「MAQUIA」3月号では、乾燥肌の原因から対策、最新トピックまで、専門家の解説と共に一挙お届け。今回は、乾く原因のひとつである、洗顔&クレンジングに注目します。
頭の先からつま先まで、乾かない私でいたい!
乾燥悩み100問100答
1年で最も乾燥するシーズン、肌の悲鳴が聞こえてきそう! 2人に1人は悩んでいるという乾燥、原因のおさらいから最新トピックまで一挙お届け。もう乾かない私に!
教えてくれた方たち
ミルディス皮フ科
皮膚科医
出来尾 格先生
皮膚常在菌研究の第一人者でアトピー性皮膚炎やニキビが専門。「美肌菌」の命名者でTVをはじめ多くのメディアで活躍。
ビューティサイエンティスト
岡部美代治さん
アルビオンの商品開発、マーケティングを経てフリーに。化粧品の基礎から成分、製品化まで精通するコスメのプロ。
美容ジャーナリスト
小田ユイコさん
乾燥しやすく揺らぎやすい肌ながら、徹底的な取材に基づいた豊富な知識と肌状態に応じた適切ケアで美肌をキープ。
乾燥ケアの落とし穴①
洗顔編
Q.乾燥しにくい洗顔のポイントは?
A.洗顔料は少なめ、すすぎのお湯はぬるめで
「洗顔料が多いと肌の負担になりやすいので、若干少なめの量で大丈夫。すすぎは人肌以下のぬるま湯ですくい洗い。お風呂で頭や体も一気に流すと、どうしても水温が高くなり、乾燥をまねきます」(小田さん)
やりがちNG洗顔
●洗顔料をたっぷり
●シャワーで体も一気に流す
Q.お湯だけ洗顔にトライ。
たしかに乾燥は減ったけれど、くすみます……
A.くすみが気になったら洗顔料を使ってOK
「朝はぬるま湯洗顔で十分ですが、気がかりがあれば気持ちも沈みます。くすみが気になるときは洗顔料で洗っても。3日に1度を目安に」(出来尾先生)
Q.さっぱり洗いたい派。
その後のうるおいをたっぷり入れれば
プラスマイナスゼロですよね?
A.壊れたバリア機能はすぐには戻りません
「一度細胞間脂質が流れてバリア機能が壊れると、うるおいを与えただけでは戻りません。マイナスからのスタートになるので、自前の細胞間脂質や水分はなるべく保つ洗い方を」(小田さん)
Q.クレンジングで大切なのは?
A.とにかくこすらないこと
「クレンジング剤をクッションにし、指が肌に触れないぐらいの意識でなじませて。クレンジング剤がメイク汚れを溶かし出すのを手助けするイメージ」(小田さん)
MAQUIA3月号
撮影/天日恵美子(人物) 荒川雅之(物) ヘア&メイク/榛沢麻衣 スタイリスト/武田亜利紗 モデル/鹿沼憂妃 構成・文/柏谷麻夕子 関本陽子 企画/髙橋美智子(MAQUIA)
【MAQUIA3月号☆好評発売中】