正しい座り方・姿勢のポイントは「背筋を伸ばし、骨盤を立てる」こと。今回は、基本の座り方から、骨格タイプ別の正しい座り方までご紹介します。正しい座り方をするだけでダイエットや不調改善にもつながるので、ぜひ見直しを!

【正しい座り方】ダイエット・不調改善につながる!骨格タイプ別の姿勢もご紹介

目次
  1. 骨盤を立てることが大切!正しい椅子の座り方・ 姿勢
  2. 骨格タイプ別|正しい椅子の座り方・ 姿勢
  3. 座り方だけでなくテーブルの高さにも注意
  4. 床に座る場合の正しい座り方・ 姿勢
  5. これはNG! 良くない座り方・悪い姿勢のタイプ
  6. 座り方・ 姿勢 が悪いとどうなる?
  7. 長時間座り続けるデスクワークには、エクササイズを取り入れて!
  8. 姿勢に関する最新記事一覧

骨盤を立てることが大切!正しい椅子の座り方・ 姿勢

正しく座る方法

正しい椅子の座り方

最初にだらんと座ったら、一旦お尻を浮かせ、お尻の奥に左右対称にある座骨を手で確認。そこを意識しつつ、後ろからお尻と足を絞り込むように座り、足は閉じる。

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正しい姿勢

正しい椅子の座り方 姿勢

□浅めに座る
□背すじは伸ばす
□足裏は床につける


骨盤がイスの座面に対して垂直になるように座り、背すじを伸ばして肩の力を抜く。脚は揃えておく。

正しい椅子の座り方 姿勢

腰の後ろにこぶしをあて、抜いた状態をキープ。上着などを丸めてクッション代わりにしても◎。

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教えてくれたのは…
今村大祐さん

パーソナルクリエイター

今村大祐さん

プロフェッショナルウォーキング協会代表理事。著書に『美人マインド きれいになる人の40の考え方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。



骨格タイプ別|正しい椅子の座り方・ 姿勢

◆自分のタイプが分からない方は「骨格診断」から!

骨格診断

【骨格ストレートタイプの特徴】
肉感的なメリハリボディでバストや腰の位置が高い。


【骨格ウェーブタイプの特徴】
曲線的で薄くて華奢な体型。肌の質感は柔らかめ。


【骨格ナチュラルタイプの特徴】
骨格のフレーム感が際立つ彫刻のようなボディ。

教えてくれたのは…
二神弓子さん

骨格診断アナリスト協会代表理事

二神弓子さん

アイシービー代表。骨格診断の第一人者。商品開発や販促の監修、社員研修、コンサルティング、スクール経営等幅広く活躍。

骨格ストレートタイプの正しい座り方・ 姿勢

骨格ストレートの正しい座り方 姿勢

椅子の背に腰をつけて座る
椅子にもたれかかって座ると、腹筋が衰えてさらに反り腰になり前ももが張る原因に。椅子の背に腰をつけて、背中を丸めずまっすぐに座ることを心がけて。

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POINT:息を長く吐くことを意識

骨格ストレートの正しい座り方 ポイント

ストレートの人は反り腰気味なので、普段の呼吸で息を吸い過ぎている傾向が。すると肩が上がって首が余計に短くなります。息を鼻からゆっくり長く吐くことを意識しましょう。

骨格ウェーブタイプの正しい座り方・ 姿勢

骨格ウェーブの正しい座り方 姿勢

お腹をへこませて座るのが◎
反り腰で座ると腹筋が使われず、下腹ぽっこりの原因に。背すじを伸ばし、坐骨を座面に当て、手でお腹がへこんでいるのを確認してから座るのがおすすめ。

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POINT:マッサージでむくみ解消

骨格ウェーブの正しい座り方 ポイント

膝下が太くなりやすいウェーブの人は、むくむとさらに脚が太く見える原因に。お風呂につかっているときなどに、ふくらはぎを下から上へとマッサージをして血液やリンパの流れを促してむくみ解消を。

骨格ナチュラルタイプの正しい座り方・ 姿勢

骨格ナチュラルの正しい座り方 姿勢

膝とつま先の向きを揃えて座る
ナチュラルの人は四角いお尻になりやすく、内股で座る癖があるとお尻の筋肉が衰え、より四角いお尻に。内股にならないよう膝とつま先の向きを揃えて座って。

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POINT:鎖骨下をほぐし、巻き肩を改善

骨格ナチュラルの正しい座り方 ポイント

ナチュラルタイプの人は巻き肩になると、骨が目立ってゴツゴツした印象になりがち。鎖骨の下あたりを指でよくほぐすと巻き肩が解消しやすいので習慣に。

教えてくれたのは…
渡邊優太さん

パーソナルトレーナー

渡邊優太さん

女性専用パーソナルジムOUTLINEの千葉店・船橋店のFCオーナー。骨格診断アナリストの資格ももつ。



座り方だけでなくテーブルの高さにも注意

適切なテーブルの高さ

背筋を伸ばして座った時に、ひじの内側が直角になるのが正しい姿勢。


テーブルが低いと、ひじが上がってあごが前に出てしまうので、胸や首の前側の血流が滞って肩コリや眼精疲労の原因に。PCの高さを上げて調節を。逆にテーブルが高く、ひじが下がってしまうと肩が内側に入って猫背になり、背中がガチガチに。


お尻の下にバスタオルを敷いて高さを調整する工夫を。

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教えてくれたのは…
山口絵里加さん

「美コア」トレーニングメソッド考案者/パーソナルトレーナー/フィットネスインストラクター

山口絵里加さん

運動・食事・睡眠の質や姿勢も含めた生活習慣を整え、酸素運動と筋トレで体幹(コア)を鍛えながら体温上昇と代謝アップを目指すオリジナルメソッド「美コア」を考案。東京・麻布十番で、美コア東京スタジオを主宰。筋肉を大きくせずに細く引き締まった身体を作る「セレブボディの仕掛け人」として注目される。登録者数14万人を超えるYouTuberでもある。



床に座る場合の正しい座り方・ 姿勢

ひじを手で支えると背筋が伸びてスマホ首も防止

床への正しい座り方

足の置き方に関係なく、床に対してお尻の穴が垂直にのるように座ると骨盤が立った状態をキープできる。スマホなどを見る時は、反対側の手でひじを支える。

教えてくれたのは…
渡邊優太さん

パーソナルトレーナー

渡邊優太さん

女性専用パーソナルジムOUTLINEの千葉店・船橋店のFCオーナー。骨格診断アナリストの資格ももつ。

POINT:バスタオルや低反発クッションを使うのもあり

床に座るときにおすすめのタオル

床座りで仕事をする場合は、骨盤が前や後ろに傾かないように注意。三つ折りにしたバスタオルをお尻の後ろ側に敷くと、坐骨が安定するので上半身の姿勢をキープしやすい。腰痛予防にも効果的。

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床に座るときにおすすめの低反発クッション

床プニ(W340×D340×H129㎜) 全5色 各¥13200/加地

腰が丸くならないよう、ゲル状クッションなどを敷いて、腰を立たせるためのサポートをするのも◎。

教えてくれたのは…
山口絵里加さん

「美コア」トレーニングメソッド考案者/パーソナルトレーナー/フィットネスインストラクター

山口絵里加さん

運動・食事・睡眠の質や姿勢も含めた生活習慣を整え、酸素運動と筋トレで体幹(コア)を鍛えながら体温上昇と代謝アップを目指すオリジナルメソッド「美コア」を考案。東京・麻布十番で、美コア東京スタジオを主宰。筋肉を大きくせずに細く引き締まった身体を作る「セレブボディの仕掛け人」として注目される。登録者数14万人を超えるYouTuberでもある。

本島彩帆里さん

ダイエット美容家

本島彩帆里さん

産後20kg痩せた自身の経験をもとに、メンタルもケアして上手に痩せるコツを伝授。著書多数。



これはNG! 良くない座り方・悪い姿勢のタイプ

良くない座り方・悪い姿勢のタイプは大きく分けて「反り腰姿勢タイプ」「丸まり姿勢タイプ」の2つです。座りっぱなしでパソコン画面に向かっていると、良くない姿勢や眼精疲労などによりコリが深刻化するため、ボディラインの崩れの要因にも。

良くない座り方 悪い姿勢

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教えてくれたのは…
星野由香さん

パーソナルトレーナー

星野由香さん

美容家・神崎恵さんをはじめ、多くのモデルやタレントたちが信頼を寄せるカリスマトレーナー。体の可動域を広げる的確な指導で、美ボディづくりの名手と評判。著書『ほぐピラWORKOUT 「ほぐす」+「ピラティス」がいちばん痩せる!』(講談社)が話題に。



座り方・ 姿勢 が悪いとどうなる?

体の代謝が落ち、体にお肉がつきやすくなる

座り方が乱れていると姿勢が変わり、歩き方まで変わります。本来使うべき筋肉が使われなくなるので代謝が落ち、腰上、二の腕のうしろ側、太ももまわりに肉がつきやすくなってしまいます。つまり、姿勢がすべての元凶。姿勢を正しく変えると必要な筋肉を日常的に鍛えられるので、すべてが変わります。

くびれがなくなる

くびれがなくなる座り方

良くない座り方・悪い姿勢で体重が片側に流れると、流れた側のくびれがなくなります。

巻き肩になる

巻き肩とは、スマホやPC作業など、前のめりで手を前に出した姿勢が習慣づくことで肩甲骨が外側に広がり、肩が体の前側に巻いている状態のことです。血管などが圧迫され、肩こりにもつながってしまいます。

巻き型の特徴

巻き型

巻き肩を放置すると、慢性的な肩こりはもちろん、鎖骨も埋もれてしまいます。巻き肩を改善すると、背中やデコルテがすっきりして華奢見えが叶います。

脚の外側が張る

立ち方や座り方など日常動作による歪みで仙腸関節の開きが大きくなると内股に。ひざ下がねじれて外重心になり、脚の外側が張り出します。

冷えやむくみを感じやすくなる

体がゆがんでいると、血管やリンパ管も圧迫され、冷えやむくみが悪化してしまいます。

ほうれい線が目立つようになる

猫背や前かがみの姿勢は、あごが前に出て口元がたるむ原因になります。



長時間座り続けるデスクワークには、エクササイズを取り入れて!

丸まり姿勢を改善するエクササイズ

丸まり姿勢を改善するエクササイズ

ながら歩きポーズで姿勢矯正
片方の足はかかとをつけ、もう片方は足先をつける、歩き出すようなポーズをすると、坐骨が自然に立てられるように。坐骨が立てられるようになったら、次に紹介する“女神スクワット”を。

円座クッション

円座クッションは、実は坐骨部分にしかクッションが当たらないので、自然に坐骨が立ち美姿勢に。お尻や太ももに圧がかかりすぎず、コリにくいのもポイント。

反り腰を改善するエクササイズ

①脚を大きく開き合掌ポーズ、骨盤を立てて椅子に座る

反り腰を改善するエクササイズ

坐骨を立てて座る。脚を大きく開き、足裏全体を床につけ、両手は胸の前に。

②脚を踏ん張りながら垂直に上下

反り腰を改善するエクササイズ

首を長く伸ばして肩を落としながら、足裏を床につけたままお尻を垂直に上げ下げする。できる回数でOK。

ポッコリお腹を締めるエクササイズ

ポッコリお腹を締めるエクササイズ

背筋をのばしてイスに浅く座り、両手でイスのヘリをつかむ。かかとをつけてひざを閉じ、両脚をそろえてひざをおへその高さまで上げて20秒キープを3セット。

ヒップアップするエクササイズ

ヒップアップするエクササイズ

イスに浅く座って背筋をのばし、右足首を左脚の太ももの上にのせる。両腕を前に出して前傾姿勢になり、お尻の右側をのばした状態で30秒キープ。反対側も同様に。

太ももを引き締めるエクササイズ

太ももを引き締めるエクササイズ

背筋をのばしてイスに浅く腰かけ、両手でイスのヘリをつかむ。両脚をそろえてまっすぐのばし、右足首を90度に曲げる。ひざを曲げないよう右脚を上げ、左脚に寄せてクロスさせるようにしながら空中に「1〜9」、「9〜1」の数字を書く。反対側も同様に。

ふくらはぎをほっそりさせるエクササイズ

ふくらはぎをほっそりさせるエクササイズ

イスの背もたれに右手を置き、左手は腰の後ろに。右足首を左脚のふくらはぎにひっかけ、1本足を意識して右ひざを左脚につける。左足のかかとを上げ、20秒キープ。反対側も同様にし、左右それぞれ2セット行う。

むくみを予防するエクササイズ

むくみを予防するエクササイズ

イスに浅く座って背筋をのばし、左脚をまっすぐのばして足首を90度に曲げる。両手を右脚の太ももの上に置き、上体を前に倒して30秒キープ。反対側も同様に。

教えてくれたのは…
星野由香さん

パーソナルトレーナー

星野由香さん

美容家・神崎恵さんをはじめ、多くのモデルやタレントたちが信頼を寄せるカリスマトレーナー。体の可動域を広げる的確な指導で、美ボディづくりの名手と評判。著書『ほぐピラWORKOUT 「ほぐす」+「ピラティス」がいちばん痩せる!』(講談社)が話題に。

EICO先生

ダイエットコーチ

EICO先生

日本初のダイエットコーチとして、マンツーマンでその人にあった最適なダイエット法を提案・指導。



姿勢に関する最新記事一覧




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