「なんとなく不調」の正体、慢性炎症のケア成分として、今話題になっているクルクミン。二日酔い対策ドリンクで有名なクルクミンが、美容と健康で再評価されている理由とは? 小田ユイコさんが専門家に取材!

むくみやすい、疲れが抜けない…「なんとなく不調」の救世主!? 話題の成分「クルクミン」を深堀り

美容ジャーナリスト 小田ユイコの“マニアックビューティREPORT”

小田ユイコ

美容ジャーナリスト

小田ユイコさん

30年以上美容記事に携わり、MAQUIA創刊時からスキンケア企画を担当。コスメの進化をかたときも逃さず、取材し続ける。

今月のキーワード「クルクミン」

むくみやすい、疲れが抜けない、肌がゆらぐ。キレイを邪魔し、エイジングの引き金になる「なんとなく不調」の背景にあるのが慢性炎症。


そんな慢性炎症の対策成分として、今世界的に注目を集めているクルクミン。飲み会お助けドリンクのイメージが強いクルクミンが、美容と健康で再評価されているのはなぜ? 


クルクミンの特異的な魅力に注目し、その利用価値を高める開発に成功した、クルクミンブームの張本人、橋本 正さんにお話をうかがいました。

お話を伺ったのは…
橋本 正

セラバイオファーマ代表取締役社長

橋本 正さん

京都大学工学部卒。製薬会社、飲料メーカーの副社長を歴任後、クルクミンの技術開発に着手。世界初の高吸収型クルクミンに成功する。医薬・機能性素材の研究を牽引。

肌や体の不調のもととなる炎症を“適度に抑える”稀有な成分

——慢性炎症はキレイと元気を邪魔するエイジングの元凶?


「はい、慢性炎症は肌においてはシミ、シワ、たるみ、むくみ、バリア機能低下の原因に。体においては疲労を引き起こし、免疫を下げ、脳などあらゆる組織を傷つけ、病気のリスクを上げる元凶です」と橋本さん。


——抗炎症こそがキレイと健康を保つカギ。でも抗炎症とクルクミンって、なんだか結びつかない。


海外、特に欧米ではクルクミンは抗炎症サプリの王道。アーユルヴェーダやインド料理でクルクミンが含まれるウコン(ターメリック)が頻繁に使われてきたのは、灼熱の過酷な環境を生き抜く抗炎症の知恵です」


——橋本さんがクルクミンに着目したきっかけは?


「悪者でしかないと思える炎症も、細菌やウイルスと闘い、生命維持に欠かせない体の大切な防御反応。完全に止めてはダメなんです。


クルクミンが優れているのは肌と体に必要な急性炎症は残し、過剰な炎症=慢性炎症を抑えてくれるところ。炎症ゼロは免疫ゼロと同義。逆に全身の不調リスクが上がってしまいます」



クルクミンってどんな成分?

ウコン由来のポリフェノール。二日酔い対策のイメージだけど、実は優秀な抗炎症成分

クルクミンはウコン(ターメリック)に含まれるポリフェノール。抗酸化作用で知られるポリフェノールの中でも、クルクミンは左右対称型も含む独特の分子構造を持ち、近年、美と健康に多面的アプローチが期待される成分として脚光を浴びる。

クルクミン ウコン

記事が続きます

ほかの抗炎症成分とどう違うの?

体に備わる防御機能は守りつつ炎症の司令塔の暴走を抑える

NF-kB(エヌエフ-カッパービー)は肌と体の治安を守る警備隊長的タンパク質。敵が来ると暴走しやすく慢性炎症を引き起こす一面も。クルクミンはNF-kBの働きを完全に止めず、暴走だけを抑えるので美容にも健康にも利用価値大。

NF-kB(エヌエフ-カッパービー)とクルクミンのイメージイラスト



欠点だった吸収の悪さを克服。一躍、抗炎症成分のスターダムへ

——クルクミンを摂るなら、カレーを食べればいい?


「実は、クルクミンは体内での吸収率が極端に低く、ターメリックの粉末をそのまま摂っても99%は体外に排出。カレーのように油と一緒に加熱すると吸収率は上がるのですが、絶対量は少ないのです」と橋本さん。


——なぜクルクミンは体内での吸収率が低いの?


「クルクミンは水に溶けず、腸内で吸収される小さい粒、ミセルにならないからです。私は魅力的な成分であるクルクミンの吸収率をなんとか上げたいと思い、何百通りもの方法を試行錯誤。


その結果たどり着いたのが、クルクミンの硬い結晶を壊すアモルファス化の技術(下)です。これにより、腸で吸収しやすくすることに成功したのです」


——そもそも今回の取材のきっかけとなったのが、橋本さんが開発した高吸収型クルクミンを配合したFATUITEのサプリ。疲れやすく、肌がゆらぎやすい小田ですが、飲んでいると体が軽く、夜もよく眠れ、肌のコンディションに安定感が。頭もすっきり、クリアに。


テニスなど運動のしすぎによる関節痛も和らぎ、クルクミン恐るべしと思っていましたが、今回の取材で納得しました。


「炎症ケアの方法がわかれば、キレイと健康はもっと続く。高吸収型クルクミンを多くの方に利用してもらい、美容、ウェルネス、医療を横断する炎症ケアのプラットフォームになればと願っています」



橋本さんはクルクミンをどうやって高吸収型に?

硬い結晶の結晶構造を崩すことに成功! バラバラになったクルクミン分子は吸収され血流へ

腸で吸収されたクルクミンは血流に乗って全身へ。肌(真皮)、内臓、血管、関節、免疫細胞、脳へと運ばれ、炎症老化の防止にアプローチ。

そのままでは体内に吸収されにくい

クルクミン分子 構造

クルクミンの分子は直線的で整列性が高い強固な構造。「通常、何をやってもビクともしない、硬い結晶なんです」(橋本さん)

記事が続きます



非結晶の状態にして吸収力をアップ

クルクミン分子 非結晶の状態に

クルクミン分子の結晶構造を崩し、バラバラの状態にするアモルファス(非結晶)化に成功。溶けやすく分散性も上がり、吸収量もなんと200倍に。

\高吸収型クルクミン配合のサプリメント/

クルクルージュ

クルクルージュ 製品画像

62粒入り ¥7560/セラバイオファーマ

1日2粒で高用量(180mg)の高吸収型クルクミンを摂取。味やニオイも気にならず、毎日続けやすい。

FATUITE ブライテスト アドバンストサプリメント

FATUITE ブライテスト アドバンストサプリメント 製品画像

120粒入り ¥9720

高吸収型クルクミンのほかアスタキサンチン、ロダンテノンBを配合。抗酸化と抗糖化にアプローチ。



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取材・文/小田ユイコ イラスト/きくちりえ〈Softdesign〉 企画/吉田百合(MAQUIA)

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