知っているようで知らないサウナ&温泉のあれこれ。入り方からおすすめスポットまでをご紹介!「MAQUIA」2月号の「お風呂でビューティケア 100問100答」からお届けします。
世界的な美容スポット
サウナ編
お話を伺ったのは
サウナ大使
タナカカツキさん
マンガ家。映像作家、アーティストとしても知られ、日本サウナ・スパ協会が任命する「サウナ大使」も務める。
Q.女性に嬉しいサウナの魅力って?
A.いわば水と熱だけのオーガニックコスメ
「ストレスや疲れを汗とともに排出して代謝を上げるサウナは、世界中で美容意識の高い女性にたしなまれています。安眠、ダイエット、自律神経の調整、冷え性改善などの効果が期待できます」(タナカさん、以下同)
Q.サウナの入り方がわかりません
A.温冷交代浴からの大休憩が基本です
「髪や体を洗い、水分をふいてサウナ室で約10分。汗を流し、水風呂に1~2分→体が冷えたら再び入室を3回ぐらい繰り返した後、体をふいてゆったり大休憩しましょう」
Q.サウナーが増えてるって本当?
A.若い女性が増えてます!
「毎年3月の『日本サウナ祭り』でも年々女性が増えています。サウナは女性が好むエッセンスが多いので、ようやく時代がサウナの効能や魅力に気づきだしたといえますね」
Q.「ロウリュ」って何ですか?
A.アロマ水による蒸気のこと
「水蒸気をタオルで扇ぐことで新陳代謝の活性や発汗を促進。アロマの香りで凝り固まった体もほぐれてリラックス。本来は温度・湿度のために自分で行うものです」
Q.どうしても水風呂って必要ですか?
A.むしろ、水風呂がメインです
「初めてのことは脳が拒否するので、最初は手足の先を濡らす程度でOK。ただ、冷やさないとグリルしただけなので逆に疲れます」
Q.サウナのマナーを教えてください
A.お互いに心地よく過ごせる気配りを
「サウナでタオルを絞らない、騒がない、体をよくふいてから入る、かけ湯をしてから水風呂へ。ひな壇は上段へ行くほど温度が高いので、ゆっくり温まりたい人は下段から」
Q.気をつけることは?
A.危険なくらい気持ちいいので、依存症に注意!
「とはいえ上手に休息する腕に磨きがかかるので、仕事でいいパフォーマンスを発揮できるのは確かです。仕事場兼休息所として活用しているクリエイターが多いようです」
Q.サウナってレジャー施設ですよね?
A.自分と向き合う神聖な場所です
「日本の居間や縁側と同じく、瞑想したり気持ちを鎮めたりして自分と向き合う精神的な場所。エンタメ傾向にあった日本のサウナも、徐々に本来のあり方に近づいています」
旅先でもキレイに♡
温泉編
お話を伺ったのは
タレント
西村知美さん
カリスマ温泉ソムリエの資格を持つほどの温泉好き。公式ブログで読める温泉にまつわる記事も読み応え十分。
Q.美に効果的な泉質ってありますか?
A.まずは三大美肌の湯をチェック
「炭酸水素塩泉はクレンジング作用、硫酸塩泉はお肌しっとり。硫黄泉はめぐりを促してダイエット効果あり」(西村さん、以下同)
Q.温泉にはどんな美容効果が?
A.クレンジング、殺菌、
肌修復など泉質によってさまざま♡
「脱衣所の成分表に注目。pH値が高いほどクレンジング効果あり。肌を修復する作用のあるメタケイ酸は100以上なら美肌効果が」
Q.美しくなれる入り方を伝授してください!
A.かけ湯&分割浴の美人入浴法がおすすめ
「メイクを落としたら足からかけ湯をし、3分入浴→髪など洗う→3分入浴→体など洗う→3分入るの分割浴で芯からぽかぽかに」
Q.温泉に入る前に必要なことは?
A.お茶とお菓子で内側からの“かけ湯”を忘れずに!
「お部屋に置かれたお茶には入浴で失われるビタミン補給、お菓子には空腹による立ちくらみ防止など、きちんと意味があるんです」
Q.温泉ならではの美容テクは?
A.新鮮な温泉の蒸しタオルで汚れを落としやすく
「湯口から温泉を桶にとり、タオルを浸して軽く絞ったら、顔にかぶせましょう。毛穴が広がり、汚れが落ちやすくなりますよ」
MAQUIA2月号
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/榛沢麻衣 スタイリスト/梅林裕美 モデル/福吉真璃奈(マキアビューティズ) 取材・文/国分美由紀 構成/芹澤美希(MAQUIA) 協力/アワビーズ UTUWA
【MAQUIA2月号☆好評発売中】