夏の肌は、汗、皮脂による化粧崩れや、紫外線によるダメージ、エアコンによる乾燥など、外的刺激にさらされています。皮脂汚れやメイクをオフする際には、できるだけ刺激を抑えたいもの。「MAQUIA」8月号から、仕事終わりの肌をお疲れ肌に見せないコツと、やさしいメイクオフのコツをピックアップしました。
答えてくれたのは
医師 髙瀬聡子先生
『ウォブクリニック中目黒』総院長。化粧品開発や執筆なども。近著は『いちばんわかるスキンケアの教科書』。
資生堂ヘルスケア事業部 内山正信さん
医薬品でありながら、女性の肌に向き合う『IHADA』を担当。マーケティングや商品開発などに携わる。
美容愛好家 野毛まゆりさん
外資系化粧品会社を経て、美容のプロとして独立。マキアなど女性誌で美容法、スキンケアのアドバイスを行う。
ヘア&メイクアップアーティスト NANAさん
マキアほか雑誌の撮影や、女優・タレントさんのヘア&メイクも手がける。いつ何時も美肌と評判!
Q.目もとのちりめんジワを帳消しにする方法、ありますか?
A.スポンジでやさしくなじませて
(メイン画像)
NANAさん「シワを伸ばすように目尻を軽く引っ張り、ファンデーションなどの付属スポンジでなじませるだけでOK。目もとは乾燥しやすいので、あまり重ねないのがポイント」。
Q.夕方のテカリをツヤに見せる方法は?
A.頬は皮脂を活かしちゃえ
NANAさん「頬のテカリはそのままツヤとして残してOK。Tゾーンは崩れやすいので、ティッシュオフをした後にプレストパウダーでしっかり押さえて」。
Q.お酒を飲むと肌がテカる気がします
A.それは不感蒸泄かも
髙瀬先生「不感蒸泄とは、汗以外に皮膚から蒸散する水分。水分を多く取ると不感蒸泄が増加し、テカリに見えることも」。
Q. ミネラルコスメって24時間落とさなくてOKなの?
A.メイク=汚れ! 必ず落として
髙瀬さん「ミネラルコスメは肌への負担が少ないのが特徴ですが、外気にさらされた肌には汗や皮脂以外にも汚れが付着しています。1日の終わりには必ずクレンジングを!」
Q.クレンジングに最適な水の温度は?
A.36度〜37度の人肌程度
髙瀬先生「熱めのお湯は皮脂を落とし過ぎてしまうので、少し冷たいと感じる程度のぬるま湯がベストです」。
Q.夏の肌にぴったりのクレンジングを教えて
A.肌タイプとメイクの濃さで選んで
髙瀬先生「基本的にメイクや余分な皮脂、角質がしっかり落ちていればOK。その上で、下の表を参考に肌質やメイクの濃さで選んでみて」。
Q.彼とのお泊まり、肌に負担をかけない寝化粧は?
A.メイク効果のあるスキンケアを
野毛さん「スキンケア効果のあるメイクではなく、メイク効果のあるスキンケアを」。
NANAさん「ミネラル系など、できるだけ肌に負担の少ないものを選んで」。
肌の色ムラを均一に整える乳液。カプチュール トータル ドリームスキン 30㎖ ¥12000/パルファン・クリスチャン・ディオール
シルクパウダーが肌や空気中の水分をキャッチ。モイスチュアシルク ¥5200/MiMC
次回は、1日頑張った肌をいたわるおやすみ前のケアをお教えします。
MAQUIA8月号
撮影/鈴木希代江(モデル) 河野 望(物) ヘア&メイク/NANA スタイリスト/武田亜利紗 モデル/ 泉 里香 中西麻里衣(マキアビューティズ)取材・文/野崎千衣子 構成/芹澤美希(MAQUIA)
【MAQUIA8月号☆絶賛発売中】
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