャーキーでもOK。箸を置くのもいい習慣です。
食事はいつも10分くらいで終了(笑)
一口が大きく頬張って食べがち。しかも早食いなので食事はいつも10分弱。友人と食事に行くと食べ終わるのが一番早い。
よく噛む習慣と箸を置く意識づけを
りんごやブロッコリーなど噛み応えのあるものを食事に取り入れて、最低30回噛む習慣を。外食の前にはガムを噛んで、噛みグセをつけたり。ときどき箸を置き、背筋を伸ばすことも意識。
ちょっと食べ方を変えただけでこんなに簡単に痩せられるなんて! よく噛むことや食事の途中に箸を置くことで食材の味がよくわかり、今までより味わって楽しく食べられるようにも。これからも噛みグセ続けます。
MAQUIA 6月号
イラスト/菜々子 取材・文/和田美穂 企画/髙橋美智子(MAQUIA)
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