少しの工夫さえ加えれば、なりたかった自分に必ずなれる。もっともっと美容を楽しめる! 「MAQUIA」7月号では、長井かおりさんの魔法のような100のメイクテクをご紹介。「私には無理」「流行っているけれど似合わない」と遠ざけていたメイクに今こそチャレンジを。
MAQUIA美容100シリーズ
コスメで、裏技で、発想の転換で、すべて解決
長井かおりの
キレイをあきらめない100メイクテクニック
Kaori Nagai's Makeup Technique
長井かおり流 あきらめないメイクって?
長井さんにとってメイクをあきらめないってどんなこと?メイクに向き合う姿勢を再考します。
ヘア&メイクアップアーティスト
長井かおりさん
雑誌を中心に多くのビューティ企画を担当。多彩な知識とわかりやすい説明で一躍人気アーティストに。計5冊の著書は累計20万部を超える大ヒット中。
「今は美容がとても盛り上がっているから有益な情報も的確に得ることができるけれど、そのぶん頭でっかちになってしまい、まだ試してもいないことを似合わないと決めつけてしまったり、ルールに縛られて新しいことに挑戦できなかったり。また、単純に『わからないからやらない』という方もいらっしゃるでしょう。でも、工夫次第で叶わないメイクなんてないと私は思うし、どんな女性もコスメの力を借りれば、圧倒的にキレイになれると思うんです。
そのためには化粧品を選定する目や知識を養うことがとても大切。似合わないと思ってたシャドウも、ベースに別の色を仕込んだり、混ぜたりすることで、驚くほどステキにまとうことができます。メイク全体のバランスを操作すれば、肌浮きして見えたリップが急に美しく映えたりもします。ベースにひと手間工夫をこらしただけで、顔立ちの悩みだってクリアできるんです。
こんな風にまずは試してみて美の引き出しを増やしていくこと。そうすれば今よりもずっと“メイクすること”の楽しさが加速して、もっと多くのことに挑戦してみたくなるはず。うまくできないときは別の方法を試したっていいんです。正解は必ずしもひとつではないから、“こうであるべき”という呪縛から自分を解放して、新しいことにも積極的にチャレンジしてみてください。あきらめたら負け。『絶対できるはず!』という前向きな気持ちを胸に、貪欲にトライする精神を大切に。ほんのひと手間かけただけで、心まで輝くコスメと美容の魔法を楽しんで頂けるはずです」
テク1「メイクの引き出しを増やしてみましょう」
Balance バランス
「リップを際立たせたければ目元をあえて引いてみたり、眉の雰囲気を少し変えるだけでアイカラーの魅力が引き立ったり。色、質感、メイクの強弱、好感度の高いメイク、お洒落なメイク、すべて、“どうバランスをとるか”がとても大切」
How to use 使い方
「例えばアイシャドウ。横にすーっと引っ張るように塗る、トントンと置くようにつける、ぐっと押し込むようにつける、といった感じで、“どう使うか”によってまったく違った表情に。コスメに頼りすぎずテクニックを養うのも方法のひとつ」
Choice 何を選ぶか
「同じアイラインでも、リキッドとペンシルとジェルとでは仕上がりの雰囲気が異なりますよね。こんな風に、何を選ぶかということは根本的に大切。“今日のメイクの着地点”を思い描いたら、逆算して何をどう使うべきか考えるクセをつけて」
肌の色や目の形、顔の大きさ……
もって生まれたものはあきらめるしかない?
テク2 あきらめなくて大丈夫!
「まずは自分の顔立ちや雰囲気を正しくとらえること。そのうえでメイクの知識を活用し何をどう使うか工夫を。ステキに変身するポテンシャルは大きい!」
いい歳して流行のメイクに飛びつくのは恥ずかしい?
テク3 トライする気持ちがある人のほうが、メイクは上達します
ほうれい線、シミ、シワ、クマ、くすみ。
年齢悩みを隠そうとすると、厚塗りになってさらにオバ化。
隠すのはあきらめるべき?
テク4 隠したっていいと思う! 隠す手法はあります。
挑戦したくて買ったコスメ、
結局使いこなせなくてタンスの肥やしコスメに…
テク5 絶対に似合う手立てはある!
お金がないからメイクを楽しめません……
テク6 むしろプチプラのほうが楽しめることも!
MAQUIA 7月号
撮影/押尾健太郎(モデル) ヘア&メイク/長井かおり スタイリスト/立石和代 モデル/松本 愛 イラスト/ホンダシンイチ 取材・文/通山奈津子 構成/山下弓子(MAQUIA)