可憐で華やかでクール。コロコロと変わる表情と圧倒的な存在感で見る人の心を惹きつける出口夏希さん。モデル・俳優として躍進を続けるその陰には、何事にも正面から向き合うピュアな誠実さがありました。

出口夏希さん 「もう辞めたいと思ったことも」―見つけた楽しみ方は“人との関わり”

出口夏希 まっすぐな輝き

お話をうかがったのは
出口夏希

俳優

出口夏希さん

でぐち なつき●10月4日生まれ。non-no専属モデル。2023年に配信開始されたNetflixオリジナルドラマ『舞妓さんちのまかないさん』で一躍話題に。今年11月には、北村匠海とのW主演が話題の映画『君の話』も公開予定。

目の前のことにひたすら向き合って、ここにいる

圧倒的な透明感と人懐っこい笑顔で、老若男女問わず注目を集める出口さん。堂々とした佇まいで俳優もモデルもこなすその裏側にはどんな努力があるのか聞いてみると、意外な答えが。


「あまり器用な方ではないので、目の前のことに一生懸命向き合うだけです。モデルを始めた頃は、可愛い衣装と素敵なメイクに身を包んで、ただただ楽しい! という気持ちでいられたのですが、役者のお仕事を始めてからは、演じることの難しさに『もう辞めたい!』と思うこともしばしば。


でもネガティブなまま続けるのはしんどいから、その中でも自分が楽しめることはないかな? って探すようになったんです」


そんな出口さんが見つけた最高の楽しみが、人との関わりだったのだそう。


「撮影現場ではとても素敵な方々とご一緒させていただいて、本当に人に恵まれているなって感じています。お芝居と向き合うのは苦しくても、現場はとても楽しくて。撮影が終わって振り返ると、いつも『あぁ、楽しかったな』と思うんです。少しずつ自信もついて、最近やっと余裕が出てきた気がします」


映画『ルックバック』では自信と嫉妬の狭間で揺れながらも夢を追い続ける少女・藤野を演じた出口さん。自身と重なる部分はあるか尋ねると……?


「実は藤野に共感できる部分がほとんどなくて。人に対して素敵だなと思っても、羨ましいと感じることはあまりないんです。でも努力を周りに知られたくない負けず嫌いなところは、ちょっと似てるかも(笑)」

オンオフの切り替えは大好きなメイクで

話題作への出演が相次ぎ、多忙を極める出口さん。プライベートはどう過ごしてる?


「お休みの日は家でぼーっとしています。壁の一点を見つめて気づけば数時間経っていることも。そうした後は不思議と頭がクリアになっていて、漠然としていた悩みまでクリアになったりするから、私にとっては大切な時間。あとは昔からの地元の友達と遊ぶことですね。お気に入りのメイクで出かけると、気分が高まってリフレッシュに」


学生時代から大好きだったというメイク。一番力を入れているのはベースメイクだそう。


「アイやリップは肌なじみのいいヌードカラーを選ぶことが多いのですが、それを映えさせるには肌作りが重要。最近は素肌が透けるようなベースメイクを研究中です。メイクをすると気分が切り替わるから、仕事だけでなくプライベートでのON&OFFにも欠かせません。


自分では無趣味だと思っていたけど、メイクだけは趣味と言えるかも。お仕事でもいろんなメイクに挑戦しますが、新しい自分に出会えるのが楽しい!」

腰を下ろしてポーズを決めている出口夏希さん

丁寧に向き合えば、結果はついてくる

記事が続きます

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アイホールと下まぶたのキワ全体にaをなじませる。

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上まぶたのキワに細くラインを忍ばせて瞳を引き締める。

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RMK ルミマット リップカラー 04

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唇の形に沿って直塗りし、指でなじませながら輪郭をぼかす。

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自眉よりも1トーン明るくなるようにブレンドし、ブラシで眉全体にオン。

ケイト バウンシーチークシャドウ EX-1

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¥1650(編集部調べ)/カネボウ化粧品(限定色)

aとbをブラシに取り、鼻横から横長にのせる。

立ってポーズを決めている出口夏希さん

演じるために必要なのは“私”に戻る時間


映画ルックバックのワンシーン

配給:K2 Pictures
©藤本タツキ/集英社 ©2026 K2 Pictures・集英社

『ルックバック』
漫画家・藤本タツキの同名読み切り漫画を、是枝裕和監督により実写映画化。漫画家を目指すふたりの少女が、それぞれの歩調で夢に向かって進む姿が繊細に描かれる。全国の映画館で好評上映中。



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撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル) 久々江 満(物) ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini〉 スタイリスト/道端亜未 モデル/出口夏希 取材・文/野崎千衣子 構成/吉田百合(MAQUIA)

MAQUIA 2026年9月24日発売号

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