みなさん、こんにちは!マキアビューティーズで成分モンスターのむっちです。


口紅を塗ると、1時間もしないうちに唇の皮がめくれてくる——そんな経験、ありませんか?


私はこれで約10年ほど悩んできました。色を楽しみたいのに、塗った直後から皮がぽろぽろ。
結局、色付きリップは全部あきらめて、透明のリップクリームだけの生活が長く続いていました。


そんな私が唯一、荒れずに使えているのがアクセーヌの「リップケア ルージュです。


実は以前、このブログでBR01ラセットブラウンをレビューしています(後の章でリンクを貼っておきます)。
あれから9ヶ月。今もほぼ毎日使っていて、今年2月に出た新色のPK03メロウピンクも買い足しました。


今回は、
・9ヶ月使い続けた正直な結論
BR01とPK03、どう違うのか
・そして全成分を調べていて気づいた、「同じリップなのに、色によって成分が違う」という話


の3本立てでお届けします。3つ目は、唇が荒れやすい方には本当に知っておいてほしい内容です!

アクセーヌ リップケア ルージュ

アクセーヌ リップケア ルージュって?

まずは基本スペックから。(記事作成時点の情報)


アクセーヌ リップケア ルージュ
・価格:4,400円(税込)
・種類:口紅(全12色)
・発売日:2025年2月28日/新色BE01・PK03は2026年2月27日追加
・無香料・アルコールフリー・カルミンフリー・パッチテスト済
・美容液成分85%配合


アクセーヌは「皮膚生理学に基づいた敏感肌の化粧品」を掲げるブランド。このルージュのコンセプトは塗るほど潤い、荒れを忘れる。口紅なのに、リップクリームがいらない設計です。


荒れない仕組みは前回の記事で詳しく書いたので、ここでは要点だけ。


⚫︎PV技術……色素(タール系色素・酸化鉄)をシリカでコーティングして、唇に直接触れさせない
⚫︎2重の潤いラッピング膜……疑似バリア膜で唇の凹凸を埋め、その上から潤いホールド膜で水分を抱え込む
⚫︎リンゴ酸ジイソステアリル無配合……唇が荒れやすい人の “疑わしい成分” を避けた処方(※ここに大事な注釈があります。後述!)

9ヶ月使い続けて、わかったこと

正直に言うと、前回のレビューを書いた直後は「最初だけ良くて、そのうち荒れるんじゃないか」と疑っていました。今まで何本もそうだったので。


でも9ヶ月経った今も、皮むけはまったく起きていません。


冬の乾燥する時期も、夏のマスク蒸れの時期も通過して、この結果。私の唇の歴史で初めてのことです。


ただ、正直に書いておくと——飲み物や食事で落ちやすいとは感じています。


これは “荒れない設計” の裏返しでもあって、唇にがっちり固着させるタイプの成分(=荒れの原因になりやすいもの)を使っていないから。
ティントのような持ちは期待せず、塗り直し前提で付き合うリップだと思っています。私は塗り直しの手間より、荒れないことのほうがずっと大事なので、ここは納得の上で使っています。

\前回のBR01レビュー。荒れない仕組みをもっと詳しく書いています/

【唇荒れ民必見】アクセーヌ リップケアルージュの記事を読む
アクセーヌ リップケア ルージュ(BR01)

過去記事:BR01徹底レビュー

記事が続きます

新色PK03を買い足した理由

2026年2月27日、リップケア ルージュに新色が2色追加されました。


⚫︎BE01 アプリコットベージュ……オレンジを感じる、洗練のまろやかベージュ
⚫︎PK03 メロウピンク……赤をひとさじ。ほどよく甘いベージュピンク


この2色、ただの色追加ではなくて、「カラーコントロール理論」という独自の色設計で作られています。


ベージュ系のリップって、「血色感がなくなる」「肌がくすんで見える」という悩みがつきものですよね。それに対してアクセーヌは、


明度を抑える → 肌から浮かずになじみ、肌の色を明るく見せる
彩度を高める → 唇に色を補って、くすみを払拭する


という2方向で設計したそうです。「顔色と唇、両方の美しさを引き立てる」がコンセプト。


私が選んだのはPK03。ブルベ夏の私には、オレンジ寄りのBE01より、赤みのあるベージュピンクのほうが合うと判断しました。


実際に使ってみると、もともと唇の血色がいい人” みたいになるんです!
自然な発色で、くすみもまったく感じない。「リップを塗っている感」が出ずに血色だけが上がるので、メンズにもとてもおすすめできます。

アクセーヌ リップケア ルージュ(PK03)

BR01とPK03、どう違う?

2本を並べてみました。


BR01
ラセットブラウン
PK03
メロウピンク
公式の
色説明
ピンクを含んだ華やぎと深みのあるブラウンベージュに赤をひとさじ。ほどよい甘さの大人ピンク
発売2025年2月
(初期色)
2026年2月
(新色)
私の印象落ち着いた深み。顔が引き締まって見える自然な発色。“もともと血色がいい人”になれる
出番秋冬/
夕方からのお出かけ
春夏/
午前中からのお出かけ

季節と時間帯で使い分けています。明るい時間帯はPK03の血色感、日が落ちてからはBR01の深み。この2本があれば、私は他のリップが要りません。

  • アクセーヌ リップケア ルージュ(BR01)
  • アクセーヌ リップケア ルージュ(PK03)
【唇が剥ける人へ】アクセーヌ リップケアルージュ|リンゴ酸ジイソステアリルの有無は色で違う_5

記事が続きます

【成分解析】同じリップなのに、色で成分が違う

さて、ここからが成分モンスターの本領発揮です!


今回、全12色の全成分を公式サイトで調べていて、ちょっとゾッとすることに気づきました。

まず、リンゴ酸ジイソステアリルとは

口紅やリップに非常によく使われている油性成分です。なめらかで濃厚な感触を出し、ツヤと密着感に優れているため、多くのリップ製品の上位に配合されています。


一般的には安全性の高い成分とされていますが、唇が荒れやすい人の中には、この成分が合わないという人が一定数います私もその一人です。原因が完全に解明されているわけではありませんが、「リンゴ酸ジイソステアリルを避けたら皮むけが止まった」という声は、美容系の口コミサイトでも数多く見つかります。


だからこそ、アクセーヌの「リンゴ酸ジイソステアリル無配合」は私にとって決め手でした。

ところが...12色のうち3色には、入っている

公式の製品ページを見ると、リンゴ酸ジイソステアリル無配合は12色中9色。残りの3色には「精製度の高いリンゴ酸ジイソステアリル」が配合されています。


リンゴ酸
ジイソステアリル
色番号
無配合
(9色)
BE01/PK01/PK02/PK03/RD01/RD02/OR01/BR01/RS01
配合
(3色)
PK11 ベビーピンク/RD11 ルビーレッド/RS11 オールドローズ

見分け方は簡単で、品番が「11」の3色です。

全成分を並べて、驚きました

実際に、PK11とBR01の全成分を並べてみると——


⚫︎BR01(無配合)
水添ポリイソブテン、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、安息香酸アルキル(C12-15)、……


⚫︎PK11(配合)
水添ポリイソブテン、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、リンゴ酸ジイソステアリル、安息香酸アルキル(C12-15)、……


違いは3番目、この1つだけあとは色材を除いて完全に同じ処方です。


しかも3番目という位置。化粧品の全成分は配合量の多い順に書くルールなので、3番目ということはかなりの量が入っていることになります。リップのような油性製品は、上位5つくらいで中身のほとんどが決まります。


つまり、「アクセーヌのリップケアルージュだから荒れない」ではなく、「無配合の9色だから荒れない」が正確。同じ棚に並んでいる同じ名前のリップでも、PK11・RD11・RS11を手に取ると、私のような人は荒れる可能性があります。


これは前回の記事では触れられなかった点なので、今回はっきり書いておきます。


ちなみに、私の持っているBR01とPK03は、全成分表が一字一句同じでした。色材の種類まで同一で、違うのは配合比率だけ。だから「片方が大丈夫なら、もう片方も大丈夫だろう」と考えて購入しました。

代わりに入っている「トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2」とは

無配合の9色では、リンゴ酸ジイソステアリルの代わりにトリイソステアリン酸ポリグリセリル-2が入っています。


これはポリグリセリンとイソステアリン酸のエステルで、同じくなめらかな感触と密着感を出す油性成分。役割はほぼ同じですが、構造がまったく違う成分なので、リンゴ酸ジイソステアリルが合わない人でも問題なく使えるケースが多いです。私はこちらでまったく荒れていません。


つまりアクセーヌは、感触を落とさずに “疑わしい成分” だけを差し替えたわけです。ここは処方設計として本当にうまいと思いました。

アクセーヌ リップケア ルージュ

【成分解析】“荒れない設計” の中身

無配合の9色(BR01・PK03を含む)の全成分は、色材以外は共通です。注目成分をオタク目線で。


成分名役割
水添ポリイソブテン
(1番目)
ベースの油。ツヤと密着の土台
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
(2番目)
植物ステロール系の高機能エモリエント。個人的に高評価。皮膚に近い構造でなじみが良く、被膜が上質
トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2
(3番目)
リンゴ酸ジイソステアリルの代替。感触担当
スクワラン皮脂に近い保湿オイル
キャンデリラロウエキス/カルナウバロウ天然ロウ。形状保持と保護膜
シリカ/ジメチルシリル化シリカPV技術の主役。色素をコーティングして唇に直接触れさせない
トコフェロールビタミンE。油の酸化防止

敏感な方に確認してほしい成分

⚫︎プロピルパラベン/ブチルパラベン
防腐剤。通常は問題になりませんが、パラベンに反応した経験がある方は確認を。


⚫︎赤202/黄4/青1(タール系色素)
BR01・PK03ともに使われています。ただしPV技術でシリカコーティングされているので、唇に直接触れない設計。私はタール色素で荒れた経験がありますが、このリップでは問題ありませんでした。


⚫︎カルミン不使用
ここは逆に安心材料。カルミン(コチニール色素)は赤系リップの定番ですが、アレルギーの報告がある成分。アクセーヌは全色でカルミンを使っていません。

リンゴ酸ジイソステアリル無配合リップの探し方

最後に、私がこのリップにたどり着くまでにやっていた「探し方」を共有します。
同じ悩みの方の時短になれば。

【唇が剥ける人へ】アクセーヌ リップケアルージュ|リンゴ酸ジイソステアリルの有無は色で違う_7

記事が続きます

① 全成分の上位5番目までを見る
リップは油性製品なので、水が入らないぶん、上位数個で中身がほぼ決まります。リンゴ酸ジイソステアリルは入っていれば大抵2〜5番目にいます。


② 「色ごと」に確認する
今回のアクセーヌのように、同じ製品でも色によって処方が違うことがあります。「このブランドは大丈夫」ではなく、買う色番号の全成分を見てください。


③ 代替成分の名前を覚えておく
リンゴ酸ジイソステアリルの代わりによく使われるのは、
・トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2
・ダイマージリノール酸系のエステル
・ヒマシ油、ホホバ種子油などの植物油
これらが上位にあれば、感触を保ちつつ避けている設計の可能性が高いです。


④ でも、犯人はひとつじゃないかもしれない
私の場合はリンゴ酸ジイソステアリルでしたが、人によっては香料、タール系色素、カルミン、特定のロウが原因のこともあります。「これを避けたら荒れなくなった」を1つずつ潰していくしかないのが正直なところ。
その意味でも、アクセーヌのように疑わしいものを一通り避けてある製品は、原因探しの “基準点” として優秀です。

実際に使ってみた!本音レビュー

◎ここが好き!

⚫︎9ヶ月、皮むけゼロ
これに尽きます。冬も夏も越えました。


⚫︎PK03の “血色ベージュ” が本当にくすまない
塗っている感が出ずに、血色だけが上がる。「カラーコントロール理論」は看板倒れではありませんでした。


⚫︎リップクリームなしで塗れる
下地なしで直塗りしても荒れないので、工程が1つ減りました。


⚫︎BR01とPK03で使い分けが成立する
春夏・午前はPK03、秋冬・夕方はBR01。この2本で1年が回ります。


⚫︎成分表に “逃げ” がない
無香料・アルコールフリー・カルミンフリー、そして疑わしい成分を差し替え済み。成分オタクとして、ここまで潔い処方は多くありません。

アクセーヌ リップケア ルージュ(BR01)

アクセーヌ リップケア ルージュ(PK03)

記事が続きます

△ここは注意

⚫︎飲食で落ちやすい
固着系の成分を使っていない裏返し。ティントのような持ちはないので、食後は塗り直し前提です。


⚫︎色番号「11」の3色は、リンゴ酸ジイソステアリル配合です
本文で書いた通り。PK11・RD11・RS11を選ぶ場合は、この成分が大丈夫な方のみ。


⚫︎パラベンが入っています
プロピルパラベン・ブチルパラベン。反応歴がある方は確認を。


⚫︎4,400円は決して安くない
ただ、荒れて使えなくなった口紅を何本も無駄にしてきた身としては、1本を最後まで使い切れるほうが結果的に安いと感じています。


⚫︎発色は “しっかり” ではなく “ほどよい”
自然な血色に寄せた設計なので、はっきり発色させたい方には物足りないかもしれません。


⚫︎取扱店が限られる
アクセーヌショップ・公式オンライン・パウダーパレット・一部化粧品店。ドラッグストアでは買えません。

【まとめ】“色で成分が違う” を知っているだけで、失敗が減ります

最後まで読んでいただきありがとうございました!


9ヶ月使って、皮むけゼロ。新色PK03を足して、2色で回す生活になりました。


でも今回いちばん伝えたかったのは、レビューよりも「同じリップでも、色によって成分が違う」という事実です。


品番「11」の3色にはリンゴ酸ジイソステアリルが3番目に入っている。それ以外の9色には入っていない。同じ棚、同じ名前、同じ値段なのに。成分表を色ごとに見る癖がないと、せっかくの “荒れないリップ” で荒れてしまう可能性があります。


むっちの本音評価:★★★★★(5/5)


前回は星をつけませんでしたが、9ヶ月使った今なら迷わず満点です。飲食で落ちやすい点は承知の上で、それでも唇が荒れやすい私にとって、色を選ぶ楽しさ」を取り戻してくれた唯一のルージュ。


⚫︎口紅を塗ると皮がむける方
⚫︎リンゴ酸ジイソステアリルを避けたい方
⚫︎ベージュ系リップで顔色がくすみがちな方(→ PK03・BE01)
⚫︎“塗ってる感” を出さずに血色だけ上げたい方(メンズにも)


こんな方には本当におすすめです。ただし、色番号は必ず確認するようにしてくださいね。

※成分情報はアクセーヌ公式サイト掲載の全成分および製品パッケージ(記事作成時点)に基づきます。
※使用感には個人差があります。お肌や唇に異常が生じた場合は使用を中止してください。

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【唇が剥ける人へ】アクセーヌ リップケアルージュ|リンゴ酸ジイソステアリルの有無は色で違う_10

むっち

むっち

30代/混合肌/ブルべ夏

保有資格:日本化粧品検定1級

田舎町から生まれた成分モンスター

美容に沼りすぎて美容サロンを開業。成分表から商品の性格や特徴を読み解くのが趣味のスキンケアガチ勢。成分オタクならではのスキンケアの組み合わせ方や着眼点を発信中。

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