「MAQUIA」8月号の『幸運を引き寄せる香りの魔法』から、ヴァカンス気分を盛り上げる夏の旅の香り2選をご紹介!

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ヴァカンスにトリップ! 夏の旅の香り

教えてくれたのは...
KAZUYO MAKINO

ビューティプロデューサー・香水コーディネーター。香りで運命を操るエキスパート。



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SERGE LUTENS

甘いだけには終わらない、
謎めいて深いバニラの香り

バニラの魅力をこの世ではじめて発見したというアステカ帝国に思いを馳せた、誰をも虜にするようなミステリアスな魅力を放つ香り。甘く芳醇、かつウッディで、ココナツミルクやサンダルウッドがエキゾティックに香り立つ。ノーブルでどこか神聖なオーラを授けてくれて、大人の女性にこそぴったり。セルジュ ルタンス アンボワバニール オードパルファム 50ml ¥10000/ザ・ギンザ


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TOM FORD BEAUTY

みずみずしくも官能的!
うっとりするような旅を約束

ラグジュアリーなプライベート アイランドにインスパイアされたという、ソーラー フローラル アンバーの香り。カルダモンやピンクペッパーがピリッと効いたスパイシーなオープニングから、ベルガモットが活気をもたらし、やがてイランイランやチュベローズ、ジャスミンがゴージャスに花開く。ソレイユブラン オード パルファム スプレィ 50ml¥28000/トム フォード ビューティ


その香りを感じるたび、きっと思い出もよみがえる

「香りには、違う場所へトリップさせる力がある」
 という牧野さん。待ちに待った夏休みシーズンもすぐそこ。ちょうどワクワクするような旅の計画に、夢中の人もいるかもしれない。行き先が決まったら、そこにぴったりの香りをひとつ、探してみては?
「南国に行くなら、そこの空気にひたれるスイッチを入れるような――、たとえば甘くてエキゾティックなバニラの香り。海外っぽくて弾けた感じがするし、男性ウケも悪くない。夜のシーンにも似合います。私自身も旅の定番の香りを持っていて、それをつけると『海外に来たんだなあ』と実感できる。香りと一緒に思い出を持ち帰れるし、また翌年同じ香りで、新しい思い出を上書きしてもいい。そして街にいるときだってそれをつけると、たとえお天気が悪くても太陽が輝いているような気分になれるんですよ」
 自然に「いつもとは違う自分になる」モードをオンにしてくれる旅の香り。行き先にちなんだ香料や、ネーミングを手がかりに探してもいいかもしれない。ヴァカンス気分を盛り上げる香りをスーツケースに忍ばせて、「ボン ヴォヤージュ!」


MAQUIA8月号

撮影/山口恵史 スタイリスト/西崎弥沙 構成・文/巽 香 企画/吉田百合(MAQUIA)


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