「口輪筋」は、唇を取り囲む筋肉で、表情筋の司令塔のような役割をしています。口輪筋が衰えると、ほうれい線やたるみなど口元老けの原因にもなるため、日々意識しながらトレーニングをすることが大切です。そこで今回は、「口輪筋」を鍛えるための簡単エクササイズをご紹介します。
口輪筋とは?
口輪筋は唇を取り囲む輪っかの形をした筋肉
口輪筋は、唇を取り囲むように輪っかの形をしており、肛門と同じく、括約筋(かつやくきん)というすぼむように働く筋肉。表情筋の“交差点”ような役割をしており、表情筋の働きや口角の位置などにも影響を与えています。
口輪筋は表情筋の司令塔のような役割も
口輪筋は、表情筋の70%とつながっており、司令塔のような役割をしています。
口輪筋が衰えるとどうなる?
高津文子式アドバンスインストラクター。耳つぼ、ドライヘッドヨガを組み合わせたオンラインレッスンが人気。
顔、ボディを理想の形状にととのえる「村木式整筋」メソッドが人気。著書に『顔印象変わる美鼻矯正』(講談社)。
銀座ケイスキンクリニック院長。皮膚科専門医。肌とエイジングケアに関する確かな知識で、各メディアから引っ張りだこ。
口角が下がったり、表情筋が衰えて口元老けの原因になる
「口輪筋の衰えは口角を下げ、唇が薄くなる要因に。ベロ上げ&にっこりスマイルで解消して」(YASUDAさん)
「口輪筋は、表情筋の“交差点”です。口輪筋を動かす機会が減ると、表情が乏しい『表情鈍麻(どんま)』状態になったり、口角を引き上げにくくなったりします。適度なエクササイズで表情を動かしやすくすることが大事です」(慶田先生)
鼻下の“間のび感”につながる
「口輪筋は、鼻と連動している筋肉。衰えると鼻を引き下げ、鼻下の“間のび感”にもつながります」(村木さん)
プロが伝授! 口輪筋を鍛える簡単エクササイズ
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パーソナルフェイストレーナー、身体調律家として活躍。独自のメソッドには、アスリートから女優まで多くのファンが。
柔道整復師。鍼灸師。独自の美容ボディバランス整体に基づく小顔術が人気。女優やモデルからも絶大な支持を得る。
1.のどの奥からベロ上げをする
「舌はつけ根から先端までが上あごにくっついているのが正しいポジション。水をゴクッと飲むときにくっつく位置が舌のつけ根。ベロ上げの感覚がつかめない人はあごを上げ、のどの奥から舌が立ち上がるのを感じて。ベロ上げ状態で首の前側をストレッチすると、首筋もすっきり細くなります」(YASUDAさん)
2.頬骨の下に指を添えて、口角を上げるクセをつける
「口輪筋と大頬骨筋、小頬骨筋だけを使って、口角を上げるクセを。ベロ上げの状態で、ほかの筋肉を脱力するのがポイント」(YASUDAさん)
ベロ上げした状態で、あご、エラの力を抜く。人さし指を口角から頬骨の下に当て、大頬骨筋と小頬骨筋だけを使って頬を上げる意識でにっこり。1日何度でも。
3.口輪筋と連動している鼻に圧をかけながら、口を大きく動かす
「鼻に圧をかけながら口を動かすことで、小鼻の筋肉のコリをほぐして、デンと広がった鼻をタイトに。口を大きく動かすことで『上唇挙筋』にスイッチが入ります」(村木さん)
1 小鼻の少し上あたりを親指と人さし指で上からはさむ。圧をかけながら、「え」「お」「え」「お」と口を大きく動かす。×10回。
2 同様に「う」「お」「う」「お」と口を大きく動かす。いずれも鼻が動いているのを指先に感じられていれば効いている証し。×10回。
4.唇を「う」の形にするチュー顔エクササイズ
「チュー顔をするだけで、口輪筋につながる表情筋や、あごやデコルテに効率よくアプローチ。砂時計ゾーンにテンションがかかり、真顔に戻ったとき、口角がフワッと上がります」(木村さん)
姿勢を正して唇を「う」の形に
背中が丸まらないよう姿勢を正し、大頬骨筋や笑筋を引っ張るように「う」の形に。なるべく前へと突き出す。
5.手を使って口周りの硬くなった筋肉をほぐし、ほうれい線も改善
マスク生活で衰えた口周りの口輪筋や頬骨の下の頬筋、食いしばりで硬くなった咬筋をほぐす方法。ほうれい線やマリオネットラインも改善。(山口先生)
1 手を握り、中指の第2関節を口角の少し斜め下に当て、エラの前まで強めに押し流す。これを5回。
2 中指の第2関節を口角の横に当て、耳の穴の手前まで強めに押し流す。これを5回。
3 中指の第2関節を小鼻の横に当て、頬骨の下の縁に沿って耳の上部の手前まで強めに押し流す。これを5回。1〜3を左右とも行う。
6.下あごを固定して、唇を内側にしまい込む口輪筋ストレッチ
「あごを固定して唇を内側にしまいこむように閉じると口輪筋がストレッチされて動きがよくなります」(村木さん)
両手の人差し指の第1関節と第2関節の間の内側の側面を、あごの中央の左右の口角の下あたりに当て、親指はあごに引っ掛けて固定。あごが上がらないようにキープしたまま下唇と上唇を口の中にしまい込む。そのまま15秒キープ。口の周りの筋肉がストレッチされるのがわかるはず!
編集部
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