秋の新作コスメ情報が続々と解禁になり、どう使おうかワクワクしている人も多いはず。今回は、話題のミュートメイクを今すぐ実践できる、秋の新作アイシャドウパレットを厳選。イエベ・ブルベ別にメイクのコツをヘア&メイクアップアーティストの佐々木れなさんがたっぷりと解説します。


多方面から引っ張りだこの若手アーティスト。ミリ単位でこだわったメイクや、言語化された、わかりやすく真似しやすいメイク術にファン多数。パーソナルカラーやその人の強みや個性を引き出すメイクが得意。
ミュートメイクとは?
「ミュートメイクとは、顔全体の色の調和がとれたメイクのこと。色のトーンは、なだらかで一定。低彩度だけどしっかりと発色する色を使い、仕上げていくことが上手なミュートメイクのコツですね。アイシャドウは、発色がいいマット質感を中心に組み立てると立体感が宿ります。
ナチュラルメイクとの違いはズバリ、メイク感の有無! 『メイクが薄ければミュートメイクになる』というのは陥りがちな落とし穴です。ミュートメイクは、メイク感がしっかりあるけど、決して濃くはない。派手見えや悪目立ちはしない均整のとれたメイクなので、シチュエーションを選ばずに楽しめます。デイリーメイクはもちろんのこと、素の顔を活かすべき証明写真の撮影時にもピッタリです」(佐々木さん、以下同)
【イエベタイプ】のミュートカラーアイシャドウの選び方
Q1. イエベのミュートメイクに似合う色は?
A1. 高発色のマット系ベージュ
「イエベが得意とする、肌なじみのいいマット系のベージュカラーを味方につけて。広範囲にのせても浮かずになじむベージュを使うことで、ミュートメイクに欲しい“メイク感”が一気に加速します。アイシャドウパレットを選ぶ際は、マット質感のベージュがあると◎」
Q2. イエベのミュートメイクにあまり似合わない色は?
A2. 彩度が高いビタミン系の黄みは避けて
「黄みを使いこなせるのがイエベの強みですが、ミュートメイクであることを考えた時には、やっぱり彩度の低さを意識して。黄みの目安は、淡いマスタードカラーくらいまで。レモンなどのビタミンカラーや蛍光イエローだと目元が目立ち、ミュートメイクに必要な調和が失われてしまいます。
これはブルベにも言えることですが、色の主張が激しい黒やグレーはミュートメイクには不向きです」
Q3. アイシャドウパレットを選ぶ時に注意するポイントは?
A3. パール感はほどほどに
「パール系の色を使ってしまうと、パールに含まれるゴールドとシルバーが突出して全体の調和が崩れがちに。ミュートメイクの時のパールは、ふんわりアクセントをつける程度に、いつもよりブレーキをかけて」
【イエベタイプ】のミュートカラーアイシャドウの塗り方

エレガンスの新作アイパレット「パルフェ クルール パレット 04」を使ったアイメイク。イエベのスキントーンにあったベージュを中心に、色のトーンが均一な目まわりに。まぶたの上部に輝くパールラインがさりげないアクセント。
STEP1 マット系ベージュをベースカラーとして活用

「(B)のマット系ベージュをブラシにとり、アイホール全体にのせる。淡いマット系ベージュがスキントーンとなじんでくれるから、目の際から眉毛の下まで大胆にのせても大丈夫。(B)のベースでメイク感を出していきましょう。目の下は、(B)で涙袋をなぞるように色を入れる」
STEP2 締め色のブラウンで目元を引き締める

「(D)のブラウンを筆先にとり、まず目頭と目尻のポイントに色をおく。次に、目頭と目尻の色を薄くつなぐようにブラウンをぼかしながら伸ばす。ミュートメイクの鍵となる色のなだらかさをキープしつつ、ブラウンのさりげないシェーディング効果で、立体感を仕込みます」
STEP3 パールで控えめなアクセントをつける

「(A)のパールカラーを使用。上瞼のくぼみに沿って、パールの橋をかけるように入れる。パールの位置は、アイラインから3〜5mm開いた目頭の弧の部分が目安。
ここでアイホール全体にパールを入れてしまうと、きらめきの主張が強くなり、ミュート感=調和が損なわれてしまいます。目を開けている時にだけパールが主張するようなさりげないブリッジラインで、目元にアクセントを」
佐々木れなさんがすすめる【イエベタイプ】に似合うミュートカラー アイシャドウ
使用したのは……
エレガンス パルフェ クルール パレット 04

全12種(うち2種限定色)各¥7700/エレガンス コスメティックス(8月18日発売)
この秋登場する新しいアイパレット。色にこだわり続けてきたエレガンスだからこその色彩美で、早くも話題沸騰中! 計算され尽くされた見たままの色と透明度の高いオイルの妙で、なりたい目元が思うがまま。
「04は、“THE ミュートパレット”。マット系ベージュ(B)とブラウン(D)のベースで、マットが2つあり、気分に合わせたミュートメイクが可能。(C)のパール入りのピンク系を使えば、フェミニンなミュートメイクがつくれます」
RMK シンクロマティック アイシャドウパレット 11

新6種(うち限定1種) 各¥6380/RMK Division.(7月24日発売)
大人気のパレットに、甘さとパールを抑えたアジア人のスキントーンにフィットする6種が仲間入り。11は、クラシカルな王道4色が一つに。
「明るくなりすぎず、ミュートメイクの低彩度&高発色をらくらくクリアする4色。(B)の白みがかったマット系グレージュは、イエベのアイベースにピッタリ。(D)の黄みのあるキャメルカラーは、STEP2の、目頭や目尻のポイント作りに効いてきます。(A)の控えめパールを使うと、上品なミュートメイクが叶います」
【ブルベタイプ】のミュートカラーアイシャドウの選び方
Q1. ブルベのミュートメイクに似合う色は?
A1. 赤みが強いローズ系がマッチ
「ブルベの肌の白さとマッチするローズカラーがピッタリ。ローズの中でも、清涼感というアクセントが出にくい赤み系のローズカラーがbetterです。加えて、そこにパールが入っていると、まぶた全体にのせても腫れぼったく見えず軽やかな印象に仕上がります」
Q2. ブルベのミュートメイクにあまり似合わない色は?
A2. 白みピンクは、バブみ見えの原因に
「バブみが出るミルキーな白みピンクはトレンディーですが、ミュートメイクの調和や洗練さを目指すなら避けて。ミュートメイクで演出したい大人っぽさとは対極の可愛らしさが強く出てしまいがち」
Q3. アイシャドウパレットを選ぶ時に注意するポイントは?
A3.青みを避けると、ミュート感を出しやすい
「ブルベが得意とする青みですが、ミュートメイクの時は避けた方が無難です。青みで統一感を出そうとしても、どうしてもモード感に軍配が上がってしまいます。また、個性派のスカイブルーや派手なパープルもNG。
青みの匙加減を見極めるポイントは、人肌の色との親和性。顔の中でも血色感が強い“唇や頬においてみて違和感がない青みかどうか”でジャッジするとわかりやすいと思います。極端な例で言うと、同じ寒色系の青みだとしても、鮮やかなコバルトブルーは人の肌にはない色ですよね。このように、自分の肌色からかけ離れた色を選ばないことがミュートメイクに必要な調和感を引き出す鍵なんです」
【ブルベタイプ】のミュートカラーアイシャドウの塗り方

ルナソルの新作アイパレット「アイカラーレーションN 23」を使ったアイメイク。大人びた赤みのローズピンクが肌の白さと血色感と交わり、統一感と調和が感じられるルックに。ブルベが苦手とする多幸感作りは、このパレットで叶う!
STEP1 目の上下に三角ベースを仕込む

「ベースとなる色は、(D)のローズ。(D)をチップにとり、黒目の上が頂点になる三角形をイメージしてアイホールにのせる。(D)は一見濃いめの色ですが、メイク感を出すためにあえて先に濃い色を使用。STEP2と3で上から色を足す際に、(D)の色がメイク感を支えるベースになるのでしっかりめに塗ってOKです。
下まぶたは、まず目尻に(D)をのせ、黒目の下をめがけて色をぼかす。図のように三角ゾーンを仕込むと、さりげないレフ板効果で白目が映えます」
STEP2 目のカーブとも調和するピンクを仕込む

「(C)の透けるメタリックピンクを目頭にポイントとしておき、目尻の方向に伸ばす。横に寝かせたしずく型になるように入れると、アイホールのカーブとなじんで自然な印象になります」
STEP3 まぶた全体をぼかして、雰囲気を整える

「(A)のクリアベージュと(B)のソフトコーラルを混ぜてチップに含ませ、黒目上のやや内側から目尻にかけてはらうように入れる。STEP1で上まぶたに塗ったローズカラーとの境界をなだらかにしていくイメージです。
涙袋も同様に、(A)と(B)のブレンドカラーを目頭から黒目の下あたりまでぼかし塗りをして、均一さをチューニングして」
佐々木れなさんがすすめる【ブルベタイプ】に似合う ミュートカラーアイシャドウ
使用したのは……
ルナソル アイカラーレーションN 23

新4種(うち限定1種) 各¥7700/カネボウ化粧品(8月7日発売)
ルナソルの秋新色のテーマは、ヴィンテージジュエリー。透け感のある華やぎカラーがセットに。まぶたを明るく見せる(A)のクリアベージュや、甘くなりすぎない(C)のピンクパールなど、大人でも使いやすい色み。
「ミュートメイクで活躍間違いなしの、捨て色なしの4色パレット! 特に(A)と(B)は、控えめながらもしっかり発色してくれる色の好例。(D)のパールが入ったローズカラーも素敵です」
NARS クワッドアイシャドー 06682

全3種 各¥7700/NARS JAPAN(9月11日アジア限定発売)
ブランドを象徴するアイシャドウパレットに、ブランドのシグネチャーに着想を得た3色がこの秋仲間入り。パウダーとリキッドを混ぜ合わせたバターのようななめらかさで、まぶたに柔軟にフィットする。06682は、メルローズと名付けられたモーブなピンク調。
「(A)と(D)の2色のマットアイシャドウは、両者ともニュアンスでベージュが感じられる抜群の肌なじみ。(D)はアイラインに代わる締め色としても使えます。(B)と(C)のきらめきは、大人でも使いやすい輝き加減。ミュートメイク以外にも無限の使い道がある、心がときめくパレットです」
撮影/野呂知功〈TRIVAL〉 ヘア&メイク/佐々木れな〈ThreePEACE〉 モデル/カオ、DOME(どちらもマキアビューティーズ) 取材・文/三上六花 構成/中村千夏(MAQUIA)
公開日:


























































































