みなさん、こんにちは!マキアビューティーズで成分モンスターのむっちです。
突然ですが——「ヤクルトが化粧品をつくっている」って、ご存じでしたか?
あの乳酸菌飲料のヤクルトです。実は50年以上も化粧品事業を続けているという、知る人ぞ知る実力派なんです。
今回ご紹介するのは、そのヤクルト化粧品を代表するシリーズ【ラクトデュウ】の乳液、S.E.ミルク。
“乳酸菌の会社がつくる乳液” って、なんだか説得力がありますよね。S.E.って何の略?というところから、成分モンスター目線でじっくり解剖していきます!

※本記事はマキア編集部から商品の提供を受けて作成しています。
- ラクトデュウ S.E.ミルクって?
- 魅力①:始まりは "瓶を洗う人の手" だった
- 魅力②:ヒアルロン酸まで乳酸菌生まれという徹底ぶり
- 【成分解析】"S.E."の正体と、うるおいの設計
- S.E.=シロタエッセンス。名前の由来を知ると納得
- 発酵エキス "2種づかい" がこの乳液の個性
- 注目成分をオタク目線で解説
- 実際に使ってみた!本音レビュー
- ◎ここが好き!
- △ここは注意
- 【まとめ】"守りながら育てる"、大人の乳液
ラクトデュウ S.E.ミルクって?
まずは基本スペックから。
ラクトデュウ S.E.ミルク(販売名:ラクトデュウ S.E.ミルクa)
・価格:4,950円(税込)/110mL
・種類:乳液(化粧水・美容液のあとに使用)
・使用量:3〜4プッシュ
・無香料・無着色・弱酸性
・乾燥による小ジワを目立たなくする(効能評価試験済み)
テクスチャーはコクのあるなめらかなタイプ。油分を補いながら肌になじみ、うるおいをしっかり閉じ込めてくれる設計です。
110mLで4,950円という容量・価格のバランスも、乳液としてはかなり優秀。ケチらずたっぷり使えるのはうれしいポイントです。

魅力①:始まりは "瓶を洗う人の手" だった
そもそも、なぜ乳酸菌飲料の会社が化粧品を?——実はこれ、とても素敵な始まり方をしているんです。
かつてヤクルトが瓶で売られていた時代。その瓶を洗う工場の人たちの手が、ずっと水仕事をしているのに、なぜかなめらかだった——この “気づき” が出発点でした。
創業者の代田稔(しろた みのる)博士は、もともと「おなかに良い乳酸菌は、お肌にも良いはず」という着想を持っていたそう。現場で観察されたこの現象が後押しとなり、乳酸菌を肌に応用する研究がスタートしました。
ヤクルトが化粧品の製造を始めたのは1961年。つまり60年以上にわたって、乳酸菌スキンケアを続けてきたことになります。
“発酵コスメ” がトレンドになるはるか前から、ヤクルトはずっとこの道を歩いてきた——この地に足のついた感じが、成分オタクとしてはとても信頼できるんです。
魅力②:ヒアルロン酸まで乳酸菌生まれという徹底ぶり
“乳酸菌だけ” の一本槍ではないのも、この乳液の良いところ。保湿の王道成分もきちんと押さえています。
⚫︎HBヒアルロン酸(持続型)
ここ、実はいちばん驚いたポイントかもしれません。このヒアルロン酸、ヤクルトの乳酸菌発酵技術から生まれたものなんです。乳酸菌の一種から純度の高い高分子ヒアルロン酸を大量につくる技術を確立し、そこから開発されたのがこの成分。
公式によるとわずか1gで約6Lもの水を抱え込むとのこと。しかも “持続型” として、浸透力や肌なじみを高めた設計になっています。
⚫︎セラミド…肌のバリア機能を支える、乾燥ケアの必須成分
⚫︎コラーゲン…うるおいでふっくら見せる定番
⚫︎ビタミンA誘導体…ハリ・キメにアプローチ
つまりこの乳液、S.E.(発酵エキス)もヒアルロン酸も、どちらも乳酸菌生まれ。“乳酸菌づくし” と言っていい徹底ぶりなんです。ここまで一貫していると、もはや清々しい。

【成分解析】"S.E."の正体と、うるおいの設計
S.E.=シロタエッセンス。名前の由来を知ると納得
まずは “S.E.” の正体から。
これは「シロタエッセンス(Shirota Essence)」の頭文字です。
シロタ=代田(しろた)。前述の創業者・代田稔博士のお名前から来ています。乳酸菌の名前「L.カゼイ・シロタ株」でおなじみですよね。
そしてブランド名「ラクトデュウ(LACTDEW)」も、ラクト(乳酸菌)+デュウ(しずく)という組み合わせ。
つまりこのシリーズ、名前そのものが “乳酸菌のスキンケア” という宣言になっているんです。
成分としてのS.E.は乳酸菌培養液(牛乳)。ヤクルトが多数の乳酸菌株の中から選び抜いた乳酸菌で、ミルク(ホエイ)を発酵させて得られる保湿成分です。
そして、ここが成分オタク的にいちばん “なるほど” だったところ。
公式によると、S.E.はお肌本来のうるおい成分である「NMF(天然保湿因子)」と構成成分がよく似ているのだそう。
“なんとなく発酵だからいい” ではなく、もともと肌が持っているうるおい成分に近いから、なじむ——という理屈がちゃんとあるんです。この説明を読んで、一気に納得感が増しました。

発酵エキス "2種づかい" がこの乳液の個性
ここが成分オタク的に、いちばん興奮したポイントです。
全成分表を開いて、思わず二度見しました——乳酸菌培養液(牛乳)が、水に次ぐ「2番目」に書かれていたんです。
化粧品の全成分は配合量の多い順に記載するのがルール(1%以下は順不同)。つまりS.E.がこの乳液の “主役” として、本気の量で入っているということ。
“○○配合” と大きく謳いながら、成分表では最後のほうにちょこっと…という製品も少なくないなか、ブランド名を背負った成分を2番目に置くのは相当な自信の表れです。
さらに、発酵エキスは2種類を使い分け。
⚫︎S.E.=乳酸菌培養液(牛乳)…牛乳を乳酸菌で発酵
⚫︎大豆ビフィズス菌醗酵液…大豆をビフィズス菌で発酵
菌の種類も、発酵させる原料も違う——これ、地味にすごいことです。乳酸菌とビフィズス菌では得意分野が異なり、原料が牛乳か大豆かでも生まれる成分は変わります。 “発酵由来のうるおい” を多角的に取り込む設計になっているわけですね。
“発酵コスメ” を名乗る製品は増えましたが、2種類の菌を使い分けたうえで、主役を2番目に配合するところまでやっているのはさすが乳酸菌の会社。ここに一番の説得力を感じました。
注目成分をオタク目線で解説
全42成分を読み込んでみると、“攻め” と “守り” のバランスがとてもよく考えられていました。
⚫︎乳酸菌培養液(牛乳)=S.E.(2番目)/大豆ビフィズス菌醗酵液/グリコーゲン
ブランドの核となる発酵トリオ。前述のとおり配合順が本気度を物語っています。
⚫︎ヒアルロン酸Na+加水分解ヒアルロン酸
分子サイズの違うヒアルロン酸2種づかい。表面と角層、それぞれにうるおいを届ける定石です。しかもヤクルトのヒアルロン酸は乳酸菌発酵技術から生まれたもの(HBヒアルロン酸)。1gで約6Lの水を抱えるという保水力です。
⚫︎グリセリルグルコシド
肌の水分の通り道に着目した注目成分。地味ですが、うるおいを巡らせる発想が入っているのは高評価。
⚫︎セラミドNG
ここ、誠実だなと思いました。“セラミド配合” で終わらせず種類(NG)まで明記している。水添レシチンやヒドロキシステアリン酸コレステリルとあわせて、肌の構造に近い形でバリアを支える設計です。
⚫︎ビタミンA油/オリザノール
ハリ・キメにアプローチするビタミンA油に、米ぬか由来の抗酸化成分オリザノール。“攻め” もきちんと入っています。
⚫︎アラントイン/グリチルレチン酸ステアリル
これが入っているのが個人的にうれしい。どちらも肌荒れが気になるときに頼れる整肌成分。攻めの成分を入れつつ、ゆらぎへの配慮も忘れていないのが好印象です。
⚫︎スクワラン・ホホバ種子油・ミツロウ
うるおいを閉じ込める油分たち。乳液としての “フタ” の役割をきちんと担っています。
成分オタクの結論:発酵エキスで “らしさ” を出し、ヒアルロン酸・セラミドで土台を固め、ビタミンA油で攻め、アラントインで守る——役割分担が明快で、アルコール(エタノール)不使用なのも毎日使う乳液としてうれしい設計でした。
実際に使ってみた!本音レビュー
◎ここが好き!
⚫︎コクがあるのに、ベタつかない
手に取るととろりと濃厚。なのに肌にのせるとすーっとなじんで、表面はさらり。“しっかり保湿したいけどベタつくのは嫌” という欲張りな願いを叶えてくれます。
⚫︎翌朝の肌がやわらかい
夜に使うと、翌朝の肌がもっちりやわらかい感じ。うるおいがちゃんと閉じ込められている実感があります。
⚫︎無香料だから、香りモノと喧嘩しない
スキンケアの香りが苦手な方や、好きな香水をまといたい方にもうれしい設計。就寝前でも気になりません。
無香料ですが、乳酸菌由来の香りはほんのり感じました。
⚫︎110mLでたっぷり使える
4,950円で110mL。顔だけでなく首やデコルテまで惜しみなく使えるのが、続けるうえで地味に大事なポイントです。
⚫︎ “乾燥による小ジワを目立たなくする”(効能評価試験済み)
この表示があるのは、きちんと試験をクリアしている証。数字や試験に裏打ちされた表示は、成分オタク的に信頼度が上がります。
△ここは注意
⚫︎プチプラではない
110mLで4,950円(税込)。1回あたりで考えれば納得できますが、“気軽に試す” 価格帯ではないのは事実です。
⚫︎パラベンが配合されている
正直にお伝えすると、防腐剤としてメチルパラベン・ブチルパラベンが配合されています。どちらも化粧品で長く使われてきた成分ですが、パラベンフリーにこだわりたい方はご注意を。
⚫︎ “劇的” を求める人には静かかも
攻めまくるタイプではなく、じっくり土台を整える誠実な乳液。数日で激変…を期待すると肩透かしかもしれません。
⚫︎買える場所が限られる
ドラッグストアでふらっと買えるタイプではなく、公式オンラインショップやヤクルトレディ経由が中心。ここは少しハードルかも。
⚫︎乳製品・大豆にアレルギーがある方は確認を
発酵エキスの原料が牛乳・大豆由来です。該当する方は成分表示をご確認のうえ、心配な場合はパッチテストを。

【まとめ】"守りながら育てる"、大人の乳液
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ラクトデュウ S.E.ミルクを成分から読み解いて感じたのは、“流行りに乗った発酵コスメ” ではないということ。
1961年から60年以上——“発酵コスメ” がトレンドになるはるか前から、ヤクルトはずっとこの道を歩いてきました。S.E.=シロタエッセンスという名前が示すとおり、乳酸菌研究という本業の延長線上にあるスキンケア。何より全成分の2番目に乳酸菌培養液が来るという配合順が、その本気度を証明していました。しかも乳酸菌×牛乳とビフィズス菌×大豆の発酵エキスを使い分け、セラミド・持続型ヒアルロン酸・コラーゲン・ビタミンA誘導体で土台も固める。“守りながら育てる” という言葉がしっくりくる処方でした。
むっちの本音評価:★★★★☆(4.5/5)
満点にしなかったのは価格と入手性。でも無香料・無着色・弱酸性でたっぷり使えるという、毎日続けるための条件がきちんと揃っています。
乾燥が気になる方、スキンケアの “土台” を見直したい方に。乳酸菌の会社がつくった乳液、一度試してみてはいかがでしょうか?
※使用感には個人差があります。お肌に異常が生じた場合は使用を中止してください。
田舎町から生まれた成分モンスター
美容に沼りすぎて美容サロンを開業。成分表から商品の性格や特徴を読み解くのが趣味のスキンケアガチ勢。成分オタクならではのスキンケアの組み合わせ方や着眼点を発信中。
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