日々の習慣を見直して健やかな明日へ
なりたい私をかなえる100の方法

なりたい私をかなえる100の方法

世界的なパンデミックを経験し、今までの生活習慣や常識を改めて見直すフェーズに突入。ここでは、人生を理想の方向へと導くためのさまざまなアプローチを集約。ひとつでも取り入れればモヤっとした日常から抜け出せるはず!

教えてくれたのは…

大島菊枝さん

管理栄養士

大島菊枝さん

時間栄養学の観点から朝ごはんの大切さを提唱。著書に『一生太らない食べ方習慣 朝ごはんはすごい』(ワニブックス)がある。

太瑞知見さん

禅僧・保育園園長・薬剤師・作家

太瑞知見さん

長崎・玉峰寺の住職を務め、科学と仏教の見識に基づいた講演活動も行う。著書に『お釈迦さまの薬箱』(河出書房新社)がある。

小野 咲さん

腸活美容家

小野 咲さん

看護師として腸の大切さに着目。腸活の普及にあたる。著書は『おとな女子の根こそぎよくなる! からだの整え方』(学研プラス)。

鈴木尚子さん

SMART STORAGE!代表

鈴木尚子さん

空間&思考整理のプロ。プロデュースを手がける『幸せ実現手帳』(オレンジページ)のほか、生活にまつわる著書も多数。

ムーン・リーさん

西洋占星術師

ムーン・リーさん

西洋占星術と霊感を駆使し、未来を読み解く人気占い師。本誌をはじめ、雑誌やテレビなど幅広いメディアで監修・鑑定を行う。



「朝食」でなりたい私に

おうち時間が増えた影響で朝食をきちんと摂る人が増加中。体はもちろん、ココロにもいい影響があるんです!

  • なりたい私をかなえる方法・まずは体とココロにいい影響を与える朝食TIPS

朝食を摂って体内時計をリセットし、体のリズムを整える

「人間の体内時計は約25時間周期で1日を刻んでいて、そのままでは地球の自転の約24時間周期とズレが生じます。このズレを正すのに必要なのが、目覚めたら朝日を浴び、その後に朝食を摂ること。この2つで体内時計を司る“時計遺伝子”がリセットされ、地球のリズムと同調します。朝食を抜くと体内時計が乱れて不調の元に。逆に朝食を摂れば体のリズムが整い、さまざまな不調も防げます」(大島さん)

体温を上げて代謝スイッチをONにする

「朝食は体温を上げるためにも大事。人間の体温は寝ているときは低くなっていて、寝起きすぐはまだ低体温。これをスムーズに上げるのが朝食です。体温が1℃上昇すると基礎代謝は13〜15%も上がるので、1日の消費エネルギーが増え、痩せやすくもなりますよ」(大島さん)

昼食のドカ食いを防いで太りにくくする

「朝食を抜くとエネルギー源の糖質が欠乏するため、昼食時にドカ食いしてしまい、血糖値が急上昇して太る原因に。朝食を摂ればこれが防げて太りにくくなります」(大島さん)



「自己肯定ヨガ」でなりたい私に

自信喪失や不安感など、負の感情にとらわれたときには「自己肯定ヨガ」。心をリセットすることで前向きに!

  • 負の感情をリセット! ヨガクリエイターayaさんの「自己肯定ヨガ」でなりたい私に

自己肯定ヨガでなぜなりたい私になれるの?

深い呼吸をすることで自律神経が整う

「ヨガでゆっくりと呼吸を意識しながら体を動かすと、縮こまっていた胸が開いて呼吸が深くなります。十分な酸素が全身に行き渡ると、自律神経が整い、心が落ちつきます。するとネガティブな感情もスーッとクールダウン。心や感情を無理に変えようと思うと難しいですが、体を動かすことで自分でコントロールできるんですよ」(ayaさん)

体を整えることで負の感情もリセットできる

「たとえば不安感を抱いていると肩や背中が緊張して、胸が縮こまったりと、負の感情は体に現れます。自己肯定ヨガは、感情の種類によって縮んだり硬くなったりしやすい部分を緩める動きを取り入れているので、その負の感情がリセットされやすくなります」(ayaさん)

習慣化することで忍耐力がつき、自分に自信が持てるように

「私もかつては自分に自信がなかったのですが、ヨガをコツコツ続けることで忍耐力がつき、それが自信になりました。続けていくうちに、前はできなかったポーズができるようになったり、ボディラインが整っていくなどの変化を感じることも自信につながります」(ayaさん)



「瞑想」でなりたい私に

心と体を調えるメソッドとして、注目されている瞑想。1日数分実践するだけで、世界も認める驚きの効果が!

  • モヤっとした生活から脱出! 心と体を調える「瞑想」でなりたい私に

考えを手放して脳に休息を与える

「人間の脳は常に稼働しており、就寝中もボーッとしているときも実はバックグラウンドで動き続けています。考えが頭に浮かぶこと自体は生理現象なので止められません。その考えを追うことを一旦ストップさせるのが“瞑想”の目的。意識的に脳の休息時間を設けて、疲労した状態から回復させて」(太瑞さん)

雑念を取り除きクリアな思考を入手

「脳内に浮かぶとりとめのない雑念は、意識を向けなければ自然と消えていくもの。瞑想が習慣化してムダな考えが一掃されると、思考回路がスッキリ明快な状態に」(太瑞さん)

感情に支配されず心のあり方を自ら選ぶ

「感情の取捨選択は、瞑想がもたらす効果のひとつ。感情が湧き出てくることのコントロールはできなくても、それらに反応せず静める習慣をつければいいのです。そうやって感情を俯瞰することで、心の状態を自分で選びながら生きていけるようになりますよ」(太瑞さん)



「腸活」でなりたい私に

第二の脳とも言われる重要な臓器・腸。免疫力にも大きく関わるため、その重要性はますます高まるばかり。

  • 美肌やダイエット、免疫力アップにも! 「腸活」でなりたい私に

幸せホルモンの9割は腸で作られる。腸内環境を整えて 心のあり方を変える

「“幸せホルモン”と呼ばれ、精神を安定させる働きのあるセロトニンの9割は小腸で生成されます。腸の状態がよければセロトニンが正しく生成され、心が穏やかになったり、気持ちが前向きになります。また、やる気を生み出すドーパミンを合成するビタミンを作るのは腸内細菌。腸内環境が良好ならドーパミンも正しく合成され、やる気もアップ。精神面でも腸活は大切なのです」(小野さん)

便秘、冷え、むくみ、 肌荒れ、免疫力低下などの不調を改善する

「腸内環境が悪いと、便秘や下痢になったり、老廃物が血流に乗って肌に運ばれ肌荒れの原因にも。また、血流が悪くなるため、冷えやむくみが起きたり、腸の免疫細胞が正しく働かず免疫力も低下。腸活で腸内環境を整えればこれらの不調の改善につながります」(小野さん)



「ノート」でなりたい私に

書き出すことで、目的達成の最短ルートが見えてくる! マインドや生き方もガラリと変わる、最強ノート術を伝授。

  • 2021年は書き出すことで目標達成! マインドや生き方まで変わる最強ノート術

ノートは自分と向き合う内省ツールだと考える

「ノートは自分の頭の中を可視化するのに最適なツール。書き出す作業で思考を整理し、それを見返してフィードバックを行う。そうやって内省する時間を作ることが、自己実現の近道に」(鈴木さん)

スケジュール管理ではなく、 自己プロデュースを目的としたノート作りを

「“なりたい自分”や“やりたいこと”を明確にし、かなえる方法を導くことがノートの役割。日々のスケジュールはモバイルなどで管理して、使い分けするのがベター」(鈴木さん)

自分との約束を 果たせた成功体験を自己信頼につなげて

「書き出した内容をこなしていく中で、自分に対する信頼度がアップ。目標に向かっている実感も得られ、モチベーションが上がります。また、ノートを書くこと自体も自分との約束であり、習慣化すれば立派な成功体験に」(鈴木さん)



「開運行動」でなりたい私に

理想の自分をかなえるには、運を味方につけることも重要。2021年の星回りから導く開運のヒントを紹介します。

MAQUIA 2021年2月号
撮影/柴田フミコ 藤澤由加(自己肯定ヨガ) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/時田ユースケ〈ECLAT〉(塩野さん分) 室橋佑紀〈ROI〉(宮本さん分) 榛沢麻衣(ayaさん分) スタイリスト/黒崎 彩〈Linx〉 福永いずみ(ayaさん分) 山本瑶奈(物) モデル/塩野瑛久 宮本茉由 イラスト/山中玲奈 取材・文/和田美穂 真島絵麻里 構成/火箱奈央(MAQUIA)

最終更新日:

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