美容業界でビジネスを展開する人に徹底取材。掘れば掘るほど濃密なお仕事ヒストリーには、きれいを磨くため、人生をより豊かにするためのヒントがたくさんありました。今回は「ファチュイテ」ディレクター、藤井明子さんのインタビューをお届け。
キレイのパワーで私も周りも幸せに
美容のお仕事現場を拝見!
コスメディレクター
History
2000
航空会社に勤務。並行してヘア・ビューティモデルとして活動
2015
仕事をしながらInstagramで美容系インフルエンサーとして活動をスタート
2019
航空会社を退職
インフルエンサー・モデル業に集中
2021
自身のスキンケアブランド「ファチュイテ」を立ち上げ、ディレクターを務める
2023
渋谷と天王寺に「ファチュイテ」常設店をオープン
2024
ライフスタイル系ブランドをローンチ予定
美容系インフルエンサーから
コスメブランドプロデューサーに
スキンケアを頑張ったら人生が変わった
その経験が「ファチュイテ」の原点です
インフルエンサー活動で美容の面白さに出合う
社会人としてのスタートは、ちゃんとした会社、という理由で選んだ航空会社。会社勤めをしながら、学生時代から続けていたサロンモデルとして2足の草鞋で忙しく働いた。
「20代は家に仕送りをしながら、キラキラした女子たちと働く中で、理想と現実のギャップに悶々とする毎日。そんな中ドラッグストアでお金がないながら買える商品を選んで、毎日丁寧にスキンケアすることで肌が変わりました。それをSNSで発信したところ、フォロワーが増え、美容系インフルエンサーとしての仕事が増えていったんです」
目標を決め逆算すれば最短距離を狙える
次第に自身のブランドを持つことを目標にセルフブランディングを開始した藤井さん。
「インフルエンサーの間ではPR業が真っ盛りの時期。そんな中、本当に自分が愛用しているものだけを自分の言葉で発信するというマイルールを定め、貫き続けました。結果、自分のブランドを作った今も『この人の作る物なら大丈夫』という信頼につながったと思っています。けれどブランド立ち上げに関しては、試行錯誤の繰り返しで苦労もありました」
模索を続け、運命ともいうべき現在のメンバーと出会ったことでスキンケアブランド「ファチュイテ」が誕生。目標があるならそれを逆算、細かく分析すること。その上で、今何するべきかを、なるべく具体的に考えて行動することが重要と学んだ。
一人勝ちしようとしない全員が満足できる形に
「仕事で大切にしてるのは“人”。一人勝ちしようとしないこと。受け取る以上に与えることができる“ギバー”でいるように心がけています。『ファチュイテ』も関わってくれる全員がWin‐Winになるように、みんなが楽しく、満足して仕事ができる体制を守っていきたいです。目標は『ファチュイテ』がインフルエンサーブランドと言われなくなること。私のことを知らない方でも、ブランドや商品自体に魅力を感じて、手に取っていただけることを目指しています」
仕事も美容もやみくもに頑張るのではなく、目標を定めて
MAQUIA 5月号
撮影/天日恵美子 取材・文/轟木あずさ 構成/山下弓子(MAQUIA)
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最終更新日: