昨年、グランドハイアット トーキョーに日本初上陸した最高峰フレグランスブランド

「FUEGUIA 1833 (フエギア 1833)」


この度日本上陸一周年を記念して、

製品ラインナップをより上質にリニューアルし新たな世界観を提案されるとのことで、

貴重なプレス向け新作披露会へお邪魔させていただきました。


グランドハイアット トーキョーの一階ロビーのフロアに足を踏み入れると、

ふと感じる柔らかな温もりある香り。


その香りに誘われるようにフロアを歩いて行くと、

静かに佇むラボのような外観のお店が目に入ってきます。

そこが、

FUEGUIA 1833の東京本店ブティックです。

Image title


FUEGUIA 1833は、

2010年に創業者であり調香師の

ジュリアン・ベデル氏によって立ち上げられた、

ブランドとしては新しいフレグランスメゾンです。


日本には昨年2015年秋に上陸し、

間も無く一周年を迎えます。


FUEGUIA 1833の特徴は、

創業以来こだわり続けてきた徹底された品質にありますが。


日本上陸一周年を迎えた今年は

FUEGUIA 1833 の香りの要となる

パタゴニア、アマゾン、アンデスなどの

南米に生息する植物採取、研究、エッセンスの抽出を行う専門のボタニカルセンターを設立。調香を行うラボと生産工場もイタリア・ミラノに移設しており、

植物の採取→エッセンス抽出→調香→生産→販売を全て自社で可能としたそうです。


品質の高い高級フレグランスブランドでも、

香りの素となる香料やエッセンスなどは専門の会社から買い付けることが多い中、

品質を維持しながら自社で植物採取からエッセンス抽出までをも行なうというのはとても大変なことだと思います。

それだけ、一つ一つのフレグランスを「作品」として作り上げているというこだわりを感じます。


さらにこだわりを感じざるを得ないのが、

ブランドの創業者であり調香師の

ジュリアン・ベデル氏の経歴。

Image title


実はアーティスト、弦楽制作家、デザイナーとしても活動されていて、

詩やタンゴを愛好するという一面も。


そんなベデル氏によって生み出されるフレグランスは、

まさにアーティストによる一つの「作品」なのです。

Image title


その香りのボトル一つ一つには

使用される香料の製造番号、年度が記され、

各400本のみの限定生産のパルファンには、

クリスタルにシリアルナンバーが刻印されます。


そして、

FUEGUIA 1833では常に

最高品質の天然素材を使用。

そのため、フレグランスの価格も原料の収穫時期に合わせて

エディションごとに時価制を導入しています。

同じフレグランスでも手に取る時期によって

香り方に変化が生じるのも、

このブランドの魅力となっていますImage title




“エディションごとに生じる香りや

色の揺らぎは、「真の品質の証」"

(ブランド資料より)




これは大量生産ではなく、

一つ一つの香りをベデル氏一人で調香しているからこそできることなのです。


そんなベデル氏によって生み出される香りには、

今まで香料として用いられたことのない

芳香性や薬効のある植物も採用されています。

それによって、

どこか懐かしさと安心感を憶えながらも

他のブランドとはかぶらない

唯一無二の香りが生まれます。

Image title



とはいえ、

今回店内の全ての香りを体験させていただいたのですが、

どんなにユニークな香りでも

何故かスッと気持ちよく受け入れることができるくらいにとにかく軽やかで優しいのです。

これは全ての香りが植物由来だからこその魅力かもしれません。


本来動物由来や化学合成成分から作られるムスクの香りですらも、

FUEGUIA 1833では植物香料のみで作られるそうです。

一つのフレグランスの香りには

なんと100種類以上の植物を使用しており、

その主な香水成分は生物分解可能

エタノールに関してはオーガニック由来で、

香料はもちろん植物由来です。


紫外線吸収剤や合成防腐剤、合成色素、動物由来成分は不使用で、

製品自体の品質はさることながら、

健康や環境への配慮も徹底していることにも驚きました。


中でも、

FUEGUIA 1833のフレグランス100mlボトルを購入すると入れてくれるこちらの素敵な木箱。

香料に使用される植物同様

パタゴニア産の木を使用しているのですが、

倒木を再活用しており天然資源の保護にも繋がっています。

Image title


このように、

製品自体を最高峰レベルで手生産しつつも、

その原産地の環境保護に取り組くむ姿勢は、

小さなブランドながらも信頼ができますし一層の品質の高さも感じますよね。

これまでも色々なこだわりある香りと出会ってきましたが、

ここまで徹底したブランドさんはなかなか無いように思いました。



ちなみに、

香水は香り方とその持続の目安として、

トップノート、ミドルノート、ラストノートで表現するのが一般的ですが、

FUEGUIA 1833ではそのフレグランスの香りをハーモニーを奏でる“和音”として表現し、

3つの相反する香りの香料から独自のアコードを構成しています。

Image title


High notes : 最も長く残り、美しい余韻を与える

Medium notes : 香りに個性を与え、その香水のテーマを表現

Low notes : つけた瞬間の香り。印象を左右。


この“和音”という発想はまさに芸術家であるベデル氏ならではの構成方法ですよね。

とっても素敵な世界観です。


さて、ブランド紹介はこれまでにして、

素晴らしい香りのラインナップや

今回パルファンに加えて新たに仲間入りした

オードトワレ、パフュームオイルについてもご紹介します。

Image title


(次のページへ…)

FUEGUIA 1833が日本に上陸して約1年。

これまではオードパルファムのみの展開でしたが、

今回のラインナップリニューアルを機に

新たにパルファン、オードトワレ、パフュームオイルの3タイプの展開となりました。


Image title


それに伴い、どのタイプでも常に最高品質の天然香料を原料を使用するため、

香料の収穫時期に合わせて

世界共通の時価制価格を採用。

お気に入りの香りも常にフレッシュでまたとない香りに出会えるというのは、

フレグランス好きにはたまりません♪


もはや“芸術品”とも言えるベデル氏が生み出す香りは、

南米の歴史や自然遺産からインスピレーションを受けており、

大きく分けて8つのコレクションに分類されます。

例えばそれは、よくあるフレグランスブランドではあまり見られないような、

多方面で才能のあるベデル氏だからこその感覚的なカテゴライズで、

私個人的には文学的でとてもロマンチックに感じます。


コレクションのなかでも

今の季節に私の肌にスッと溶け込むほどなじんでくれるのが、

Linneoコレクション(植物の清らかさを讃えたコレクション)の香りたち。


とりわけこのXocoatl(ショコアトゥル)の香りは、

寒くなっていくこの季節にぴったりの香り。

Image title


ホットチョコレートを彷彿させる気分ほぐれる甘さに、

ラム酒とバニラがエッセンスとなり

大人のスイーツといった感じ。


てっきりグルマン系の香りだと感じていたのですが、

カテゴリーとしてはフローラル系なのだそうです。

かすかに香る蘭の花もなんとも優しく

自然体ないい女を演出してくれそうですよ♪

(ちゃっかり、Xocoatlのパフュームオイルを購入しました笑)


ブランド日本上陸1周年を迎えたこの秋、

新たに5つの香りが新登場となりました。


・Amalia Gourmand

・Caoba

・La Joven Noche

・Mbucuruya

・Yaken


どの香りも一言ではお伝えできないのが悔しいほど、

香りの裏にはベデル氏の思い描いたストーリーが込められています。

気になる方は是非グランドハイアット トーキョー のブティックで、

スタッフの方の解説と共に香りを堪能してみてくださいね♪


ちなみに、

私が購入したXocoatlのパフュームオイルも新作。

Image title


FUEGUIA 1833のパフュームオイルは、

オーガニック ホホバ油を贅沢に使用しており、

単に香りを楽しむだけでなく

スキンケアとしての質も高いという優れものです。

しかも、

ホホバ油はファーストプレス(一番搾り)のみを使用しているこだわりよう。

フレグランスとしてだけでなく、

乾燥が気になる部分の保湿ケアやネイルオイルとしても使えるので、

いくつもケアアイテムを持ち歩かなくて良いのが嬉しいですよね♪

Image title


肌なじみの良いパフュームオイルはアルコールフリーなので、

パルファンやトワレのように外側に香りが広がらず、

自分自身と親密な距離にいる人とだけの間で共有できるという特別感も魅力の1つ。


とはいえ、

実はパルファンと同じく香りの濃度は16%も配合しており、

非常に贅沢な仕様となっています。


一般的にみても、

質の高いフレグランスの香りの濃度は

高くて15%なのだそうです。

FUEGUIA 1833の製品がいかに贅沢なつくりかがわかりますよね!


さて、

最後のご紹介となりますが、

実はFUEGUIA 1833からもこの秋冬のギフトにもぴったりの

コフレが数量限定で登場します。


厳選された天然香料のみで作られた

AGUA DE PERFUME(アグア デ ペルフーメ/オードトワレ)

15mlミニボトルで3種の香りをセットにしたコフレは、

FUEGUIA 1833ビギナーにも試しやすいとてもお得でスペシャルなセットです。

Image title


ミニボトルには手描きの温もりあるラベルが施されています。


3つのコレクションから選ぶことができ、

この度新発売となつた日本新入荷の香りも楽しめます。


・LITERATURA COLLECTION

   「ボルヘスの本棚」

詩人ボルヘスの作品に潜むような、香りの謎を解き明かすコレクション。

美しい言葉が持つ魅力を大切にする、本をこよなく愛する方へ。


・LINNEO COLLECTION

   「植物から採れた甘い媚薬」

詩人から博物学者に転身したカール・フォン・リンネに捧げるコレクション。

南米植物の力強くそして時に甘くセンシュアルな表情は、大人の好奇心の扉を開ける鍵。


・FABULA FAUNA COLLECTION

  「大自然に生きる美しい動物たち」

動物たちの在り方から人間の秘められた心を紐解くコレクション。

直感や本能を呼び覚まし、自由を謳歌するあなたを解き放つ。

人を魅了する野生のような生命力に溢れて。


(コレクション解説はブランド資料より引用)


さて、

皆さんの心に響くコレクションはどれでしたか?

私もピンと来たコレクションが1つあります。

発売開始が楽しみです♪



コフレは2016年11月1日(火)から発売開始です。

気になる方は是非、

グランドハイアット トーキョーの

東京本店ブティックへ遊びに行って見てくださいね。

Image title


YuMi


YuMi

YuMiOG

混合肌

    最終更新日:

    MAQUIA書影

    MAQUIA2024年4月22日発売号

    集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。6月号の特集や付録情報をチェックして、早速雑誌を購入しよう!

    ネット書店での購入

    share