今年こそ“梅仕事”にチャレンジしてみませんか? 5〜6月が旬の“青梅”を使った「梅シロップ」の作り方を、料理家のワタナベマキさんに教えていただきました。梅シロップを使ったアレンジレシピもチェック!
グラフィックデザイナーを経て料理家の道へ進み、雑誌や書籍、イベント、テレビ番組など幅広く活躍。“日々食べるものを美味しく丁寧に”を心がけ、簡単で作りやすい料理を提案。ナチュラルなライフスタイルとセンスあふれる料理にファンが多い。近著に「お医者さんが教えてくれた 一年中冷え知らずごはん」(KADOKAWA)がある。
簡単「梅シロップ」の作り方
炭酸やお湯で割ったり、シャーベットにしたりと、さまざまな使い方ができる「梅シロップ」の作り方をご紹介。ドリンクなどで梅を手軽に摂れるから、作っておくと夏バテ対策にも!
「梅シロップはまだ青い青梅で作ります。簡単に作れて、りんごの酢漬け、甘露煮といろいろな使い方ができるので、初めての梅仕事におすすめ。青梅は青々として、なるべく傷のない梅を選ぶのがポイントです」(ワタナベさん)
▽材料・必要な道具
・青梅 1kg
・氷砂糖 1kg
・酢 大さじ1
・しょうが(皮付き) 1かけ
・ローズマリー 適量
※しょうが、ローズマリーはお好みで。入れる場合は、よく洗い水気を拭く
・容量3〜4ℓの耐熱ガラス製の保存瓶
・竹串
・冷凍用保存袋
▽「梅シロップ」の作り方
1. 梅のなり口を竹串で取り除く
梅のなり口(枝とつながっている部分)には、雑菌がたまっているので竹串で取り除く。かぶるくらいの水に6時間つけて水気をしっかりと拭き取って乾かす。
2. フォークで表面に穴を開け、冷凍庫で一晩以上おいて凍らせる
梅の表面にフォークを3〜4カ所刺して穴を開けたら、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で一晩以上おいて凍らせる。こうすることで梅の細胞が壊れて果汁が出やすくなる。
3. 消毒をした保存瓶に梅、氷砂糖を交互に入れ、酢をまわしかける
食品用アルコール、または熱湯や焼酎などで消毒をした保存用の耐熱ガラス瓶に、梅、氷砂糖の順に、3回くらいに分けて交互に入れる。好みでしょうがやローズマリーを入れると爽やかな香りに。最後に酢をまわしかける。
4. 直射日光のあたらない場所に置き、1日1回ゆすりながら7〜10日間おく
直射日光のあたらない場所に置き、1日に1回瓶をゆすりながら7〜10日間おく。右の写真は1週間ほど置いた状態。氷砂糖が溶けたら濾して梅を取り除き、消毒した保存瓶にシロップを移して冷蔵庫で保存する。
「梅シロップ」のアレンジレシピ
疲れた体を癒す「梅スパイスティー」
紅茶にスパイスと梅シロップを加えるだけで簡単にできるのが梅スパイスティー。香りがよくスッキリとした味わいで、夏バテした体とのどの渇きを癒してくれる最高のドリンクです。
材料
梅シロップ 大さじ4
シナモン 1本
カルダモン 3、4粒
クローブ 1個
紅茶 400ml
作り方
①スパイスをいれた紅茶を煮出して冷ます。
②グラスに梅シロップと氷を入れ、①を注ぐ。
さっぱり&爽やかな「梅のグラニテ」
梅シロップとしょうがで作るシンプルなグラニテ。梅としょうがの爽やかな香りと冷んやり感が口の中いっぱいに広がる、暑い日のクールダウンにぴったりデザートです。
材料
梅シロップ 100ml
しょうがすりおろし 1かけ分
水 150ml
作り方
①材料を合わせ冷凍庫にいれる。
②1時間ほど凍らせて、フォークでかき混ぜ、さらに1時間凍らせてフォークでかき混ぜる。
撮影/佐々木美果 スタイリスト/竹中紘子 取材・文/和田美穂 構成/福島美歩(MAQUIA ONLINE)
編集部
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