俳優として、一人の女性として。ひたむきに努力を重ねてきた松本まりかさんが40代を迎えた今、感じていること──。苦しみや葛藤に向き合い続けた彼女が語るまっすぐな言葉は、大人として生きるうえで大切なことに気づかせてくれるはず。

松本まりかさん 「42歳になった今、ようやく『いいじゃん』と感じるように」インタビュー&愛用品をお届け

松本まりかの輝きに学ぶ。プリュス世代40歳からは、賢く選んでキレイになる!

松本まりか

俳優

松本まりかさん

まつもと まりか●1984年9月12日生まれ、東京都出身。2000年に俳優デビューし、ドラマ『ホリデイラブ』や『夫の家庭を壊すまで』など話題作に多数出演。出演映画『見上げてごらん』(ギャガ)が10月30日より全国公開予定。

松本まりか「執着しない美」

顎に手をあっている松本まりかさん

不要なものを手放すことで自分だけの美しさが見えてくる

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心の違和感を手放すこと。それが世界を拓く第一歩

晴れやかなその笑顔から溢れる、眩しいほどの多幸感。聞けば、最近大きな心境の変化があったという。


「この5〜6年は、ただがむしゃらに走り続けてきました。そこで得たものはたくさんあったけれど、実は自分の“核”が見つからずにもがき続けた時間でもあって。でも、ようやく全てが結実しはじめた感じがしているんです。


きっかけは、自分の中にある違和感に『NO』を突きつけたことでした。それまでは『こうするべき』という周りの意見に反してはいけないと思い込んでいたけれど、心を殺す選択をやめた瞬間から“本当の自分”を生きられるようになった。心の声に従うことって自分勝手のように思えるけれど、実際は調和をもたらしてくれるものなんですよね。


今は自分が想像していなかったような繋がりを伴いながら人生が進んでいて、違和感を手放した先にはこんなにも豊かな世界が広がっていたんだと日々実感しています」(松本まりかさん、以下同)


今年の春に転居をしたことも、心の変化を生むきっかけのひとつに。


「いい物件が見つからず諦めかけた時に、あるお部屋と運命的に出合って。古くてリノベーションもしていないから不便だけれど、建物の周りは木々が青々としていて、住民のみなさんとの温かい交流もある。不便さの中にある豊かさに触れて、人生に血が通い始めたのを感じました」


かつては自分が何を好きなのかもわからないほど感情を失っていたというが、日々が充実している今はやりたいことが次々と思い浮かぶそう。


「自分がやりたいと感じたら、可能な限り許可することを心がけています。先日は熊本の旅館が震災後のキャンセルで困っていると聞き、少しでも力になればと泊まりに行きました。


出向いた先で農家さんや廃材アートをしている方たちとの出会いがあったりと、一つの行動が本当にたくさんの学びに繋がっていくんです」

42歳になった今、やっと自分を「いいね」と思えた

手放すことで世界が広がる──。それは、美容においても同じこと。


「ストイックじゃないとキレイになれないと思って自分を律してきたけれど、それって終わりがないじゃないですか。私の中ではやりきった感覚があったので、外見へのこだわりを一回手放して環境だとか自分の外側に目を向けることにしたんです。


コスメも作る過程を意識しながら選び、丁寧に分別して捨てることで“自分は恥ずかしくない生き方ができている”と自信が持てる。そうやって視野を広げていくと、“美しくなりたい”という想いだけに執着することなく年齢や変化を受け入れる心を育める気がします。


最近ね、年齢を重ねてファンデーションを辞めた方を見ると、人間味があって素敵だなって感じるんです。私自身も少しずつメイクをレスしていって、軽やかになりたいなと思いますね」


自身のことを「ずっと好きだと思えなかった」と振り返る松本さん。


「42歳になった今、ようやく『いいじゃん』と感じるように。今だってダメな部分はあるけれど、自分が嫌だと思うことをやめて、心の声を許可して……を繰り返す中で徐々にそう思えるようになれた。


もがいた分だけ深く大きな変化として返ってきたから、苦しかったあの時間は無駄じゃなかったと感じています」

腕をあげてポーズをとる松本まりかさん

ネガティブな自分も大切にしてあげたい

「今の世の中はポジティブであることが求められがちだけれど、無理に頑張ると苦しくなっちゃう。私自身は、ポジティブとネガティブって一体だと思っているんです。辛い気持ちに蓋をしてキラキラした言葉ばかりを発していたら、自分にも周りにも嘘をついている気がするんですよね。


人から見たらマイナスに思えるような感情も、まずは認めてあげること。そうやってどんな自分も大切にしてあげるからこそ、心から笑うこともできる。


“本当の自分を生きる”って、きっとそういうシンプルなことから始まるんじゃないかな」


Beauty(美容)

「コスメをたくさん買っていた時期もありましたが、引っ越し先の収納サイズに合わせてかなり厳選したんです。最小限に減らしたことで選ぶ手間がなくなって、お気に入りだけに囲まれていることに深い喜びも感じる。これまでの自分は“足りている”という幸せを感じる心が育ってなかったんだなと気づかされました」

ルルルン ハイドラ PD マスク

ルルルン ハイドラ PD マスク

28枚入 ¥2750/Dr.ルルルン

「朝習慣のシートマスクは、お手頃なルルルンを気分に合わせて使い分け。最近はPDRN配合のこちらを愛用中」

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キャンメイク パーフェクト マルチアイズ 05

キャンメイク パーフェクト マルチアイズ 05

¥858/井田ラボラトリーズ

「肌なじみが良く、使える色ばかり揃った名作パレット」

ダマスクローズ チーク[クリーミー]

ダマスクローズ チーク[クリーミー]

SPF40・PA++++ CC1 ¥3630/アムリターラ

「頬中央にポンポン広げるだけで血色感がアップ。環境問題に配慮した企業理念にも共感しています」


Health(健康)

「以前は“運動も食事管理も限界まで頑張らなきゃ表に出る資格がない”と勝手に思っていたけれど、ハードな節制を続ける中で疲弊してしまって。今はストレスにならない範囲で、ピラティスとジャイロキネシスをゆるく取り入れています。……なんて言いつつ、仕事の前後にジャイロの予定を入れる時も(笑)」

耳つぼジュエリー楽しみ中!

耳つぼジュエリーをつけている松本まりかさん

「デザインに惹かれてAmazonで購入した耳つぼジュエリー。効果はあまり意識せず、好きな場所に貼っています」

身体が喜ぶものをチョイス

バテン、バテン アール

(左から)バテン 100ml ¥432、バテン アール 100ml ¥756/福光屋

「ミトコンドリアに着目した、米発酵由来の栄養ドリンク。そのまま飲むのはもちろん、個人的には炭酸割りや料理の甘み足しとして使うのもお気に入り」


MAQUIA読者へのメッセージ

「“美しくなることしか価値がない”という考えがもしあったら、一度手放してみて。視野を広げて感性を育むことで、自分の価値観にフィットした“あなただけの美しさ”を生きることができるはず」by Marika♡


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(写真1、4枚目)イヤークリップカフセット¥44000/スワロフスキー・ジャパン(SWAROVSKI JEWELRY) その他/スタイリスト私物
(写真2、3枚目)スカート¥214500(参考価格)/イーストランド(CO) ピアス¥23100、ブレスレット¥27500/ザ・ウォール ショールーム(JUSTINE CLENQUET) その他/スタイリスト私物

撮影/中村和孝 ヘア&メイク/𠮷﨑沙世子〈io〉 スタイリスト/大浜瑛里那 モデル/松本まりか 取材・文/真島絵麻里 企画・構成/萩原有紀(MAQUIA)

MAQUIA 2026年10月22日発売号

MAQUIA書影

集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア12月号の大特集は「乾かない&たるまない肌になる!」。通常版の表紙は与田祐希さんです。

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