「MAQUIA」3月号では、自律神経のバランスを整えるストレッチを特集。生活リズムが変化する大型休暇の後や、季節や年度の変わり目は、特に自律神経が乱れやすいタイミング。実践すれば内側から体が整えられ、心も晴れやかに!
がんばり過ぎ、生活の変化、ストレス過多が原因に?
自律神経の乱れは
\毎日の/ストレッチでリセットできる!
教えてくれたのは…
順天堂大学医学部教授
小林弘幸先生
自律神経の重要性に着目、多くの著書が。近著に『小林式 自律神経ストレッチ』(学研プラス)。
さかえクリニック院長
末武信宏先生
順天堂大学医学部非常勤講師も務め、スポーツ医学を研究。アスリートへのトレーニング指導も。
毎日続けて、体も心もニュートラルに
「自律神経には交感神経と副交感神経があります。その2つの働きの低下やバランスの乱れが、不眠や慢性疲労、冷えなどあらゆる不調の原因に」(小林弘幸先生)。それをリセットすべく、末武信宏先生とともに考案したのが自律神経ストレッチ。「10年以上にわたる研究や臨床治療を重ね、トップアスリートも実践。医学的なエビデンスに基づいた、唯一無二のストレッチです」(末武先生)。自律神経ストレッチを行う上で重要なのが、呼吸。「深い呼吸をしながら体を動かすことで筋肉や内臓などに刺激を与え、自律神経にアプローチします。血流が促されることによる効果も大きく、冷えや肩コリも改善されます」(小林先生)
【元気絶好調タイプ】
交感神経・副交感神経両方とも高い
交感神経と副交感神経が高いレベルで安定。日中は活動的で夜は深く眠れる、理想の状態。
【がんばり過ぎタイプ】
交感神経>副交感神経
現代人に多いタイプ。緊張・興奮状態が続き、完全に休息不足。不眠や冷えの原因にも。
【のんびりタイプ】
交感神経<副交感神経
モチベーションが上がらず、マイペースな人に多い。花粉症や肥満になりやすい傾向が。
【ぐったりタイプ】
交感神経・副交感神経両方とも低い
無気力で、何をするのも面倒に。がんばり過ぎタイプからこちらに転向することも多い。
リラックスの神経 副交感神経
夕方から夜にかけて高くなる。血管を拡張させて心拍数や血圧を下げ、心身をリラックスさせる。現代人は働きが鈍りがち。
緊張・興奮の神経 交感神経
朝から日中に高くなる。血管を収縮させて心拍数や血圧を上げ、体を緊張、興奮モードに。ストレスで過剰に高まりがち。
☑あなたの自律神経状態をチェック
該当する項目をチェックして、自分の状態を知ろう。上のタイプ別の解説も参考に。
ABともに5点以上=元気絶好調タイプ
Aが5点以上 Bが4点以下=のんびりタイプ
Aが4点以下 Bが5点以上=がんばり過ぎタイプ
ABともに4点以下=ぐったりタイプ
アプリで簡単診断!
小林先生監修「CARTE by CyberAgent」。スマホのカメラに指をあてるだけで、自律神経の状態を測定。
MAQUIA 3月号
撮影/城 健太〈vale.〉(モデル) ヘア&メイク/清水美知 スタイリスト/立石和代 モデル/佐藤さき(マキアビューティズ) 取材・文/摩文仁こずえ 構成/山下弓子(MAQUIA)
【MAQUIA3月号は1月22日(水)発売!】
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