海やプール、ビーチリゾートに行く計画が進み始めるこの季節。「MAQUIA」8月号から、神崎 恵さんが考える大人の水着の着こなし、メイク&ヘアをご紹介。

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神崎 恵
mnuit主宰。美容家としての活動の他、累計113万部を超える著書の執筆をはじめ、雑誌の撮影やトークショー、セミナーなどで全国を飛び回っている。待望の新刊『わたしを幸せにする41のル-ル』(廣済堂出版)が発売になり、さらに多忙を極めている。


水着を着る日のメイク

日本人女性を
最高に美しく見せる
黒ビキニの実力

 いままで何百枚という水着を試し確信したのは、断然黒がいい女をつくること。この黒の威力、利用しない手はない。色は黒、デザインは自分の押しポイントに目がいくもの。くびれウエストを見せるなら潔くビキニ。バストならそれが美しく見えるもの。経験上、日本人は、よっぽどのモデル体型でない限り、布の面積があまり広くないほうがスタイルよく見えやすい。お腹まわりだけ、マッサージや揉み出しでできるかぎりシェイプアップし、ビキニを着たほうがバランスよく、そして可愛い。そこにゆるっとラフに巻いた髪を合わせる。それだけでちょっといい女の風味が出るから試してほしい。


軽やかなツヤ肌に
ピュア色チーク&リップをサラッと

 いつだってほどほどに力を抜き、頑張りすぎず、ナチュラルに可愛く。これがどんなシーンでも軸になる女の大テーマ。けれど、生きて行くうえで数回、「今日はなんとしても頑張ったほうがいい日」がある。そのひとつが、「水着を着る日」。このときばかりは、できる限りの準備と知恵をしぼって、自分を「いい女」に仕上げたい。でも、その気張りが表に出てはダメ。あくまで外から見れば、「脱力感があり、ナチュラルで可愛い」、目に見えない努力と計算が必要。
 水着というものにはそれだけで、男心を躍らせ、興味をそそるという魔法がある。そして、海やプールといったみずみずしい開放感が加わり、恋する準備は万端に整う。でも手放しに喜べないのは、水着のもつ悩ましさ。体のラインや質感がありありと見えてしまう厳しさ、選ぶ水着や合わせるメイクやヘアによっては女っぽさを激減させたり、ただ遊べそうな安い女に仕上がるから難しい。ある程度の調整はきくものの、普段着る服に比べ、明らかに持ってうまれた素材感が勝負になってくる。ほぼ裸に近い衣装だからこそ、女としての資質を比べられやすいというのも気を抜けないところ。
 ではどうしたら水着の日に、ナチュラルでありながらも最高にいい女になれるのか。それには幾つかのポイントがある。まずはなんといっても水着。2枚目や3枚目は色柄物でもいいけれど、日本人の肌や髪の色を考えると、ダントツ綺麗なひとに見えるのはシンプルブラック。大人な空気、そして黒のもつ色の重さと硬さが、女性の肌のやわらかさや透明感を引き上げてくれる。シンプルなデザインもまた、女の曲線を際立たせてくれ、一層女らしいまろやかさが出る。
 さらに、そこへ合わせる顔も重要。濃くすればするほど軽やかさとのギャップが生まれ、顔の重さが目立ち下品になる。空気や空間のさわやかな開放感に気持ち良くフィットするよう、みずみずしくて女っぽいツヤベースにヘルシーな血色を唇と頬にとんとんするくらい。可愛く見せるツボだけを押さえた軽やかメイクが断然「水辺でいい女」を作ってくれる。

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ロケしたのはココ!

ホテルニューオータニ
「GARDEN POOL」

ライトアップとDJクラブミュージックが楽しめる、ナイトプール営業が大人気。●東京都千代田区紀尾井町4-1 ☎03(3265)1111 http://www.newotani.co.jp/group/pools/tokyo/

水着は断然黒がいい女をつくる! 神崎 恵流・大人の水着の着こなし方_1_1
<p><strong><span style="color: rgb(51, 153, 255);">覆わずに見せる<br>水着でスタイル美人</span></strong></p><p>ワンピースタイプより、肌が多く出ているセパレートの水着のほうが断然、スタイルが良く見える。また、当日までに何度も水着を着て動いて、自分の体になじませることも重要。</p>
水着は断然黒がいい女をつくる! 神崎 恵流・大人の水着の着こなし方_1_2
<p><strong><span style="color: rgb(51, 153, 255);">ナチュラルグロウ肌に<br>とっておきの血色を</span></strong></p><p>厚塗りメイクが最も似合わないのが水着を着る日。肌はツヤっぽくて手早く塗り直しができるもの、ポイントメイクは血色とヘルシーさが出せるオレンジレッドを、頬と唇にプラスして。</p><p><img alt="Image title" class="fr-fin fr-dib" src="https://static-maquia.hpplus.jp/upload/image/manager/25/FmRSgxY-1200.jpg"></p><p><span style="color: rgb(64, 64, 64);"><strong>a </strong>肌感温度-5℃で、毛穴をキュッと冷やして整えるベースアイテム。汗、水にも強く、化粧もちも優秀。エスプリーク ひんやりタッチ CCスプレー UV50 S 60g ¥2100(編集部調べ)/コーセー <strong>b</strong> 1本でリップカラーとチークカラーを叶える。ハーフマットで今どきの質感に。ルージュ ココ リップ ブラッシュ 416 ¥3900/シャネル </span></p>
水着は断然黒がいい女をつくる! 神崎 恵流・大人の水着の着こなし方_1_3
<p><strong><span style="color: rgb(51, 153, 255);">濡れた髪は襟足で<br>クルっとひとまとめ</span></strong><br>プールや海で濡れてしまった髪は、ダウンスタイルのままにするのではなく、襟足でゆるっとラフにひとつにまとめて。顔まわりの髪は少し残して、風が吹いたら揺れるような余韻を。</p>
水着は断然黒がいい女をつくる! 神崎 恵流・大人の水着の着こなし方_1_4
水着は断然黒がいい女をつくる! 神崎 恵流・大人の水着の着こなし方_1_5
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MAQUIA8月号

モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/增田勝行〈SIGNO〉 ヘア/赤羽麻希〈joemi by Un ami〉 スタイリスト/コギソマナ〈io〉 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)


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