今年は花火大会やお祭りなど、夏ならではのイベントが復活の兆しも! 久しぶりに浴衣を着て過ごす夏に向けて、神崎流の和装のこだわりポイントをレクチャーします。
![神崎恵 夏メイク 浴衣](https://img-maquia.hpplus.jp/o/common/large/image/01/01ce4003-b316-4717-9e03-88c2973a9a43.jpeg)
神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場
きゅん♡を誘う女になる
![神崎恵さん 1](https://img-maquia.hpplus.jp/o/common/large/image/e1/e19ebe1f-6189-47d7-9fd5-ee86a9ecd3a7.jpeg)
Scene:浴衣を着る日
装いにもメイクにも
とびきりの透明感とかわいさを
すんと研ぎ澄まされていながらも、まろやか。無駄のなさが、着るものの個性という美しさを引き立てる。これが和の装いの魅力です。年々、この美しさに魅了され、まさに沼のように、胸打つ帯や小物との出会いを楽しむようになりました。着物を愛していた祖母の影響もあり、幼い頃から着物や浴衣を着る機会も多く、幼いながらに、和装がもつ静かな中に確かにある、華という美しさに魅せられていました。体に巻くことで完成する、洋服とは全く異なる線や立体感。手放しに自由とは表現できない着心地もまた、和装だけが出すことのできる美しさを作っているもののひとつと言えるでしょう。
纏うだけで佇まいを劇的に変えて見せる。この日本の美しさを日常に迎え入れて楽しみたい、そう感じています。かといって、気軽にデニムやTシャツを着るようにはいかないのも確かで、揃えるべきものや、着付けといったちょっとしたハードルが着物にはつきもの。今では、アンティークのものや、帯を結ばずに完成する帯ベルトなど、身近にはなったものの、それでもまだ距離を感じている人も多いはず。
そう考えると、浴衣との距離感はいい。着物よりずっと簡単で、構えずに楽しめるのに特別感はしっかりある。夏祭りや夕涼み、花火大会……夏のイベントを涼やかに盛り上げ、かわいさを引き立ててくれる美しく優秀な装い。ここ数年は、夏のイベントもなくなり、そんな心浮き立つ風景を目にすることが少なくなってしまったけれど、だからこそ今年の夏は、この美しさを纏ってほしい! そう思うのです。浴衣に帯、この組み合わせには自分の「好き」を存分に投影させて。
合わせる肌に必要なのは、涼やかな透明感。薄く整えた肌の上、目元と鼻筋、顎先にさらりとハイライトを滑らせ、唇にも透明な色づきを。例えば、ラムネを飲んだり、あんず飴をなめても、愛らしい唇の色はそのままに、うるむ艶もキープしてくれるリップがいい。あとは、いつもより小さな歩幅や丁寧な手の動き、浴衣特有の動きにくさを味方につければ、可憐で透明感のあるかわいいひとに。
![神崎恵さん 2](https://img-maquia.hpplus.jp/o/common/large/image/e8/e8a5e107-1c1a-43b8-aeb7-85484a0e79f1.jpeg)
![Makeup](https://img-maquia.hpplus.jp/o/common/large/image/5b/5be1dc73-6bbf-496d-a190-8a2ef7aa3b72.jpeg)
清涼感のある艶を肌にも唇にも纏って
みずみずしい艶とひんやりとした艶を感じる仕上がりに。肌には澄んだ白のハイライトを目尻をCで囲むようにのせ、鼻筋、顎先にもプラス。唇には落ちにくい、ジューシーな艶を忍ばせて。
![a ディオール バックステージ フェイス グロウ パレット 001 ¥5390/パルファン・クリスチャン・ディオール b ルージュ デコルテ ティンティドプランパー 03 ¥3850/コスメデコルテ](https://img-maquia.hpplus.jp/o/common/large/image/21/21001754-ca48-4d52-9791-041f685e4a9e.jpeg)
aパレット左上の白のハイライトを、アイシャドウブラシでなじませて。ディオール バックステージ フェイス グロウ パレット 001 ¥5390/パルファン・クリスチャン・ディオール b 唇にうるおいとふっくらとしたハリをもたらす、バーム状のティントリップ。ルージュ デコルテ ティンティドプランパー 03 ¥3850/コスメデコルテ
![Hair](https://img-maquia.hpplus.jp/o/common/large/image/47/475d8e57-e35b-4c88-813c-0c7812fa6df3.jpeg)
ゆるめにまとめて、かわいらしさを!
和装の定番まとめ髪は、シンプルでタイトにすると粋な印象になって、貫禄が出てしまうので要注意。ゆるくねじったり、三つ編みを加えたり、全体を柔らかく仕上げるのが重要。
![Fashion](https://img-maquia.hpplus.jp/o/common/large/image/4e/4ecbd70d-263b-4171-89cc-063ba7ce5f80.jpeg)
夏らしい配色を思いっきり楽しむ
暑い時期に着るものなので、浴衣は見た目にも涼しい色を選んで。そこへ、自分の好きな靴やバッグを選ぶように、黄色の帯やパープルの帯留めなどを合わせて、自分らしさを表現。
MAQUIA 7月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/天日恵美子 ヘア/shuco〈3rd〉 スタイリスト・着付け/望月さおり 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)
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最終更新日: