みなさん、こんにちは!マキアビューティーズで成分モンスターのむっちです。
アテニアのクレンジングオイルといえば、「スキンクリア クレンズ オイル」。ドラッグストアのクレンジング売り場でも見ない日はない、定番中の定番ですよね。
そのシリーズから、2026年11月15日に『スキンクリア クレンズ オイル プレミアム』が新発売されます。
キャッチコピーは、まるで “メイク落としができる美容液” 。4種の発酵成分と8種の植物美容オイルを配合した、新発想のトリートメントクレンジングだそう。
……で、成分オタクとしては、まず確かめたくなるわけです。
「定番と、中身は何が違うの?」
そこで今回は、プレミアムと定番アロマタイプの全成分を1つずつ突き合わせてみました。
結果、かなりはっきりした答えが出ましたよ!

アテニア スキンクリア クレンズ オイル プレミアム
- 【基本情報】スキンクリア クレンズ オイル プレミアムってどんなクレンジング?
- 【先に結論】8種の植物オイルは定番と同じ。違いは “発酵4種” と “油剤の厚み”
- 【成分解析①】4種の発酵成分を、全成分表示で読み解く
- 【成分解析②】定番アロマタイプと、全成分を突き合わせてみた
- 【成分解析③】“濃密密着処方” の正体は、成分の並び順にある
- 「8種の植物美容オイル」のうち、3つは “エキス” 表示
- 香りは、精油の組み合わせがまるごと変わった
- 定番とプレミアム、どっちを選ぶ?
- 【使ってみた】本音レビュー
- ◎ここが好き!
- △ここは注意
- 【まとめ】土台は同じ。“発酵4種” と “厚み” に+1,320円を払うかどうか
【基本情報】スキンクリア クレンズ オイル プレミアムってどんなクレンジング?
まずは基本情報から整理します。
| 商品名 | アテニア スキンクリア クレンズ オイル プレミアム(クレンジング) |
|---|---|
| 容量・価格 | 175mL 3,300円/350mL 5,940円(税込) |
| 使用量の目安 | 1回3プッシュ・夜使用で、175mLは約2ヵ月分 |
| 発売日 | 2026年11月15日(公式オンラインは9月15日から予約受付) |
| 香り | フローラルレーヴの香り(ダマスクローズ基調) |
| シリーズ共通の特長 | 濡れた手OK/まつエク OK/W洗顔不要/乳化不要 |
定番のアロマタイプが175mLで1,980円なので、プレミアムは同じ容量で1,320円高い設定です。この差額ぶんの違いが中身にあるのか、が今回のテーマ。

【ブランドからの提供品をマキア編集部より送付されました】
【先に結論】8種の植物オイルは定番と同じ。違いは “発酵4種” と “油剤の厚み”
長くなるので、全成分を突き合わせてわかったことを先に書いておきます。
成分オタクの結論:プレミアムは、定番の「8種の植物美容オイル」をそのまま引き継ぎ、そこに4種の発酵成分を足して、油剤をリッチな構成に組み替えたクレンジングです。
⚫︎8種の植物美容オイルは、定番アロマタイプと完全に共通
⚫︎新しく加わったのは4種の発酵成分(白麹・甲州ブドウ・オリーブ発酵セラミド・発酵ローズハチミツ)
⚫︎上位3成分がすべて油剤になり、テクスチャーが “こっくり” に
⚫︎「美容液のような」は、注釈によると洗い心地(とろみ)の表現
実際に使ってみた感想は、後半の「使ってみた」でまとめています。
【成分解析①】4種の発酵成分を、全成分表示で読み解く
ここからが成分オタクの本領発揮です。プレミアムの目玉である4種の発酵成分を、全成分表示と照らし合わせてみました。
| 公式の呼び名 | 全成分表示名 |
|---|---|
| 白麹発酵エキス (独自機能成分) | アスペルギルス培養物 |
| 甲州ブドウ発酵エキス | サッカロミセス/ブドウ発酵エキス |
| オリーブ発酵セラミド | 糖脂質 |
| 発酵ローズハチミツ | ハチミツエキス |
⚫︎アスペルギルス培養物
アスペルギルスは麹菌のこと。白麹は焼酎づくりなどに使われる麹で、その培養物です。アテニアはこれを「独自機能成分」と位置づけています。
⚫︎サッカロミセス/ブドウ発酵エキス
サッカロミセスは酵母。山梨の甲州ブドウを酵母で発酵させたエキスです。
⚫︎糖脂質
ここがいちばん面白いところ。「オリーブ発酵セラミド」は、全成分ではセラミドではなく「糖脂質」と表示されていると考えられます。オリーブ油を酵母で発酵させてつくる糖脂質には、セラミドに似た性質を持つものがあり、それが “発酵セラミド” と呼ばれているわけですね。セラミドNPやセラミドAPのような、いわゆるヒト型セラミドとは別物です。
⚫︎ハチミツエキス
ローズの花のハチミツを発酵させたものとされています。
4種とも、全成分では12〜15番目。メイクを溶かす油剤と、洗い流すための界面活性剤のあとに並んでいます。
クレンジングは洗い流すものなので、配合量としてはこのくらいの位置が自然です。
※まだ詳しい情報がなかったので、全成分の並びから私が推定したもの。公式の注釈では、4種とも「バリア機能・角層の状態を整え、肌を保護する保湿成分」とされています。
【成分解析②】定番アロマタイプと、全成分を突き合わせてみた
次に、定番の「アロマタイプ(リフレシングシトラスの香り)」と全成分を並べてみました。
| 定番アロマタイプ | プレミアム | |
|---|---|---|
| 価格(175mL) | 1,980円 | 3,300円 |
| 8種の植物美容オイル | あり | あり(同じ8種) |
| 4種の発酵成分 | なし | あり |
| 上位3成分 | エチルヘキサン酸セチル ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 ジカプリン酸ポリグリセリル-6 | エチルヘキサン酸セチル トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル ミリスチン酸オクチルドデシル |
| プレミアムだけの油剤 | — | ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、(カプリル酸/カプリン酸)ヤシアルキル、トリイソステアリン |
| 香りの精油 | レモングラス、ベルガモット、ビターオレンジ花、ラベンダー | ローズヒップ(カニナバラ果実油)、ユズ、ゼラニウム(ニオイテンジクアオイ油) |
| 着色 | なし | カラメル |
いちばん驚いたのは、8種の植物美容オイルが、定番とまったく同じだったこと。ククイナッツ、ホホバ、アッケシソウ、シスツス、ヘリクリスム、インカオメガ(プルケネチアボルビリス)、メドウフォーム、アルガン——1つも違いませんでした。
つまり「8種の植物美容オイル配合」はプレミアムで新しく足されたものではなく、シリーズ共通の土台。ここ、意外と知られていないポイントだと思います!
では何が違うのか。整理すると、この3つです。
⚫︎4種の発酵成分が加わった
⚫︎上位成分の構成がまったく違う
⚫︎香り(精油の組み合わせ)がまるごと変わった

【成分解析③】“濃密密着処方” の正体は、成分の並び順にある
プレミアムのいちばんの特徴は、公式が「濃密密着処方」と呼ぶ、厚みのあるテクスチャー。その理由は、全成分の並び順に出ています。
定番は、2・3番目が界面活性剤。
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、ジカプリン酸ポリグリセリル-6という、洗い流すための成分が上位に来ています。だから軽くて、さらっと流れる。
プレミアムは、上位3つがすべて油剤。
エチルヘキサン酸セチル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸オクチルドデシル。界面活性剤は5番目まで下がっています。油の比率が上がれば、当然こっくりします。
さらに、プレミアムにだけ入っているのが(ジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸)ポリグリセリル-4。名前は長いですが、オイルに粘りと構造を与える役割が考えられます。
公式は「板状構造と網目状構造が複雑に絡み合う立体構造」と説明していますが、これはこの高分子成分と、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル・ステアリン酸イヌリン(オイルを増粘させる成分)、重めの油剤であるトリイソステアリンの組み合わせで作られている、と読めます。
「界面活性剤が後ろに下がったなら、メイク落ちは悪くなる?」と思った方へ。
クレンジングオイルでメイクを溶かす主役は油剤で、界面活性剤は主に洗い流す担当。そして1番目のエチルヘキサン酸セチルは定番と同じです。公式の評価でもメイク落ちはどちらも★5。メイクを溶かす力の土台は共通、と考えていいと思いますよ!

厚みのあるオイル

濃密なテクスチャー
「8種の植物美容オイル」のうち、3つは “エキス” 表示
もうひとつ、全成分を見て気づいたことがあります。公式の「8種の植物美容オイル」を全成分表示で探すと、こうなっていました。
| 公式の呼び名 | 全成分表示名 |
|---|---|
| ククイナッツオイル | ククイナッツ油 |
| ホホバオイル | ホホバ種子油 |
| メドウフォームオイル | メドウフォーム油 |
| アルガンオイル | アルガニアスピノサ核油 |
| インカオメガオイル | プルケネチアボルビリス種子油 |
| 珊瑚草オイル | アッケシソウエキス |
| ロックローズオイル | シスツスモンスペリエンシスエキス |
| イモーテルオイル | ヘリクリスムイタリクムエキス |
珊瑚草・ロックローズ・イモーテルの3つは、全成分では「エキス」と表示されています。植物を油で抽出したものを「オイル」と呼んでいる、と考えられます。
嘘ではまったくありません。ただ「8種類の油を搾って混ぜた」というイメージとは少し違う、というのが成分オタク的な読み方です。
ちなみに、この8種の構成は定番アロマタイプとまったく同じです(成分解析②の表を参照)。

香りは、精油の組み合わせがまるごと変わった
香りの違いも、全成分にはっきり出ています。
⚫︎定番アロマタイプ(リフレシングシトラス)
レモングラス油、ベルガモット果実油、ビターオレンジ花油、ラベンダー油
⚫︎プレミアム(フローラルレーヴ)
カニナバラ果実油(ローズヒップ)、ユズ果皮油、ニオイテンジクアオイ油(ゼラニウム)+香料
公式の香りの説明は「トップはゼラニウムとほのかな柑橘類のブレンド」。これはまさにニオイテンジクアオイ油(ゼラニウム)とユズ果皮油のことですね。ミドルのダマスクローズは、香料の部分で表現していると考えられます。
香りが変わっただけでなく、精油の種類がまるごと入れ替わっているので、定番の香りが好きだった方は、プレミアムでは印象がかなり変わると思います。
定番とプレミアム、どっちを選ぶ?
成分を突き合わせた結果と、実際に両方を使った体感をもとに、選び方を整理します。
| 定番アロマタイプが向いている人 | ⚫︎小鼻の角栓・黒ずみが気になる(私の体感でも、定番のほうが取れました) ⚫︎さっぱり、みずみずしい洗い上がりが好き ⚫︎脂性肌・混合肌 ⚫︎コスパ重視(175mL 1,980円) ⚫︎シトラス系の香りが好き |
|---|---|
| プレミアムが向いている人 | ⚫︎乾燥が気になる、もっちり感が欲しい ⚫︎クレンジングの摩擦が気になる(厚みでクッション) ⚫︎クレンジングの時間を癒やしにしたい ⚫︎ローズ系の香りが好き |
成分オタクの結論:違いは「洗い上がりの質感」と「香り」、そして「角栓ケアへの向き不向き」。8種の植物オイルという土台は同じなので、乾燥肌ならプレミアム、角栓・黒ずみケアやさっぱり派なら定番、で選んで大丈夫です。
「発酵成分が入っているから、プレミアムのほうが肌にいい」とまでは、正直言えません。洗い流すクレンジングなので、差が出るのは使っている最中の感触と、洗い上がりのしっとり感のほうだと思います。
【使ってみた】本音レビュー
◎ここが好き!
⚫︎プレミアムの名前どおり、濃厚なとろみと厚み
手に取った瞬間から「あ、これはプレミアムだ」と感じる、濃厚なとろみと厚みのあるオイル。成分解析で書いた「上位3つがすべて油剤」という処方が、そのまま手ざわりに出ています。
⚫︎厚みがあるから、摩擦感なく落とせる
メイクとのなじみもよく、オイルの厚みがクッションになって、肌をこすっている感じがほとんどありません。
⚫︎洗い流しても、ぬるつきが残りにくい
こっくりしたオイルなので流したあとのぬるつきが心配でしたが、意外なほどすっきり流れます。
⚫︎洗い上がりは、つっぱらずにしっとり
いちばん嬉しかったのがここ。洗い上がりにつっぱり感がなく、しっとりしています。
⚫︎華やかなローズの香りでリラックスできる
フローラルレーヴの香りは、華やかなローズ系。個人的にはすごく好きな香りで、クレンジングの時間がちょっとしたリラックスタイムになりました。

洗い上がりしっとり

クレンジングだけで "もっちり"
△ここは注意
⚫︎角栓・黒ずみケアが目的なら、定番のほうが向いている
これがいちばん伝えたいところ。定番のアロマタイプはプレミアムに比べてサラッとしていて、洗い上がりもスッキリ。そして小鼻の角栓や黒ずみは、個人的にはアロマタイプのほうが取れました。
⚫︎香りは少し強め
華やかなローズの香りは私は好きですが、少し強く感じる印象。香りに敏感な方は、店頭などで一度試してみると安心です。
⚫︎落ちにくいメイクでの検証はできていません
私はアイメイクなどを使わないので、ウォータープルーフのマスカラなどがどこまで落ちるかは確認できていません。
⚫︎効果の感じ方には個人差があります
私は混合肌で、乾燥も気になるタイプ。肌質が違えば感想も変わると思うので、あくまでひとつの参考として読んでいただけたら。
★★★★☆(4.0)
濃厚なテクスチャーと、しっとりした洗い上がりはとても良かったです。満点にしなかったのは、角栓・黒ずみケアは定番のほうが得意だと感じたから。目的によって選び分けが必要なクレンジングです。

黒ずみ角栓はイマイチ
【まとめ】土台は同じ。“発酵4種” と “厚み” に+1,320円を払うかどうか
最後まで読んでいただきありがとうございました!
スキンクリア クレンズ オイル プレミアムの全成分を、定番アロマタイプと1つずつ突き合わせてみて、はっきりしたことがあります!
8種の植物美容オイルという土台は、定番とまったく同じ。違いは「4種の発酵成分」「油剤リッチな処方による厚み」「香り」の3つです。
そして実際に使ってみても、その設計どおりでした。濃厚なとろみで摩擦なく落とせて、洗い上がりはしっとり。
一方で、小鼻の角栓や黒ずみは定番アロマタイプのほうが取れる。成分の並び順の違いが、そのまま使用感の違いになっていました。
「美容液のような」は注釈どおり洗い心地の表現で、美容液そのものではありません。そこを正しく理解したうえで、こっくりした使用感としっとりした洗い上がりに1,320円の差額を払うかどうか——選ぶならそこで決めるのが、いちばん納得感があると思います。
こんな方におすすめ
⚫︎乾燥が気になる、洗い上がりのつっぱりが苦手な方
⚫︎クレンジングの摩擦を減らしたい方
⚫︎クレンジングの時間を、香りで癒やされる時間にしたい方
⚫︎定番のスキンクリア クレンズ オイルを使っていて、もう少し “リッチさ” が欲しい方
逆に、角栓・黒ずみケアが目的の方や、さっぱりした洗い上がりが好きな方は、定番アロマタイプがおすすめです。
私はリピートします!乾燥を感じる秋冬に、特に重宝したいクレンジングでした。
※「美容液のような」「発酵セラム」は、とろみのある洗い心地を表す表現です(メーカー注釈)。
※「乾燥による小じわを目立たなくする」は、効能評価試験済みのメーカー表示です。
※発酵成分・植物美容オイルと全成分表示名の対応は、全成分の並びをもとにした筆者の推定を含みます。
※価格・仕様・成分はメーカー公表値(記事作成時点)です。
※使用感には個人差があります。肌に異常が生じた場合は使用を中止してください。
田舎町から生まれた成分モンスター
美容に沼りすぎて美容サロンを開業。成分表から商品の性格や特徴を読み解くのが趣味のスキンケアガチ勢。成分オタクならではのスキンケアの組み合わせ方や着眼点を発信中。

























































































