みなさん、こんにちは!マキアビューティーズで成分モンスターのむっちです。
ヘアケアって、“表面だけツルツルになっても、乾かすと結局パサつく” ことってありませんか?コーティングでごまかしても、髪の中身がスカスカだと根本は変わらないんですよね。
そんな私が「この名前、潔いな…」と唸ったのが、今回ご紹介する【IT’S WHAT’S INSIDE THAT MATTERS.】——直訳すると「大切なのは、中身です」。
そのブランドから出ているトゥザコア チャージセラムを、成分モンスター目線で解剖していきます✨

※本記事はマキア編集部から商品の提供を受けて作成しています。
- トゥザコア チャージセラムって?
- 魅力①:ブランド名が、そのまま処方の思想になっている
- 魅力②:夜つけて乾かすだけ。待ち時間ゼロの手軽さ
- 【成分解析】"低分子ペプチド" って何がすごいの?
- 鍵は「オオアザミ」というちょっと意外な植物
- タンパク質6種+アミノ酸11種という贅沢な布陣
- 注目成分をオタク目線で解説
- 実際に使ってみた!本音レビュー
- ◎ここが好き!
- △ここは注意
- 【まとめ】"中身" を変えたい人へ
トゥザコア チャージセラムって?
まずは基本スペックから。
IT’S トゥザコア コアチャージセラム
・価格:3,278円(税込)/50mL
・発売:2025年4月1日
・種類:洗い流さないトリートメント(アウトバス/夜用)
・処方:ノンシリコン
・販売:ツルハ・ウエルシアグループ限定
ブランドの「IT’S」は、ウエルシアのプライベートブランド。“トレンドに囚われすぎずに、本物の美しさを追求する” という考え方でつくられています。
ドラッグストアのPBというと “安さ勝負” のイメージがあるかもしれませんが、こちらは3,000円超えのアウトバス。中身で勝負していることが価格からも伝わってきます。

魅力①:ブランド名が、そのまま処方の思想になっている
このセラム、いちばん面白いのはブランド名と製品コンセプトが完全に一致しているところ。
IT’S WHAT’S INSIDE THAT MATTERS.=「大切なのは、中身です」
そしてライン名は「to the CORE(トゥザコア)=芯まで」。
つまりこの製品がやろうとしているのは、髪の表面をコーティングして “良く見せる” ことではなく、ダメージで空洞化した髪の内部を満たすこと。
ノンシリコン処方を選んでいるのも、この思想の表れですよね。シリコーンで表面を整えれば手触りは簡単に良くなりますが、あえてそこに頼らないという選択をしている。
実際に全成分を確認したところ、ジメチコンなどのシリコーンは1つも入っていませんでした。“ノンシリコン” は看板倒れではなく本当でした。
“中身にこだわる” という言葉を、ブランド名・ライン名・処方の3つで一貫させている。この筋の通し方、かっこいいですよね?いち消費者としてかなり好感度が高いです!
魅力②:夜つけて乾かすだけ。待ち時間ゼロの手軽さ
もうひとつ、実用面で優秀なのが “使い方のラクさ”。
使い方は夜、シャンプー後にタオルドライした髪になじませて、あとは乾かすだけ。
集中トリートメントにありがちな “5分置いて流す” といった待ち時間がゼロで、寝ている間に芯まで浸透させるという発想です。
正直、どんなに良いアイテムでも “手間がかかると続かない” のがヘアケアの現実。
“お風呂で待つ” 工程を丸ごとカットして、ドライヤー前のワンステップに組み込めるのは、続けやすさという意味でかなり大きなメリットだと思います。

【成分解析】"低分子ペプチド" って何がすごいの?
鍵は「オオアザミ」というちょっと意外な植物
この製品の主役成分は低分子ペプチド。そしてその由来が、ちょっと意外な植物なんです。
それがオオアザミ(学名:シリバム・マリアナム)。英語ではミルクシスルと呼ばれ、サプリメントの世界ではかなり有名な植物です。
それをヘアケアの補修成分として使う——この着眼点、正直かなり珍しいと思います。
公式によると、オオアザミの種子には天然のペプチドが豊富に含まれており、その分子量が小さいのがポイント。
ここ、地味に重要です。というのも髪のダメージ補修は “分子の大きさ” との戦いだから。
大きな分子はキューティクルの外側にとどまりやすく、表面はツルッとしても内部までは届きません。逆に分子が小さいほど、髪の内部に入り込みやすい。
“芯まで補修” を掲げるなら、低分子であることは必須条件。オオアザミ種子エキスを選んだのは、そこに理由があるわけですね。
タンパク質6種+アミノ酸11種という贅沢な布陣
そしてパッケージの全成分を見て、思わず声が出ました。補修成分の数がすごい。
【加水分解タンパク質が6種類】
加水分解エンドウタンパク/加水分解コンキオリンタンパク/加水分解ダイズタンパク/加水分解シルク/セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク/加水分解野菜タンパク
↓
えんどう豆、大豆、シルク、お米、野菜——そしてコンキオリン。これ、真珠層に含まれるタンパク質なんです。ヘアケアで見かけるとちょっとテンションが上がります。
さらにコメタンパクはカチオン化されていて、マイナスに傾いたダメージ部分に狙って吸着する設計。ただ数を並べただけではありません。
【アミノ酸が11種類】
グリシン/アラニン/セリン/バリン/イソロイシン/トレオニン/プロリン/ヒスチジン/フェニルアラニン/アルギニン/アスパラギン酸
↓
ここ、成分オタク的にいちばん唸ったところ。
この顔ぶれ、実は髪のケラチンを構成しているアミノ酸そのものなんです。
つまりこのセラムは、ケラチンを丸ごと入れるのではなく、“バラバラの最小単位” で入れている。分子が小さいほど髪の奥に入りやすいので、“芯まで届ける” という狙いに合わせた選択だと読み解けます。
大きなタンパク質で大きな空洞を、小さなアミノ酸で奥のスカスカを。
穴の大きさがバラバラなのに、同じサイズの詰め物だけ使っても隙間は埋まりませんよね。大・中・小をそろえる——これが「360度補修」の正体だと私は理解しました。
注目成分をオタク目線で解説
⚫︎オオアザミ種子エキス(8番目)
この製品の主役。水やベース成分を除けば美容成分としては最上位の配合順です。ミルクシスルの名でも知られる植物の種子由来で、天然ペプチドが豊富&分子量が小さいのが選ばれた理由。
⚫︎加水分解コンキオリンタンパク
個人的にいちばん “おっ” と思った成分。真珠層のタンパク質です。6種のタンパク質のなかでも、ちょっと特別感があります。
⚫︎セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク
長い名前ですが、これはカチオン化されたお米由来タンパク質。ダメージ部分に狙って吸着する賢い補修成分です。
⚫︎アミノ酸11種+PCA・PCA-Na・乳酸Na
ケラチンを構成するアミノ酸群に加え、PCAや乳酸Naは天然保湿因子(NMF)系の成分。補修だけでなくうるおいを抱える役割も担っています。
⚫︎バオバブ種子油/メドウフォーム油
植物オイル2種。シリコーンを使わずに、うるおいの保護と質感を作っています。
⚫︎ベヘントリモニウムクロリド
クリーム状の質感と、あのなめらかな指通りをつくっている縁の下の力持ち。ヘアコンディショニングの定番成分です。
成分オタクの結論:“由来もサイズも違う補修成分を重ねて、髪の空洞を段階的に埋める” という考え方が、全成分からはっきり読み取れました。ブランド名の “中身が大切” という思想が、処方レベルでちゃんと実行されている一本です。
実際に使ってみた!本音レビュー
◎ここが好き!
⚫︎とにかくラク。続けられる
これが最大の魅力。タオルドライ後になじませて乾かすだけで、待ち時間ゼロ。“面倒だからやらない” が起きないので、結果的にいちばん効果が出やすい設計だと思います。
⚫︎クリーム状で、量の調整がしやすい
オイルのように広がりすぎず、毛先を狙って置けるのがいい。つけすぎ・つけムラが起きにくいです。
⚫︎翌朝の “するんっ” がうれしい
朝、髪をとかしたときの引っかかりの少なさを実感。表面のコーティング感ではなく、髪そのものが軽く整った感じがします。
⚫︎ノンシリコンでこの手触り
シリコーンに頼らず指通りを出しているのは、成分オタク的に高評価。“素の髪を底上げしたい” という人の方向性に合っています。
⚫︎ドラッグストアで買える手軽さ
ツルハ・ウエルシアグループ限定なので、買い物ついでに手に取れるのは大きな利点。サロン専売品にはない強みです。

△ここは注意
⚫︎エタノールが2番目、PGも配合
正直にお伝えすると、全成分の2番目にエタノールが記載されています。軽い使用感や成分をなじませる役割ですが、アルコールが苦手な方・頭皮が敏感な時期は少量からのスタートが安心です。PGも配合されているので、気になる方は成分表示のご確認を。
⚫︎ドラッグストアコスメとしては高め
50mLで3,278円(税込)。PBブランド=安いと思って手に取ると価格に驚くかもしれません。ただ “中身で勝負” と考えれば納得の設定です。
⚫︎ “塗ってすぐツルツル” を求める人には物足りないかも
ノンシリコンなので、シリコーン系のあの即効ツルツル感はありません。じっくり内側からタイプなので、期待値の置き方が大事。
⚫︎買える場所が限られる
ツルハ・ウエルシアグループ限定。近くに店舗がない方は入手しにくいかもしれません。
⚫︎香りの好みは分かれるかも
クチコミでは香りについて意見が分かれている様子。気になる方は2mL×2包のトライアルから試すのが安心です。

【まとめ】"中身" を変えたい人へ
最後まで読んでいただきありがとうございました!
トゥザコア チャージセラムは、ブランド名がそのまま製品の思想になっている、とても筋の通った一本でした。
IT’S WHAT’S INSIDE THAT MATTERS.=「大切なのは、中身です」。
表面をシリコーンで良く見せるのではなく、オオアザミ由来の低分子ペプチドを主役に、タンパク質6種+アミノ酸11種というサイズ違いの補修成分で、髪の空洞を段階的に満たしていく。しかも夜つけて乾かすだけという続けやすさまで用意されている。
むっちの本音評価:★★★★☆(4.5/5)
満点にしなかったのは、エタノールの配合順(多め)と買える場所が限られる点。でも “表面じゃなくて中身を変えたい” という方向性は、はっきりと伝わってきました。
コーティング系のヘアケアに満足できなくなってきた方、ドライヤー前のワンステップで変化を狙いたい方に。ウエルシアで見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
※使用感には個人差があります。お肌や髪に異常が生じた場合は使用を中止してください。
田舎町から生まれた成分モンスター
美容に沼りすぎて美容サロンを開業。成分表から商品の性格や特徴を読み解くのが趣味のスキンケアガチ勢。成分オタクならではのスキンケアの組み合わせ方や着眼点を発信中。


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