美容成分からコスメを選びたくなったら始めどき。おなじみの成分から話題の新成分まで、正しい知識をディープに楽しく学んでいきましょう。ここでは、ペプチド類の特徴や働きについてコンパクトに解説。


医師が回答するMAQUIA公式ブロガー・美容ライターなど美容に関心の高い方からのさらに踏み込むQ&Aも掲載。

ペプチド類は350種類以上もある注目成分!

そもそも「ペプチド類」って何?

人体を構成する成分のうち、水分の次に多いのがタンパク質です。タンパク質はアミノ酸が結合してできていますが、アミノ酸が50個以上結合したものはタンパク質、2~50個未満のものをペプチドと言います。アミノ酸が2個繋がったものはジペプチド、3個繋がったものはトリペプチドと呼ばれています。さまざまな効果を狙って開発されており、現在ではペプチドというワードを含む成分名は350以上あります。

「ペプチド類」の化粧品成分としての役割は?

ペプチド類はさまざまな種類があるため効果も多岐にわたります。たとえばヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1やオリゴペプチド-24は、成長因子・EGFと似た働きを持つため、エイジングケア化粧品に配合されることがあります。

また、ビオチノイルトリペプチド-1は髪や毛の成長を促す効果があるとされており、育毛剤、まつ毛用美容液などによく用いられます。また、“塗るボトックス”と呼ばれ抗シワ人気を誇ったアルジルリンも、別名アセチルヘキサペプチド-8と呼ばれるペプチド類の一種。

ペプチド類

※イメージ図

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医師が回答! 美容成分「ペプチド類のここが知りたい 」

美容に関心の高い方から募ったペプチド類についての疑問を、医師・友利新先生に伺いました。

友利 新先生

内科・皮膚科医

友利 新先生

医師(内科・皮膚科)、日本内科学会会員、日本糖尿病学会会員、日本皮膚科学会会員、日本抗加齢医学会会員。東京女子医科大学卒。同大学病院の内科勤務を経て皮膚科へ転科。「体で一番大きな臓器である肌を健やかに保つことは、健康を保つことにつながる」をポリシーに、見た目だけでなく心のQOL(生活の質)を上げていく丁寧な診察で人気に。現在都内クリニック勤務のかたわら、美容と健康のための正しい情報を発信する啓蒙活動を、マキアを始めとした雑誌やWEB媒体、テレビなどで多く手がける。2004年第36回準ミス日本。YouTubeやInstagramでの発信も好評。著書多数。最新刊は、YouTubeで紹介したトピックスを中心に美容知識と最新情報を盛り込んだ『女医が教えるキレイのとっておき 読む 友利新チャンネル』(飛鳥新社)。 

Q.ペプチドの役割や、多く摂ることでのリスクなどはありますか?(MAQUIA公式ブロガー えりさん)



A.「ペプチドはアミノ酸が2つ以上ついているものの総称で、どんなペプチドかによって果たす役割もさまざまです。肌にハリやツヤをもたらすもの、美白作用があるもの、シワを予防するもの、キメを整えるものなどがあります。たくさん摂る事によるリスクは特に報告されていません」(友利先生)

Q.シワの改善が期待できるスキンケア商品の中に「ペプチド」が含有されていると思いますが、より効果が期待できるポイントでいうと、どういう点を見て選べばよいですか?(美容ライター Maskoさん)



A.「それはアルジルリンとも呼ばれる、アセチルヘキサペプチド-8のことですね。昔からある成分で、表情ジワに効果があると言われています。ペプチドは現在のところ350種類以上あるので、どのペプチドが何に効くかと気にする必要はないと思いますよ」(友利先生) 

取材・文/高見沢里子 イラスト/きくちりえ 構成/有住美慧

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