旅の目的はいろいろだけれど、最高の睡眠を得るためだけに出かける「スリープツーリズム」という旅の形があるんだって。いったいどんな旅なの? ホントによく眠れる?

「最高の睡眠」だけが旅の目的!話題の ”スリープツーリズム”を小田ユイコさんが体験

美容ジャーナリスト 小田ユイコの“マニアックビューティREPORT”

小田ユイコ

美容ジャーナリスト

小田ユイコさん

30年以上美容記事に携わり、MAQUIA創刊時からスキンケア企画を担当。コスメの進化をかたときも逃さず、取材し続ける。

今月のキーワード「スリープツーリズム」

美しさのために欠かせない良質な睡眠。それを妨げるとわかっていても、ついついスマホをベッドに持ち込み、寝落ちするまで動画やドラマを観てしまう小田。


この睡眠問題解決のひとつの手がかりになるのが、眠ることを旅の目的としたスリープツーリズム。日本だけでなく海外でも「Sleep Retreat」「Sleep Holiday」として広がりを見せているらしい。


そこでスリープツーリズムプランが評判のホテル1899東京を直撃。実際に宿泊して、レポートします!

お話を伺ったのは…
小川由比子

ホテル1899東京

小川由比子さん

スリープツーリズム「お茶でととの寝」の企画を担当。ホテル1899東京は、1899年(明治32年)創業の老舗旅館をルーツに持つ龍名館ホールディングスのホテルのひとつ。

基本、部屋で過ごす静かな時間。日常や情報から離れ、自分を取り戻す

——仕事が忙しいときに限って、隙間時間をYouTubeなどのデジタル視聴で埋め尽くし、脳が休まらず、快眠環境が整わない小田。


「そんなときこそ、ぜひホテルを利用していただきたいのです。静かでととのった部屋で過ごすだけでも、デジタルデトックスしやすくなりますし、スリープツーリズムのように寝ることに特化したプランを利用すれば、入眠・快眠と爽やかな目覚めをお手伝い。心と体が休息し、自分を取り戻しやすくなります」と小川由比子さん。


——ホテル1899東京の“お茶でととの寝”プランは、日本茶を中心としたお茶をテーマにしたホテルならではのスリープツーリズム・プラン。ホテル1899東京は駅周辺が飲食店でにぎやかな東京・新橋駅にほど近い所在。こんな都心部でもデジタルデトックスできる?


「当ホテルは日本茶文化をテーマとした落ち着いた空間デザインでお客様をお迎えしています。滞在中、随所でお茶を飲んでいただくことで『自然と気持ちが落ち着く』『久々によく眠れました』などご好評をいただいております」



スリープツーリズムって何?

観光より休息を主目的とし、睡眠の質向上を求める旅

眠るために旅する、ウェルネス旅行。観光地巡りはあえてせず、ホテルや環境に滞在して過ごす。プランの内容はホテルによってさまざまだが、ここではホテル1899東京の“お茶でととの寝”に添って特徴をピックアップ。

スリープツーリズムをする女性のイラスト

記事が続きます

スリープツーリズムの特徴は?

1 質の良い睡眠のための環境が整っている

ホテル1899東京の寝具

ベッドのマットレスはエアウィーヴ、枕は“ヒツジのいらない枕−調律−”。体圧分散性が高く、寝返りがしやすいため深い睡眠を守ってくれる。

2 デジタルデトックスやマインドフルネスを行いやすい

居室にある茶室をイメージしたスペース

居室は“茶室”をイメージしたインテリアで、スマホを自然と置きたくなる。またティータイム、良質な日本茶の香り、味、温度で「今ここ」に集中。

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3 自分の睡眠を言語化し理想の眠りを設計できる

ジャーナリングノート

自分の睡眠を内省するジャーナリングノートが用意されていて、手で書くことで睡眠のクセ、悩み、理想、行動を可視化。睡眠の作戦を立てられる。



たった一泊でもリフレッシュ。質の良い睡眠の導き方を学べる

——今回“お茶でととの寝プラン”を体験した小田。チェックイン時に行う睡眠診断では“ストレス緊張タイプ”と結果が出て、パーソナルティーというお茶を受け取り部屋へ。和を感じさせる空間でこのお茶を飲んだ瞬間から、もうスマホを見なくていい、という気持ちに。


その後ジャーナリングしたり、生薬の入浴剤入りのお風呂に入ったり、ブックコーナーで借りた本を読んだり。就寝前にはお茶を飲み、茶香炉を焚いてて……、と用意されたメニューをひとつひとつ行ううちに思考も体もほぐれ、引き込まれるようにベッドへ。


中途覚醒なく、朝目覚めたときは頭も体もすっきり。今日はいい日になりそう!とポジティブに。日本茶には覚醒のイメージもありますが、よく眠れたのは何故?


「日本茶にはカテキンが含まれ、多く摂りすぎると覚醒する種類もありますが、一方でリラックスのメリットも大。特にほうじ茶、番茶、黒茶はカフェインが少なく、睡眠前に適しています。カテキンが豊富な煎茶は、朝飲むことですっきりとした目覚めに。日本茶は種類と飲むタイミング次第で、とても睡眠と相性がいいのです」


——すっかり味をしめ、帰宅してからも日本茶で夜、朝のリズムをつくるようになった小田。スリープツーリズムには良質睡眠の具体的な方法を学べるというメリットもありました。



一般的な“快適なホテル”との違いって?

自然と眠りに導く仕掛けがいっぱい!

スムーズな入眠、快眠、爽快な目覚めには、環境や寝具がとても大事。睡眠の重要性に気づかせてくれる3件。

ホテル1899東京

“夜茶”“朝茶”で入眠・覚醒の儀式
チェックイン後、居室で睡眠タイプ別のお茶を。2Fカウンターでは、就寝前には石鎚黒茶のチャイラテ、起床後には煎茶が提供される。朝食ビュッフェ(別途1人¥2500)ではお茶料理が楽しめる。“お茶でととの寝プラン” 1泊¥27000〜 2026年11月30日まで https://1899.jp/hotels/tokyo

ホテル1899東京のカウンター

ホテル1899東京の客室

茶せんをかたどった灯りなど日本茶をイメージした室内。プランの期間以外も日本茶や和の文化を楽しめる。

眠音(ねおん)ホテル

天然素材の寝具で極上の眠りへ
金沢のホテル。大正12年から続く寝具店ISHITAYAの天然素材にこだわったえりすぐりの寝具を用意。掛けぶとんは季節に合わせて変わり、マットレスは通常のマットレスよりも温度と湿度を快適にコントロール。枕も2種類が用意され、体に負担をかけずに眠れる。1泊¥13000〜 https://www.neonhotel.jp/

HOTEL GREAT MORNING

エアコンに影響されず、爆睡
福岡・博多のホテル。部屋には一般的なエアコンがなく、風も音もない冷暖房システム・F-CONを設置。ほこりやウイルスを巻き上げず深呼吸したくなる室内。内装には漆喰や珪藻土を、ベッドは金属のスプリングを使わないマットレス、こだわりの羽毛布団を採用。1泊¥20000〜 https://hotelgreatmorning.com/



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